マンションなど集合住宅で犬を飼う人は大勢いますが、実際はどのように過ごしているのでしょうか。
今回は、一人暮らしや共働き世帯で、マンション住まいの方が飼いやすい犬や暮らし方について説明します。
1. 留守にしがちな一人暮らし、共働き家庭に適した室内犬とは
現在、一人暮らしや共働きをしながら犬を飼うとこと検討している方にとって、室内飼いに適した犬種はどのような犬か知りたい方もいると思います。まずはその特徴から。
そのあとに、マンションで犬を飼う時に必要となる1.しつけ、2. 室内飼いのレイアウト、3. 近隣に迷惑を掛けない過ごし方やマナーなど、マンションの犬の飼い方を順を追って説明します。
1-1. マンションで飼いやすい犬種の特徴
マンションなどの集合住宅では、ペットの飼育が規約で決められていることが多いので、まずはペット飼育可であることを確認したうえで、さらに室内犬として飼うことができる条件を確認しましょう。
ペット飼育可の物件であれば、小型犬はまず大丈夫。場合によっては中型犬や大型犬でも飼育可能なマンションもあります。
小型犬は、狭いスペースでも暮らしやすく、比較的鳴き声が小さいため、マンションで飼いやすい犬種です。さらに、日常的に忙しい一人暮らしでも飼いやすい犬は小型犬。小型犬は運動量が少なくて済む点もおすすめの理由。
それ以外にも、ちゃんと留守番ができる犬種なら安心ですよね。
1-2. マンションで飼いやすい犬の性格とは
共働きや一人暮らしで飼いやすい犬をあげるなら、穏やかな性格の犬が向いています。飼い主に対して従順でしつけが比較的容易なことが理由です。
ただし「比較的容易」ということであり、しつけが簡単ということではありませんので、間違えないでくださいね。笑。平日働いているような飼い主さんや初めての飼い主におすすめです。
平日の日中に犬が留守番する家庭の重視すべきもう一つのポイントは、犬がひとりで過ごしても辛抱できる、ある意味、独立心が強い犬も適しています。
室内での犬の飼い方にもよりますが、しつけをしっかりしないと、飼い主さんが出かける毎に吠えやすくなるケースもあります。
さびしさで留守番中鳴き続ける犬は集合住宅でトラブルの原因です。
1-3. マンションで飼いやすい犬とは
マンションの限られた室内でも飼いやすい犬とその特徴について説明します。
・トイプードル
トイプードルは、マンション室内などの限られた生活空間で動けるエリアが限られていても運動量が少なくて済み、犬も比較的ストレスを感じないといわれます。
また長毛の割には抜け毛が少なく、室内犬向きで、知性が高く、しつけがしやすいこともおすすめの理由。飼い主に対する忠誠心が強いので独り暮らしの飼い主にとっては、心強い存在です。
抜け毛が少ないといわれますが、毛が絡みやすいトイプードルはブラッシングが不可欠な犬種です。。
・ヨークシャーテリア
ヨークシャーテリアは用心深く我慢強い性格なので、比較的長時間留守番できる犬種です。聡明でしつけがしやすく他の犬と比較して初心者が飼いやすい犬種です。
小型犬ということもあり、運動量が少なくて済みますので毎日忙しい一人暮らしの飼い主さん向きです。
・チワワ
超小型犬種の仲間であるチワワは、散歩時間も気にする多忙な飼い主さんでも狭い室内で十分な運動量が確保できる犬です。
独立心が強いので留守番が苦にならないといわれ、昼間面倒を見ることができない共働き家庭で犬を飼う場合にもおすすめです。
とはいえ、警戒心が強いのもチワワの特徴。慣れない音に警戒しやすいので、防音効果のあるマンションで安心して暮らせるようにしてあげましょう。
・ミニチュアダックスフント
ミニチュアダックスは、しつけや訓練が比較的容易で、家庭犬として飼いやすい犬種です。小柄で友好的な性格のミニチュアダックスは、しつけがしやすく初心者向きです。
飼い主との絆が深く、家族に対しても忠誠心が強いので特に一人暮らしでも飼いやすい犬として人気です。
・フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグも飼い主との絆が深い犬種で、一人暮らしやご夫婦二人の方など小さな家族に癒しを与えてくれる心強い犬種です。
一日の大半を寝て過ごすことができる犬のため、マンションで留守番させても、静かに過ごす犬種です。家を空ける時間が多い共働きや一人暮らしでも飼いやすい犬です。
・シーズー
シーズは、見ての通り?頑固ですが人懐っこい性格。自分一人でも勝手に遊ぶので、留守番が上手です。日中留守にして犬を飼う共働きの場合も飼いやすい犬種と言われます。
・柴犬
自分だけの時間を好む傾向があるので、むしろ留守番向いている犬種です。昔から家の番犬として飼っていた歴史も関係しているかもしれません。頑固な部分もありますが、飼い主に忠実で、吠えないしつけをしっかりすれば、マンションでも飼いやすい犬の仲間です。
こう見ていくと、ほとんどが小型犬ですね。一人暮らしや共働きなどで毎日が忙しい家庭では、散歩の時間が短くて済む小型犬が向いています。
大型犬飼育可ならレトリバーも
とはいえ、マンションにお住まいでも、性格が温和なレトリバーを飼う方もいるようです。もちろんゴールデンレトリバーやラブラドールは大型犬ですので、規約が大型犬飼育可であることが大前提ですが、飼い主さん側でも大型犬を室内飼いする際の心構えが必要です。
レトリバーは活発な犬種なので、犬を留守番させるご家庭ではお仕事前や帰宅後に1時間ぐらいお散歩時間も確保しなければなりません。
人気のボーダーコリー室内飼いのポイントとは
ボーダーコリーもまた室内で飼うケースが増えています。賢く運動量が豊富なボーダーコリーは、室内で飼う際にいくつかのポイントがあります。
アジリティー犬としても有名なボーダーコリーは、エネルギッシュ。室内で普段の生活では十分な運動ができませんので、より長時間の散歩が欠かせません。欲求不満が原因で生じる問題行動を防ぐためにも知的好奇心を満たすアクティビティーが必要であり散歩の役割も重要です。
室内での過ごし方についても、飛んだり跳ねたりが大好きなボーダーコリーですので、防音、特に震動対策は抜かりなく実施してくださいね。(後述します)
犬は成長が早いため、子犬の時から震動対策をしておくと安心です。
毎日の散歩を欠かさず実施していれば、室内では、頭を使ったゲームで十分ですが、ある程度動き回れるフリースペースも確保してストレスを軽減させることも忘れずに。ボーダーコリーの室内飼いケージも大型のゆったりサイズで。
大型犬だけではなく小型犬も室内飼いデメリットと言われるのが、運動不足に陥りやすい点です。日課の散歩は、運動不足解消だけではなくストレス解消にもプラス。さらに、社会化訓練にも不可欠な要素です。
全ての犬種に言えますが、散歩から戻ってぐっすり休むぐらいがちょうどいい運動量です。
とりわけゴールデンレトリバーなど大型犬の室内飼いでは、外の運動だけではなく、在宅中もおもちゃやなどで一緒に遊ぶなど、絶えず知的好奇心を刺激する生活を取り入れるようにしましょう。
留守番が上手、かつ、室内飼いに適した犬種でも性格は様々。個体差もあります。適切な飼育環境や運動量、社会化などの基本的なケアは不可欠です。
2. 共働き家庭や一人暮らし世帯が室内で犬を飼う時のしつけ
犬を室内飼いする場合に最も大切なのはしつけです。しつけは犬が人間社会で一緒に生きてゆくには欠かせません。
役立つしつけはいろいろありますが、この記事では、共働きなど長時間家を留守にする方へ犬の飼い方ととしてより重要になるトイレ、無駄吠え、噛み癖のしつけに絞ってお伝えします。
いざという時のハウスのしつけ「クレートトレーニング」は別の記事で取り上げていますので、そちらもどうぞ。
2-1. トイレのしつけ
犬にトイレをしつけることは部屋を衛生的に保つためにも重要です。最初は犬が排泄するタイミングを見極め、定期的にトイレに誘導することが必要です。
成功した場合には褒めてあげることで、犬がトイレの場所を覚えます。狭いスペースでもきちんとトイレを覚えられるように最初は広い範囲にトイレシートを敷いたりすることも必要です。また、定期的に清掃することも大切です。
マンションのベランダに犬用トイレを置くことは禁止されていることが多いので、トイレを覚えるまではケージ内に設置、覚えた後もリビングルームのケージ近くに設置するのが一般的です。
2-2. 無駄吠えを無くすしつけ
犬が吠えるというのは犬なりのコミュニケーション。とはいえ、留守中に吠えたり、夜間に無駄吠えしたりすると近隣トラブルの原因になりますよね。飼い主さんも心配です。
昼間留守にする飼い主さんは、犬がストレスを溜めこまないようにお出かけ前と帰宅後の散歩は欠かさないようにしましょう。
留守中に吠えないように無駄吠えを無くすしつけを徹底することを忘れないでくださいね。
特にマンションなど、集合住宅に住まいの飼い主さんは上下両隣りのご家族との付き合いもあります。犬が吠える原因を探り、直ぐに対処法を見つけることが必要です。
2-3. 噛みぐせを無くすしつけ
犬は歯が生え変わる時期などに噛み癖があります。噛み癖を治すためには、噛まれたときに怒らずに噛んだことが悪いことを犬に伝えることが必要です。
例えば遊んでいる最中に手を噛まれたら直ぐ遊びを中止してその場を離れる、スリッパなど犬が噛んではいけないものをいるのを見かけたときにはすぐに取り上げて犬用のおもちゃを出すなど噛み癖を治すしつけをしましょう。
その他、「伏せ」や「待て」などのコマンドも覚えさせることは、日常生活でのコミュニケーションをスムーズにさせます。さらに、コマンドは危険な行動を回避したり興奮しているときに落ち着かせたりする方法なので、お出かけの際にも役立つことが多いツールです。
3. 犬を室内で飼う時のレイアウト
犬を室内で飼う場合のレイアウトは超重要です。
犬が快適に過ごせる部屋への模様替えは、犬が安全に過ごせるようにする役目もありますが、大切なインテリアを保護することにもつながります。
例えば、犬が家具や荷物にぶつかったり、倒してけがをしたりすることを防ぐためには、レイアウトが大切ですし、特に衝突したときの衝撃も大きい大型犬の場合、けがの予防にも必要です。
3-1. ドッグゲートやフェンスで危険回避
ドッグゲートやフェンスは、犬が入ってもいい部屋とダメな部屋を隔離することができます。
フェンスやゲートは犬を危険な場所から遠ざけるだでなく、同時に家具や荷物を噛んだり壊したりすることを防ぐ役割を果たします。
ですので、ドッグゲートやフェンスを単なるしきりと軽視せず、設置するときは、犬が通り抜けることのできない高さと幅で選ばなければなりません。
運動能力が高ければ、犬が飛び越えない高さで、くぐり抜けたりしない隙間など、犬のサイズやジャンプ力も合わせて検討しましょう。
犬が飛び跳ねてぶつかっても倒れないような安定性も重要なポイントです。
フェンスが倒れた時の音や振動も近隣トラブルの原因になりますので倒れにくい構造のフェンスをおすすめします。
一方で、犬がゲートやフェンスで隔離されると、その分自由に動くことができるスペースは限られます。健康を損なわないように十分な運動を確保することが大切です。次に説明するサークルも行動できるエリアを制限する方法です。
3-2. 犬の占有スペースが確保できるレイアウト
犬用のスペースを作れば、犬が自分だけのテリトリー意識をもち休ことができます。特に、一人暮らしや共働きなど犬がひとりで留守番しなければならない場合に、サークルやケージで専用スペースを確保し、その中にベッドやクレート、トイレや給餌・給水ボウル、おもちゃを置けば、サークル内で生活が完結します。
サークルで移動制限するといたずらや危険な行為からも愛犬を守ることができますので安心して留守番させることができますね。
専用のケージやサークルを置く場所は、飼い主さんが帰宅して過ごすリビングで替え通しがよく、日中明るくなる場所がおすすめです。
3-3. 運動スペースが確保できるレイアウト
室内飼い時のレイアウトを考えるときは、犬が遊びやすい空間や通路を確保しましょう。
犬が留守番している間は、サークルやケージ、クレートに入れておくことが基本です。一方で、飼い主さんが在宅中は、ケージやサークルの外に出して一緒に遊ぶことが飼い主さんとの絆を深め、犬との触れ合い信頼関係を築くためにも必要です。
犬の室内飼いするときには、家具や荷物を噛んだり、倒したりしてけがをしたり、汚したりしないようにプレイエリアを確保するレイアウトづくりが大切です。
もし、マンション住まいで十分なスペースが確保できない場合は、折りたたみ式のサークルを準備し、帰宅して就寝までの間は、サークルをたたんで遊ぶ場所を作るなど、フレキシブルなレイアウトで。在宅中は、掲示やサークルを取り外して一緒に過ごすことをおすすめします。
3.4. ペットに適したインテリア選び
子犬を迎える場合は、噛み癖の時期を乗り越えなければなりません。無垢材の家具は自然の温かみを感じる素材ですが、噛んだ時に傷つきやすく、汚れたりよだれの臭いが残ったりする可能性があります。
犬を室内飼いするときの家具素材は傷がつきにくい合板材などの家具をおすすめします。
家具のスタイルも角が面取りされているものを。ソファの素材もカバーが布地の場合犬の爪で引っ掻かれたり、汚れたりする可能性がありますので、合皮やレザー製品など、丈夫で手入れがしやすい素材をおすすめします。
犬が家具に飛び乗るような運動好きな犬種を室内飼いする場合には、家具の高さにも注意が必要です。高いソファやベッドに飛び乗り怪我をしないように犬の体格に合わせた高さの家具を選ぶことが大切です。
3-4. 安全に配慮した環境づくり
犬の室内飼いレイアウトで最も重視しなければならないのは安全性です。
危険なものがあれば、片づけること。見て危ないとわかるような鋭利なものはすぐに気づきますよね。
・食べ物や植物に注意
忘れがちなのがお菓子類や植物などです。チョコレートやキシリトールは有名ですが、カフェインも危険。原料になっているコーラなどは要注意です。拾い食いの防止にもなりますので、人が食べるお菓子類は全て鍵付きの引き出し、キャビネットへ。
観葉植物の中にも危険なものがありますので要注意です。冬の代表的な「ポインセチア」や「シクラメン」はペットに害を与える植物として有名ですが、それ以外にもアイビーなどは人気の観葉植物。もし、犬を飼い始めるようになったら、犬が触れないように天井から吊るしたり、フェンスやドアでアクセスできない場所に移したりするなど対策してくださいね。
・電源コード類に注意
電源コードも犬が噛んで感電したり漏電したりするリスクがあります。
コードは可能な限りカバーで覆いつつ、露出が多いときには、カーペットやラグの下を通すなど防御してくださいね。笑。一人暮らしや共働きで犬が留守番する生活では、専用のサークル、ケージに入れて外出するのが基本です。
犬の飼い方でも室内飼いの場合は、安全に配慮した環境が重要視されます。犬にとって余計なものを収納するうえで従来以上に片づける場所が必要になります。引き出しや押し入れ、クローゼットを整理整頓したり、犬が届かない位置に整理棚を作ったりして事前に収納力をアップさせましょう。
危険な物を隠し、室内のコードや電源プラグを隠す、窓やドアを確認する、家具の配置を考える、犬用の安全グッズを準備するなど飼い方を工夫をすることで、犬の安全を確保することができます。
3-5. 犬に優しい環境を作る
犬に優しい環境を作ることで、犬がストレスを感じることなく、快適に過ごすことができます。通気性や温度に気を付けましょう。家を長時間留守にする家族は、真夏や真冬であれば犬に合わせた温度や湿度を調整するなどの気遣いも必要です。ケージやサークルに入れたまま外出するときは、通気性にも注意。過ごしやすい環境であると同時に、安全に過ごすことができるレイアウトが大切です。
犬を室内飼いするレイアウトとして、犬のエサや水を置く場所、トイレの場所、ベッド、クレート(寝床の場所)なども考慮する必要があります。犬が快適に過ごせるように、十分なスペースを確保し、適切なレイアウトを行うことが重要です。
4. 室内犬との過ごし方とマナー
室内犬を迎えると、生活環境も今とは違ってきます。マンションなどの集合住宅特有の事前の心構えや注意点について解説します。
4-1. 震動、騒音に注意
室内犬の飼い方を勉強しても住み始めるとつい忘れがちなのが近隣への迷惑。
室内飼いでは犬が部屋を走ると想像以上の震動になります。隣の部屋や廊下まで響くような大きな鳴き声は飼い主さんも気になりますので注意しますが、ソファやベッドから飛び降りたときや部屋を走り回ったときに生じる犬の騒音・震動対策は必須です。
体重が重い中型犬、大型犬は、子供がソファから飛び降りるときと同程度の震動があることを肝に銘じてくださいね。
4-2. 臭いに注意
臭いにも気を遣いましょう。
玄関を開けたときに臭いが漏れないように絶えず換気に気を遣う、トイレはいつもきれいにキープするなどペットの臭いには要注意です。
意外と忘れやすいのは動物臭。犬を飼い慣れてくると、飼い主さんも知らないうちに臭いがこもります。犬を室内飼うするときも散歩は欠かせません。
外から戻れば、花粉や埃が毛に付着しますし、運動すれば、汗や脂で犬の毛は汚れますので、掃除や換気は従来以上に必要になります。
賃貸マンションでもペット可の物件がありますが、退去するときに臭いが残っていると原状復帰が難しくなります。
マンション所有物件もペット臭は売買時に購入者が限定されたり査定額に影響を及ぼしたりします。より小まめな掃除や換気を心がけましょう。
4-3. ルール順守
基本的なことですが、マンションで犬を飼うにはペットの飼育に関するルールを遵守しなければなりません。マンションの賃貸契約書や管理組合で細かなルールが定められています。一例ですが、
- マンションで飼う犬の種類、サイズが規約にあるか事前に確認する
- 管理者にペット飼育を届け出る
- 共用部に出る際はリードを付ける
- エレベーターを使わない(ペット同乗ボタンがあるときは押して乗車)
- 犬の鳴き声や臭いに関する注意事項は守る
- バルコニーやベランダ、前庭で飼育しない
などがあります。ペット飼育可の物件であっても、ペットを飼ってない住人の方への配慮は欠かせませんし、同じマンションに住む方が全員好意的であるとは限りません。
4-4. 適切なトレーニングやマナー
吠えたり、暴れたりしないように、室内飼いにもトレーニングやしつけが必要です。
共用部に出る際には、リードをつけて飼い主がしっかりとコントロールすることや、ご近所の犬や住人とすれ違う時に犬が攻撃的にならないよう子犬の時から社会化をしつけましょう。
万が一、トラブルが起きた場合には、早めに隣人や管理会社と話し合い解決するようにしましょう。
4-5. 必要な用具を揃える
ケージやサークル無しで室内飼いしている飼い主もいますが、狭い場所でメリハリを付けたり、特に長時間留守にする共働きの飼い主さんなら危険な目に合わせないためにもケージやサークルを準備しましょう。
お出かけ時のクレートは、通院にも便利ですし、ハウスとして普段から利用すれば、災害時でも落ち着いて過ごすシェルターになります。
トイレは言うまでもありませんが、抜け毛処理のクリーナーやブラシなども部屋を衛生的に保つアイテムです。
5. まとめ
マンションで犬を室内飼いする場合は、ペット飼育ルールを守り、騒音や臭いに注意したうえで、集団生活をするうえで必要なトレーニングやしつけを行ってくださいね。
犬を室内飼いするときのレイアウトは、安全面を重視して。
長時間留守にしがちな一人暮らしや共働き家庭では、在宅中の散歩時間を確保して犬がストレスを抱えないように。
この記事では経験して学んだこともたくさん書きましたので、犬を飼い始める前に参考にしていただけると嬉しいです。