猫が折角購入したベッドを使わないのには理由があります。まずは、原因を探ってみましょう。
猫ベッドも猫によって好き嫌いがあることをご存じですか?
猫にもいろんな性格の猫がいるため、猫ベッドの硬さや形などが猫に合わないと、ベッドを使うまでかなりの時間を要します。まして、猫とベッドのサイズが合わなければ、居心地もよくありませんので、猫ベッドを使わない理由のひとつにもなります。さらに、猫ベッドのロケーション・設置場所も大切なポイントです。
設置場所については、買ってしまった猫ベッドを使わせる手段としても使えますので是非最後まで読んで参考にしてくださいね。
まずは、猫ベッドと性格の関係から。
1. 猫の性格に合わせて選ぶ猫ベッド
猫ベッドを購入するときには猫の性格も考えたほうが良いことはご存じでしたか。
2匹以上猫を飼った経験のある飼い主さんなら知っての通り、猫の性格はまちまちです。
猫ベッドを選ぶ際は、飼い主さんの嗜好だけではなくベッドの特徴をふまえ猫の性格を考慮して購入することで失敗するリスクを減らすことができます。
1-1. 育った環境で性格が左右される?
兄弟がたくさんいる家庭と一人っ子の家庭で子供の性格が変わるといわれるように、猫もまた育った環境によっても性格が左右されることがあります。
ブリーダーから迎えるときや保護施設から連れてくるケースでは、家族になる前にお試し期間が設けられることもあります。その時に猫ちゃんの性格も把握できます。
・ご近所さんや知り合いから譲られた猫ちゃん
知り合いから子猫の時に譲り受けた一人暮らしの家で飼われる猫は、多くの人と接する機会が少ないため、社交的になれない猫もいます。
知人が訪ねてきてもいる間は隠れてしまう人見知り猫です。
一方、賑やかな家庭で育つ猫は、遊んで欲しい活発な猫になる傾向があります。
・ペットショップから迎えた猫ちゃん
反対にペットショップから迎えた子猫は過保護で育つので、最初は警戒してもすぐに懐く場合も多いともいわれます。もちろん猫の性格にもよりますが、多くの人と接しかわいがられていた猫は抱っこされてもおとなしい子が多いといわれます。
・保護施設から迎えた猫ちゃん
また、野良ちゃんを預かる保護猫施設から子猫を迎えたときなどは、野良猫の名残りで警戒心が溶けない猫もたくさんいます。飼い主さんの感情とは別に一緒に住み始めたばかりの時は触られたり、抱っこ嫌いの性格だったりします。
このように育った環境によって居心地が良いと感じる条件も異なるため、猫の気持ちに寄り添ってベッドの種類を検討する必要が出てきます。
1-2. 性格に合わせて選ぶ猫ベッドとは
それでは、猫の性格とベッドの種類を猫の気持ちになって考えてみましょう。
椅子やソファーの背もたれで休むのをよく目にする猫は狭い空間で安心して過ごしたいタイプ。
密着性のある囲い枠付きのベッドを選ぶのがよいでしょう。
窓で外を眺めてそのまま休んでいる猫はゆったり過ごしたいタイプ。
視界を遮らない見晴らしのいいハンモックやフラットなクッションを選ぶのがおすすめです。
ソファーやテーブル下がお気に入りの猫は警戒心が強いタイプです。
そんな猫にはオープンタイプよりフードのついたドーム型が安心感を与えます。
ベッドの種類をまったく気にしない猫もいれば、選り好みする猫も。せっかく買ったベッドを使ってくれないほど悲しいものはありませんよね。
まずは猫を観察してみましょう。
2. 猫ベッドのサイズは種類別で考える
2-1. ピッタリサイズが要求される猫ベッド
私たちが洋服を選ぶときにはサイズを気にしますよね。
猫ベッドのサイズ感は犬用を選ぶ以上に重要です。特に、ベッドのスタイルによってベストサイズが異なります。ハンモックは、広め、ドーム型はジャストサイズといった具合です。
なぜ強調するかというと、猫ベッドは小さくても良い、小さい方が良いと考える飼い主さんもいるからなのです。
例えば、ドーム型ベッドは、猫の隠れ家になるベッドですが、ドームに入った後にベッドの中で向きを変える性格があります。猫にとってのベストスポットを探すためですが、ベッドが小さすぎると方向転換ができなくなってしまいます。
一度使いにくいと思った猫ベッドは使わないので、買ったベッドが無駄にならないようにサイズ選も気を付けてくださいね。
成長の過程でベッドが狭くなる場合はそのまま使い続ける傾向があります。
とはいえ、与えた時点で小さいベッドは、慣れる前に使わなくなってしまうことがあります。
2-2. 猫ベットの種類と丁度良いサイズ感の目安
猫ベッドはざっくり3種類。
猫のからだ全体にフィットするハンモックベッド、落ち着いて休みたい猫のドーム型ベッド、ちょっとだけゴロンしたい猫用クッションベッド。
それぞれの猫ベッドの種類と各タイプのおすすめサイズについては、別の記事で図解入りで解説しています。
猫ハンモックタイプの選び方については編集部でまとめたページもありますので、そちらも是非参考にしてくださいね。
3. 猫ベッド設置場所の見直し
性格を踏まえサイズも合わせて準備した猫がベッド、それでも入らないのは、根本的な原因が何かを考える必要があります。そこで考えられるのが猫ベッドの設置場所です。
3-1. 落ち着ける場所か
猫も寝るときは落ち着いた静かなところを好みます。
猫が、クローゼットや押し入れの奥を好むのも同じ理由です。特に押入れは、猫が布団に埋もれて暖かく過ごせる場所ですよね。
猫ベッドの設置場所が頻繁に近づくような歩きみちになってないか確認してみましょう。
ケージの中のように人が入ってこれない場所、滅多に近づかないような部屋の端、使ってない家具やソファーの近くなどを検討してみてはいかがでしょうか。
3-2. 設置場所が寒すぎないか
猫は、暖かい場所で寝ることを好む傾向があります。
設置した場所は、太陽が差し込み猫ベッド全体が温まる場所になっているかを確認しましょう。
特に当てはまりやすいのが、猫がドーム型ベッドに入らないケース。
ドーム型は、一見暖かそうですが、中はひんやり。外側のカバーが温まり内側全体が温まらないと、中に入りません。
冬の間、部屋全体を温めますよね。かといって部屋が温まれば入るかと思えば、猫はドーム型ベッドに入らないですよね。入らなくても暖かいので入る理由がありません。
冬用にせっかく買ったドーム型猫ベッドを使わせるためには、まず日向に置いてドーム全体を温める、もしくは中にヒーターを入れて中を温めること。
周りよりドーム型ベッドの内部が温かくなって初めてベッドを使う動機づけになります。猫がキャットハウスに入らないのも同じ理由です。
見た目が温かいのではなく、実際に温まりやすい素材が使われていることも重要なポイントです。
3-3. 正しいお手入れ方法でメンテナンスする
猫は洗い立てのタオルが好きなように、起毛したふかふかの素材を好む傾向があります。
居心地のよいベッドを猫専用に準備することは、猫がお気に入りにしやすく、いわば抜け毛が一か所に集中させお部屋を清潔に保ちます。
ですが、裏を返せば、汚れやすいことを意味します。苦笑。とはいえ、嗅覚が鋭い猫ですので、あまり臭いがあり過ぎると近よりませんので、洗濯など、猫ベッドのお手入れにも気遣ってくださいね。
4. おしゃれな猫ベッド
ここからは、本文で紹介することができなかった私たち人目線でも使いたくなるデザインと実用性を備えた猫ちゃん大満足のベッドをご紹介します。購入の際の参考にしてみてください。
①猫ベッド 猫用 ハンモック キャットラウンジ ゆったりサイズ
- 商品名:猫用 ハンモック キャットラウンジ ゆったりサイズ
PET SELECTのハンモックは耐久性も抜群、大判サイズで耐荷重性も9kg。
手入れもしやすく、軽い。
さらに工具なしで組み立てられるなど、高評価の要素がたっぷりです。
ハンモック猫ベッドは大きめのサイズを選んで、窓際の静かな場所に設置してあげましょう。
②猫ベッド リンゴ型のかわいい猫ハウス ラタンポムハウス
- 商品名:リンゴ型のかわいい猫ハウス ラタンポムハウス
ラタン製ですが、こちらの猫ベッドはかわいいりんご型。編み目が細かいので、冬もあったかです。冬温まりやすく夏通気性があるので、猫ベッドを夏冬用として検討している飼い主様におすすめです。
お部屋に置くだけでほっこりする猫ベッドは、かわいいですね。
③猫ベッド ペット ハウス ベッド クッション 猫
- 商品名:ペット ハウス ベッド クッション 猫
超ふかふかの猫ベッドです。
外側はフリース生地、中身はPP綿が充填。
PP綿は空気をたくさん含むため温かく、反発力があるため、へたりにくいのが特徴です。中敷きが取り外せてお手入れできるのもうれしいですね。
フリース素材も猫自身の体温でベッド自体が温まりやすいく、猫にとって慣れやすいベッドです。
④猫ベッド 猫 クッション ペットベッド Mサイズ カバーセット
- 商品名:猫 クッション ペットベッド Mサイズ カバーセット
猫が使うYogiboのようなビーズクッションです。ちょうどストレスグリップのような触り心地です。
中身がビーズなので、体重が全体に分散してどういう体制で寝てもからだにフィット。お洗濯可能なカバー付き清潔に保つことができます。
クッションがへたってきてもビーズ量を補充してもっちり感をよみがえらせることができるる点もおすすめポイント。
4. まとめ
みなさんは猫用のベッドを購入するときに何を基準にしますか?
飼い主さんにとって猫ベッドは高品質、おしゃれなデザインが優先されても、使い勝手がわるければ猫ちゃんは不満です。
家に猫ちゃんを迎えてしばらくするとケージ以外に休む場合もわかってきます。お気に入りの場所がわかってきたら、そこへ猫ベッドをおいてあげましょう。