飼育環境や生活スタイルに合った猫砂を選択する際には、各猫砂の特徴や素材別メリット・デメリットを合わせて把握しておくと便利です。
そもそもトイレや砂は一生かかわる必需品。より慎重に選ぶべきモノです。
この記事では、様々なタイプの猫砂について説明しています。
これから猫を迎える飼い主さん、今の猫砂の変更を検討している飼い主さんが、この記事を読んで次の猫砂購入に役に立ててもらえることを願っています。
1. 猫目線で選ぶ猫トイレ
1-1. 猫砂の大きさ
ウィキペディアでも言われているとおり家ねこの祖先は砂漠で生活していたリビアヤマネコ。13万年前ぐらい前に人と一緒に住み始めたといわれます。猫にとって、猫砂はより自然に近い細かな砂を好む遺伝的な要素があるのかもしれませんす。
とはいえ、家の中に砂場を設けられる環境にいる人はそう多くないですよね。砂を持ち込むことが困難でも砂に近いサイズの猫砂もあります。
細かい砂のトイレは猫にとってはありがたいものですが、飼い主さんにとっては、砂が肉球についたり間に挟まったりすると、トイレから出て家中に散らかってしまいます。猫砂を選ぶときには、細かければ挟まりにくいサラサラ状のモノ、または挟まらない小ささの猫砂が選択肢です。
1-2. 猫砂の香り
自然の中で過ごした環境を考えると、猫は人工的な香りを好まないと言えます。
猫は香りにとっても敏感です。猫好きが講じて猫を飼い始めた飼い主さんが経験するのが野良猫を触って帰宅した時。猫によっては、いつもの飼い主さんのニオイと異なる野生のニオイを嗅いだ猫は自分のテリトリーにほかの猫が入ってきたように触られることを嫌がったりします。
そう考えると、猫砂については、無香料の砂が選択肢。土や葉っぱの香りなど自然界に存在する香りなら受け入れられても香りが最初からついた猫砂は避けるべきでしょう。
飼い主さんにとって香りが猫のおしっこ臭を打ち消してくれると考えがちですが、自分の縄張りを主張するためのトイレであることも考慮すると香り付きは歓迎されません。むしろトイレ後のニオイをすばやく抑える消臭機能を持った猫砂をお勧めします。猫砂も工夫次第でニオイを抑制することができます。
1-3. 猫砂の色
色についてはどうでしょうか。色についても同様に野生の習性が残ると考えると、アースカラーが好みと言えます。砂や土の色を想像すると赤や緑より、うす茶色やベージュあるいはこげ茶色のカラーが選択肢です。
2. 飼い主目線で選ぶ猫トイレ
サイズ、香り、色についてどのようなタイプが好ましいかを猫目線で見てきました。では、飼い主さん目線で考えた場合に好ましい猫砂はどのようなものでしょうか。
2-1. 消臭力のある猫砂
猫はフェリニンという揮発性のニオイ原因物質をおしっこに含んでいます。
猫は嗅覚でコミュニケーションする動物です。おしっこは、しばらくニオイを残して同類の猫たちに縄張りを主張するためのマーキング行動。猫のおしっこはくさいのが当たり前なのですが、我々にとっては悪臭です。また、単独で飼っていても生理学的に猫のニオイ成分がなくなるわけではありません。
猫は、犬の数倍の強烈なニオイを残すため、猫砂は消臭力のある機能性猫砂を選びたいところです。
2-2. 後始末が簡単な猫砂
猫がトイレに入ったらなるべく直ぐにきれいにすることが必須です。猫はきれい好きであるため、汚れたトイレを使いたがりません。1日最低2、3回はトイレのチェックをして汚れていれば直ぐにきれいにしてあげることが基本です。トイレの始末を楽にすることができるのは優先される要素です。
2-3. 埃になりにくい猫砂
猫が砂をかけると砂の成分によってもろ過ぎて砕けてしまい、宙に舞って埃っぽくなる砂もあります。
固まるタイプに多く見かけますが、余りにももろ過ぎると、猫トイレの周り、カーペットだけではなくタンスやソファーなどの家具まで埃っぽくなります。
野生生活時代の気配を消す行動が猫のトイレ後の砂掛けです。
砂の量が少なすぎると入念に砂掛けするためかえって埃になりやすいですが、適切な量を補充しても砂掛けの時間が短くならない場合は砂質が気にいらないケースかもしれません。
また、思うようにウンチが隠れないと砂掛け時間が長くなり粉塵も舞い上がりやすくなります。
猫砂を補充する際は適切な量を維持するようにし粉塵の立ちにくい猫砂を利用することで住環境をきれいに保つことができます。
猫砂にもいろいろなタイプ、原料から出来たものがありますのでそれぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
3. 猫砂の種類と各タイプ別メリット・デメリット
様々な種類のあるトイレ用猫砂ですが、素材によって様々なメリット、デメリットがあります。
各メーカーは自社製の猫砂メリットを強調しますので、比較検討できるように一覧表にまとめました。
砂の素材 | メリット | デメリット |
ベントナイト等の鉱物系 | ・しっかりと固まる ・抗菌性、脱臭性が高い |
・紙や木に比べ重い ・猫の安全性に不安視する声もある |
紙系 | ・軽量で運びやすい ・ホコリが少なめ ・トイレに流せるものもある |
・軽量で猫のトイレの外に飛びやすい |
ウッドチップ系 | ・天然の消臭、抗菌効果 ・環境に配慮した素材 ・安価 |
・木クズやホコリが出やすい ・土と形状も質感もことなるので馴染まない猫も |
おから | ・猫の口に入っても安全 ・しっかりと固まる |
・おから独特の臭い有り ・他の素材と比べ高価 |
シリカゲル | ・吸水性、脱臭性、抗菌性が高い ・交換までの期間が長く手間がかかりにくい |
・猫の安全性に不安視する声もある |
お茶 | ・猫の口に入っても安全 ・軽量で運びやすい |
・脱臭、抗菌性は他素材のほうが高い |
炭 | ・脱臭性が高い | ・粉っぽくホコリが出やすい |
一般的にはこのような特徴がありますが、それぞれの猫砂には素材に機能性をプラスし、各社が差別化しています。
猫のトイレの砂を選ぶ際には、基本的な素材の特長を抑えつつ、付加価値をチェックしていくことでご自宅の住環境に合った猫砂を選ぶことができます。
詳しい効果を知りたい時は、購入前にその商品のパッケージや公式サイトでチェックするのがおすすめです。
ここからは、主な猫砂の種類を紹介しながら各タイプのメリットとデメリットについてより詳しく説明していきます。
3-1. ベントナイト 猫砂
古くから猫砂として利用されており様々な機能性を付加しやすく目的に合った機能の製品を選ぶことができます。自然に最も近い砂がベントナイトです。
ベントナイト系 メリット
-
- 掃除がしやすい
粘土質のベントナイトは、水を含むとしっかり固まる性質があります。トイレの後直ぐに猫砂が固まり始めれば、掃除もしやすく、スコップで塊りごとごっそり取り除くことができるのはメリットです。
-
-
- ニオイが抑えられる
-
固まった排泄物はそのままスコップで取り除くので臭いも一緒に取り除かれます。始末したものを密閉すれば臭いも気になりません。
ベントナイト系 デメリット
-
- 重い
天然の粘土が原料であるため他の猫砂と比較して重量があること。掃除はしやすいですが、おしっこを吸い取った粘土質砂は掃除のときに重みを感じます。
-
- 埃っぽい
他の猫砂と比較して補充するときや猫がトイレの後砂かきした際、粉塵が舞いやすいという欠点があります。一緒に住む住環境を考えれば、空気はきれいなほうが良いものです。
粘土質の猫砂は重く猫にとっても砂かきごこちの良いもの。なるべく粉塵カット処理された砂をお勧めします。
3-2. 紙製 猫砂
紙製の猫砂は、古紙の成分を加工して作られます。古紙をさらに再生して生まれ変わらせたものが原料なので、紙償却前のリサイクル(Recycle)、廃棄物削減(Reduce)から、猫砂に再利用(Reuse)される3R促進のサステナビリティ―に優れた製品です。
紙製 猫砂 メリット
-
- すぐれた吸水力
ティッシュやキッチンペーパー、新聞紙など表面加工を全くしてない紙製品の吸水パワーは普段の生活で利用し実感していますよね。
リサイクル用に古紙として回収した紙を再加工した粒状の猫砂はとても吸水力が高い製品です。
-
- 環境にやさしい
もともとが木(パルプ)で出来た製品なので、環境にもやさしくリサイクルに貢献する製品です。
-
- 軽い
粘土系の猫砂に比較して軽いため砂の入れ替えも楽にゴミ出しも楽というのがメリット
紙製 猫砂 デメリット
-
- 消臭力に劣る
原材料本来の持つ消臭機能は化学的に消臭機能を持たせた猫砂と比較して消臭力が劣ります。最近は、消臭機能の付いた紙製の砂があるので、選択肢が増えました。
-
- 補充時、砂かき時に埃っぽくなる
特に穀物の粉からできた猫砂や廃パルプを原料にした猫砂の中には埃っぽくなる製品もありますので、粉塵処理加工を施した猫砂を選びましょう。
-
- 飛び散りやすい。
軽いということは飼い主にとって扱いやすい猫砂といえる一方、キック力のある猫の場合、簡単に砂を飛ばせる重さです。
散かりやすく、広範囲に砂が散る可能性がある紙製猫砂は、上から入る猫トイレや、屋根のあるドーム型猫トイレなど、密閉度の高いトイレでの利用をおすすめします。
3-3. ウッドチップ製 猫砂
おがくずなどをコルクのように固めた猫砂は環境に配慮した猫砂と言えます。また加工が簡単な多くのウッドチップ製猫砂は、粘着性の猫砂より安価に購入できる点もメリットかもしれません。
ウッドチップ製 猫砂 メリット
-
- 価格が安い
ウッドチップ猫砂の最大のメリットは安価であること。
ウッドチップはペレット状に固めてある砂で、水分を含むと崩れます。
システムトイレに使用すれば、水分を吸収したペレットだけが崩れ落ち、水分を吸わないペレットがすのこ上に残るので、掃除が楽です。
無駄なく使えてコスパに優れているのも利点。
-
- サステナブルに貢献
木をそのまま使用した猫砂であれば、環境汚染の心配もありません。
そのまま燃えるごみとして処理することもできます。
廃材など木を加工して使われなくなった部分から製品化されたものなので、ウッドチップを選ぶということはリサイクルという意味でも地球環境に貢献する活動です。
-
- 部屋が汚れにくい
一般的なウッドチップは、肉球に挟まるほど小粒ではないため、砂をかいたあとに肉球にウッドチップがはさまりません。
また、ウッドチップ原料の猫砂は、粘着性の猫砂より粉塵が舞い上がりにくい特徴があります。
-
- 薬剤アレルギーの心配がない
天然素材100%のウッドチップであれば、たとえ猫がかいても鼻に触れても安心です。
また薬剤アレルギーの飼い主さんでも安心してトイレの始末をすることができます。
ウッドチップ製 猫砂 デメリット
-
- 猫が好まないことが多い
猫砂はより自然なものに近い細かくてサラサラしたタイプのほうが猫にとって「かきかき」しやすく排泄物を隠すには便利。
棒状やカプセル形の様にサイズが一定だったり、細長過ぎたりサイズが大きすぎると排泄物を隠しにくくトイレ後の砂かき時間が長くなったり、自分に合わないと思えば使わなくなることさえあります。
-
- 掃除が大変になる
ウッドチップ製はふるいにかけて排泄物と粒をより分けながらトイレ始末をしますので、時間もかかります。
-
- 消臭力が落ちる
消臭機能のある化学成分を含んで開発された猫砂なら、消臭力はウッドチップよりすぐれたものが多くあります。
松、杉、ヒノキなども自然の消臭機能はありますが、短時間で消臭したいと思えばベントナイト系やシリカゲル系が優れています。
3-4. おから 猫砂
ほとんどのメーカーの生分解性猫砂は、穀物などの成分を加工して作られます。おから製猫砂の場合も豆乳や豆腐を作ったあとの搾りかすが原料。
焼却前に再利用される自然の産物。原料自体が植物性で年月を経て土に還る環境にやさしい猫砂です。
サステナビリティ―も◎です。
おから 猫砂 メリット
-
- すぐれた吸水力
おから製の猫砂は固めるときに表面に小さな穴がたくさんできます。そもそも、素材自体、水分吸収力の高い大豆なので、猫砂に適しています。
-
- 環境にやさしい
大豆で出来た(とはいえ、産業廃棄物とまで言われたこともありますが)、環境にもやさしくリサイクルに貢献する製品です。植物原料の猫砂には、大豆だけではなく、トウモロコシ原料のものもありますよ。
-
- 埃が立たない
ベントナイトも同じ固まる系の猫砂ですが、おからの固まる猫砂は埃が立たないので、部屋が清潔に保てます。
おから 猫砂 デメリット
-
- 消臭力に劣る
おからは大豆が原料なので、大豆に含まれるフラボノイド成分が消臭機能ですが、自然成分のため濃縮されていないと効果は薄いといえます。
使用するときには、消臭機能のあるペットシーツと併用することをおすすめします。
-
- 原料由来のにおいが気になるケースも
植物由来の猫砂は、総じて原料の匂いがそのまま製品に残りがちです。
飼い主さんにとっては自然界の臭いではあっても好き嫌いがあるかもしれません。
3-5. シリカゲル 猫砂
シリカゲル系 猫砂 メリット
-
- バツグンの消臭力
シリカゲルと言えば、一般的に乾燥材に使用される原料ですが、ニオイ成分を吸収して消臭する機能を合わせもっています。
シリカゲルには目に見えないミクロの穴もたくさん開いており化学的、物理的にニオイを閉じ込める働きがあるため、多くの猫砂に使用されます。
消臭を第一に検討するのであればシリカゲル製品です。
-
- すぐれた吸湿力
ご存じの通り、シリカゲルは吸湿力もすぐれています。
ウンチの後始末は毎回必要ですが、おしっこは吸収されるのでシステムトイレのシーツ交換が少なくて済むようになります。
-
- 簡単お掃除
通常のシステムトイレは猫砂とシーツを併用しますが、吸水力のあるシリカゲルを使用すれば(吸水レベルを均等化するために時々かき混ぜる)シーツの交換が少なくなるほか、砂も一度交換するとひと月は継続して使い続けることができますので、トイレのお掃除が楽になります。
シリカゲル系 猫砂 デメリット
-
- 散らかりやすい
一般的なシリカゲルは、軽く丸い形状をしています。一旦トイレの外に飛び出すと周りに転がるためおしっこの付着したシリカゲルの砂で部屋が汚れやすくなります。使用するときには少し深めのトイレや上から入るトイレにするなど、トイレに工夫が必要。
-
- 交換の目安がわかりにくい
通常の猫砂であれば、排泄物でだんだん汚れがひどくなり交換する時期を見極めることができますが、シリカゲル製の猫砂は見た目がほとんど変わらないため、交換時期がわかりにくいと言えます。
メーカー表示の交換目安に従い定期的に交換することで衛生管理をしましょう。
3-6. お茶 猫砂
お茶の持つ「抗菌性」「消臭性」が発揮されるのがお茶成分配合の猫砂です。
お茶の抗菌作用は、渋み成分のカテキンです。最近は、繊維にに練り込んで抗菌効果のあるタオルとして販売されたりしています。消臭効果もあるため、お茶殻を乾燥させたあと消臭剤としてキッチンや玄関で使用している方も大勢います。
ここで取り上げるお茶の猫砂とは、お茶殻100%の砂、というのではなく、お茶成分を配合し作られた砂と理解してくださいね。
お茶猫砂の主原料としては、「おから」「紙」などが使われます。
お茶 猫砂 メリット
-
- 猫にやさしい
一抗菌、消臭作用の有効成分であるカテキンは、天然成分。猫だけではなく、飼い主さんにもやさっしい成分です。
-
- 優れた吸収力
主成分がおからの場合でも、紙の場合でも吸収力はベントナイト系に次いで吸収量は抜群です。
お茶 猫砂 デメリット
-
- 消臭パワーは見劣り
カテキンは天然成分なのは間違いありませんが、天然素材は臭いを研究して配合された物質に比較すると消臭力は劣ります。
とはいえ、カテキンの消臭力を実体験して十分機能することが認識できていれば、デメリットとは言えないかもしれません。
3-7. 炭 猫砂
炭製の猫砂も、お茶の猫砂と同様に100%炭製の猫砂はありません。ただし、主成分が「炭」でそれを固めたものと、主成分がおからや紙、主成分に炭を練り込んだ砂の2種類あります。
炭 猫砂 メリット
-
- すぐれた脱臭力
木炭、竹炭の表面には細かな穴がたくさんあります。同じ体積でも表面積が倍以上になり、穴に大量の空気を閉じ込めることができるのが特長です。
物理的にニオイを閉じ込めることができるのですね。
炭 猫砂 デメリット
-
- 埃っぽい
メリットの裏返しですが、細かな穴が開いているため、もろく、埃っぽいのが難点。製品によっては、もろさをカバーするため、ベントナイトを配合し、固めて掃除できるようにしているのもあります。
-
- 汚れやすい
炭は、触ると粉が付着します。
ウンチのあとに、入念に砂掻きをする猫は、足が黒くなる場合がありますのでトイレマットと一緒に使うことをおすすめします。
細かく分類するともっと多くのカテゴリーに分けることができる猫砂です。それぞれタイプによってメリット、デメリットがあるようになかなか完全な猫砂はありません。
猫のトイレとセットで考える必要がある猫砂ですが、毎日きれいにしなければならないトイレ製品。猫も私たちも快適に扱える最適な猫砂を選びましょう。
4. 猫砂 おすすめ10選
ここからは、メーカーやブランド名にとらわれず猫オーナー方々が使用したことのある製品で、猫ちゃんが心地よく使用している(、、、ように感じる)猫砂、飼い主さん目線で使い勝手の良かった猫砂の中から、編集部がおすすめする猫砂をご紹介します。
4-① デオトイレ 飛び散らない消臭・抗菌サンド
ユニ・チャームの定番品デオトイレシリーズです。消臭効果はゼオライトとシリカゲルによるもの。
- デオトイレ 飛び散らない消臭・抗菌サンド(4L x 4袋セット)
- 参考価格:3,868円(税込)
デオトイレブランドの猫砂は、高品質。粉塵カット処理もされていますので猫ちゃんが砂かきしても埃っぽくなりません。
ゼオライトにシリカゲルを配合しているので、いつもでも消臭・サラサラな猫砂です。
ユニ・チャームの看板猫砂なので、検討する時間もない飼い主さん、すぐに猫砂が必要な飼い主さんにもおすすめできます。
もちろん、デオトイレ以外のシステムトイレでも使えますよ。
4-② 猫砂 ベントナイト 固まる猫砂 10L×2袋セット
- 猫砂 ベントナイト 固まる猫砂 10L×2袋セット
- 参考価格:1,180円(税込)
粘土質のベントナイトに銀イオンをプラスして抗菌力を高めたアイリスオーヤマの猫砂です。 なんといっても安さが魅力。20リットルで1200円ぐらいならコスパはバツグンです。粘土質なので重みもあり猫ちゃんの掻き心地も良いはず。汚れたところは固まってごっそり処理できるため始末をした後はいつも清潔に維持することができます。
4-③ ワンニャン おからDEサンド 中空タイプ
- ワンニャン おからDEサンド 中空タイプ トイレに流せる猫砂 6L×8袋セット
- 参考価格:4,480円(税込)
お豆腐の製造工程で出る廃棄物おからをリサイクルした猫砂です。
大豆に含まれるフラボノイドが消臭効果も発揮。砂をかいても舞い上がりにくい適度な重みもあります。
水に流せるとありますが、トイレのタイプによって水量や流す力も異なるため流すときには慎重に!
詰まって大きな出費になるよりもおから猫砂は普通ゴミとして処理することをお勧めします。
4-④ 猫砂 竹炭の猫砂
- 猫砂 竹炭の猫砂 1ケース(5袋入り)
- 参考価格:3,120円(税込)
ミクロの穴に物理的に臭いを閉じ込め化学的に消臭する竹炭の特性を利用した猫砂です。
この製品は重みもあって猫ちゃんのかき心地も良いはず。
吸水性ポリマー配合で吸水力向上、固まるタイプでトイレを始末をするたびにきれいが続きます。毎月1000袋以上の出荷も納得ですね。
固まるタイプ全体に言えますが、湿気の多い梅雨の時期はサラサラ感がなくなりますので特に保存には注意してくださいね。トイレお掃除の際に混ぜて上げるといいかもしれません。
お試しの1個販売 もあります。
4-⑤ サスティナブリーユアーズ MULTI-CAT Plus
- サスティナブリーユアーズ MULTI-CAT Plus 5.9㎏x2袋セット
- 参考価格:5,280円(税込)
天然の砂の様にサラサラで猫ちゃんの掻きごこちも満足させるエコな猫砂がこちら。
トウモロコシとキャッサバ芋を原料とした穀物系猫砂です。
トイレに土の臭いを感じさせ猫ちゃんの嗅覚をくすぐるのもポイントですね。
粒状でありながら粉塵がでにくく部屋の空気をきれいに保つので飼い主さんも安心してお使いいただけます。とはいえ、砂が細かくトイレ周りが砂っぽくなる点はマイナス点。猫ちゃん目線で100点、飼い主さん目線で70点ぐらいの判定です。
4-⑥ ジョイペット(JOYPET)シリカサンド クラッシュ
- ジョイペット(JOYPET)シリカサンド クラッシュ(4.6L*6コセット)
- 参考価格:4,062円(税込)
前章で説明したシリカゲルの吸水力と脱臭力を利用した猫砂です。
交換時期がわかりにくいシリカゲル原料ですが、この商品は変色で交換時期をお知らせしてくれます。
月1回全量交換なので飼い主さんにとってはお掃除が楽になりますね。
4-⑦ 猫砂 木質ペレット(真庭ペレット) 33リットル 20kg
- 猫砂 木質ペレット(真庭ペレット) 33リットル 20kg
- 参考価格:1,785円(税込)
樹皮を含まない内側の木部だけを使用したペレットでアカマツが主原料のホワイトペレット製品。
ストーブなどの燃料用として加工したものですが木屑を固めて乾燥させたもので、吸水力もあり猫砂として転用できるもの。
化学物質を全く使用しない100%木が原料。ニオイはありますが、ほんのり自然のヒノキのニオイなら猫ちゃんも安心です。33リットルならコスパも優秀ですね!
4-⑧ アイリスオーヤマ 猫砂 紙 ペーパーフレッシュ
- アイリスオーヤマ 猫砂 紙 ペーパーフレッシュ 7L×6袋セット
- 参考価格:2,780円(税込)
紙砂製品はなかなか良いものがないのですが、アイリスオーヤマの「ペーパーフレッシュ」はいけます!
紙製の場合、飛び散りやすく埃っぽいのですが、この紙砂はほかの紙砂と比較すると粉塵が押さえられている気がしました。
軽いため(飼い主様にはメリットですが、)猫ちゃんの掻き心地はいまいちかもしれません。笑。
古紙をリサイクルしリユースしたペレットで、環境にやさしい点は加点ポイントです。
トイレに流すときも大量に流すのは避け十分溶けるのを待って流すことをお勧めします。 猫砂で、紙製を試したいときには、処理が楽なこの製品 がおすすめ。
4-⑨ NULLODOR ラヴィートワレ
- NULLODOR ラヴィートワレ
- 参考価格:1,980円(税込)
獣医師さんによって開発されたこの猫砂最大の特徴は、色の変化で健康チェックができる点。
尿に含まれる物質に反応して色が変わります!毎日のウンチチェックにおしっこチェックもプラス!!
ミクロの穴が開いたシリカゲルが原料で消臭力も抜群です。
4-⑩ エバークリーン 無香タイプ 6L 猫用
- エバークリーン 無香タイプ 6L 猫用 6L×3入
- 参考価格:4,580円(税込)
この猫砂の最大の特徴は砂が細かいこと。
砂の重みも含めこれだけ細かいと猫ちゃんのトイレ後の掻き心地はバツグンです。活性炭配合で臭いもばっちり取れます。細かすぎてシステムトイレには使えませんので悪しからずご了承ください。。
この製品には香り付きもありますが、猫ちゃんのことを考えたら無臭の猫砂がおすすめです!
コスパはお高めですが、猫目線で選ばれる人気の猫砂です。
5. まとめ
パッケージに描かれた猫が心地よく使っているからと言って全猫にあてはまるものではありませんし、能書きを読んで購入しても猫ちゃんが気に入ってくれるとは限りません。
躾にも関わってくる猫トイレ。
最近は全自動トイレなるものも出てきて飼い主さんのトイレの始末も楽になりましたが、猫砂は必要不可欠な備品です。
飼われている環境や、飼い主さんの嗜好、猫の嗜好によっても選択肢が変わってきますが、その中でも優先順位を付けるとすれば猫の嗜好かもしれません。
トイレをきちんと認識すれば粗相のリスクを減らすことができます。
猫砂は実際に猫が乗っで砂を掛けトイレの感触を確認するもの。飼い始めの時期はいろいろ試して、愛猫の行動を観察してみましょう。