猫トイレの中でもアイリスオーヤマブランドは、多くの猫愛好家から支持を集めている製品の1つです。早速、アイリス猫トイレのおすすめポイント、どのような人に向いているか、そして競合他社との比較で特徴的な部分について解説しました。
編集部がホームセンターをめぐり、見て、触れて、ペット売り場ご担当者に聞いてまとめました。
すぐれた部分も見劣りする部分も両方お伝えしますので、是非最後まで読んで購入の判断材料にしてくださいね。
1.アイリスオーヤマの猫トイレのおすすめポイント
1-1. 大容量のトイレボックス
アイリスオーヤマの猫トイレは、同レベルのサイズで猫トイレを比較すると砂場が深めに設計されているものが多いようです。若干丸みを帯びた深い形状で、通常のボックストイレなら、砂を多めに入れても砂飛びが少なく、消臭機能付きの砂なら砂の量が多い分、他の猫トイレもより臭わないです。
また、猫も広く感じれば気持ちよく使えますし、たっぷりの砂も猫好みといえます。
システムトイレも同じことが言えます。
すのこには、多めの砂を入れることができるので、崩れるペレットタイプや固まる猫砂タイプでも補充頻度を抑えながら、たっぷりの砂で臭いを抑えられます。
忙しい飼い主さんにとっても使い勝手のよい猫トイレと言えます。
1-2. 掃除が簡単
猫トイレの掃除は、ペット飼育者にとって最も厄介な作業ですよね。
しかし、アイリスオーヤマの猫トイレは、掃除がしやすいように屋根やすのこなど取り外すことができる構造の猫トイレもあります。
取り外し可能なトレーは、排泄物を取り出す際に非常に便利ですよね。トイレボックスを掃除する際にも、丸みを帯びているものも多く、トレーの角など手間をかけることなく、スムーズに掃除をすることができます。トレーもすみずみまで洗えるので、清潔感も増しますね。
猫トイレのお掃除の仕方については、おしっこの臭い対策記事でも説明していますので、掃除のときは読み返してくださいね。
1-3. 消臭機能
アイリスオーヤマの猫トイレには、消臭機能が備わっています。この機能により、排泄物の臭いが軽減され、家の中が快適に保たれます。特に臭いが気になる飼い主さんは猫トイレでもドーム型を購入しますが、トイレの中は反対に臭いがこもりがちです。
消臭機能付きの猫砂を使っても気になる飼い主さんに追加で消臭シートが使えるのはダブル効果が期待できますし、フルカバー猫トイレを使う猫ちゃんもより快適なトイレ環境になります。
とはいえ、
1-4. トイレの抗菌機能
様々なメーカーが販売している猫トイレ。アイリスオーヤマの猫トイレとして特徴的なのは、猫トイレ本体の素材にも抗菌機能が採用されている点です。猫の排せつ物には雑菌が多く、抗菌機能は、雑菌の繁殖を抑えます。とはいえ、過信は禁物。砂の入れ替えや、定期的なお掃除がなくなるわけではありません。
猫トイレ周りのばい菌が気になる飼い主さんには、本体の抗菌機能はアイリスオーヤマ猫トイレのおすすめポイントです。
2. アイリスオーヤマ猫トイレをおすすめしたい飼い主さんはこんな人
第一章では、ではアイリス猫トイレのおすすめポイントについて解説しました。
ということで、アイリスオーヤマの猫トイレは、次のような飼い主には特におすすめのブランドです。
2-1. 大きな猫を飼っている飼い主
デオトイレのようにもともと大きな猫用として作られたモデルもありますので、最初から大型猫を飼う人には、OFTやユニチャーム猫トイレ のワイドタイプを揃えるのをおすすめします。
とはいえ、アイリスオーヤマの猫トイレのおすすめポイントは形状を工夫したゆったりサイズにデザインされている点。
出口が大きめの猫トイレや、フルカバー猫トイレでもスペースに余裕を持たせるように飛び散り防止部分にふくらみを採用したりと、万が一、育ちすぎても十分対応きるサイズです。(笑)
2-2. きれい好きな飼い主
お伝えした通り、アイリスオーヤマの猫トイレは掃除がしやすい形状になっています。洗う時にもパーツが分解できるため、すみずみまできれいに掃除ができます。
本体に、Ag+といった抗菌仕様の素材が使われているモデルがいくつかあるのもアイリスオーヤマブランドの特徴。まさに清潔好きな飼い主におすすめの猫トイレと言えます。
2-3. 長時間留守にする飼い主
一人暮らしや共働き家族では、猫が留守番になりトイレの見張り役がいなくなります。当然、トイレが汚くなると、猫がわざと粗相をすることもありますので(汚いとの意思表示です!)心配ですが、アイリスの猫トイレは、この点も比較的安心です。
飼い主が昼間留守になると、通常、1日1回のお掃除になります。
隅から隅まで使いやすいアイリスの猫トイレでは、猫がれいな場所を探しやすく排泄物を隠すために1,2回砂を掛けても十分な砂の量が確保できるので、長時間持たせることができます。
留守中、多少汚されても続けて使ってくれれば、猫が布団などトイレ以外で粗相されるリスクを低下させることができますよね。
2-4. 猫トイレで空気清浄・消臭機能付きモデルを探している飼い主
アイリスオーヤマの猫トイレには、オプションとして消臭剤のストレージエリアがついているモデルがあります。
もともとトイレ内のニオイを除去するためのもので、猫トイレ周りの空気を清潔に保つことができる機能です。
消臭ペットシーツや消臭猫砂を使っても臭いが気になる飼い主さん、猫トイレでドーム型、フルカバータイプで部屋の空気清浄をしながら愛猫のためにトイレ消臭をしたい飼い主さんには、追加でアイリスの猫トイレ消臭機能が使えることになります。
2-5. 機能性に応じてペットシートを使い分けしたい飼い主
アイリスオーヤマの猫トイレは、広めの設計でできているとお伝えしましたが、深めの猫砂トレーとゆったりした空間が特長で、専有面積は一般の猫トイレとほぼ同じです。
猫トイレでシステムトイレを選ぶ場合は、ペットシーツ併用です。猫システムトイレのなかでもアイリスオーヤマ ブランドは、ノーブランドの市販ペットシーツのサイズが合わせやすいのも利点。
広範囲のペットシーツから選ぶことができ、猫のシステムトイレを購入した後もブランドにこだわらず機能性でペットシーツを選びたい飼い主にも選ばれる要因です。
3. アイリスオーヤマ猫トイレの特徴
他社トイレとの比較ではどうでしょうか。
アイリスオーヤマは、他の猫トイレブランドより猫トイレの製品ラインナップに力を入れており、飼い主さんの多様なニーズに合わせて様々なタイプの猫トイレを提供していることも人気の理由です。
3-1. 多種多様な猫トイレニーズに応えるラインナップ
臭わない、砂が飛び散らない、掃除が楽、大きめなど、、。もちろん、子猫用に入り口が低めにできた猫トイレもしっかり準備していますよ。
特徴的なモデルも多い中、代表的なおすすめ猫トイレが上から出入りするタイプの猫トイレです。アイリス猫トイレ シリーズでもメジャーなので詳しい説明は省きます。
アイリスオーヤマ「上から猫トイレ」の特長は、簡単に説明すると、
・上からの出入り口からトレーまで深さがあるため、砂の飛び散りが少なく、掃除の手間が軽減される。
・出入口が上部だけなので、猫がトイレの外に砂を持ち出しにくい。
・上から出入りするタイプで、周りが全て囲われており猫が砂を掘り返して周囲を汚すことがない。
・構造上ニオイが広がりにくい
などがあります。
とはいえ、上から入る猫トイレでは砂も見えず、臭いも近くまで寄らないと感じません。子猫がトイレであることが認識しにくい点があります。歩きながらひと跨ぎ、とはいかないアクセス環境なので子猫には向かないことも押さえておきましょう。
3-2. 高いコストパフォーマンス
アイリスオーヤマの猫トイレは、高いコストパフォーマンスが魅力的なポイントです。多くのモデルが手頃な価格で提供されており、猫を飼っている人にとっては負担が少ないというがあります。また、品質が高く、耐久性にも優れているため、長期間使用することができますよ。
4. アイリスブランド猫トイレで見劣りする部分
一方、他社に比べて物足りない部分があるのも確かです。
・おしゃれなデザインが少ない
売り場でいろいろなモデルを見比べると、確かにデザインがイケているモデルは少ない気も。苦笑。
機能性を重視するアイリスオーヤマ猫トイレの負の側面になりますが、部屋に溶け込むようなデザイン性の高い猫トイレとは言い難いのがアイリスの猫トイレ。ぱっと見、猫トイレであることが判りますので隠したい飼い主さんには向きません。笑。逆に猫がいるご家族なんだ、とわかってもらえる、そう考えて置くのが良いかと。
デザインは、猫の居住性を重視した結果ですし、嗜好性も飼い主さんによって異なります。実用性第一主義の飼い主さんにとっては、「買い」ですし、自分好みのデザインがあれば、言うことなしです。
・自動猫トイレを探している飼い主さんにはマッチングしない
アイリスオーヤマの猫トイレラインナップには、残念ながら自動猫トイレは販売されていません。手ごろなお値段で提供するというコンセプトから外れるからかもしれませんね。
いずれにしても、トイレは定期的に愛情をこめて掃除する必要があります。トイレチェックは1日一回できればOKですが、数日間家を空けるような超多忙な飼い主さんにはオートクリーンナップの全自動トイレをおすすめします。
5. まとめ
ラインナップが豊富な猫トイレは、飼い主さんの様々な要望に応えた結果かもしれません。
他社モデルでの優れた猫トイレがありますが、コスパのすぐれた猫トイレがそろうアイリスオーヤマ猫トイレは、今、猫用品を準備しようとしている飼い主さんや買い替えを検討している飼い主さんには、心強いブランドになると思います。本稿がお役に立てれば幸いです。