中型犬とのお出かけ、車がなくても楽しめたらもっと気軽ですよね。
そんなときに便利なのが“自転車+犬用キャリー”という組み合わせです。小型犬向けの製品は多く見かけますが、中型犬となると「サイズや重さ的に本当に乗せても大丈夫?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中型犬を安全かつ快適に自転車に乗せるためのポイントや、自転車に取り付けられる犬用キャリーのおすすめ商品を厳選して紹介します。愛犬との外出をもっと身近に、もっと楽しくするために、ぜひ参考にしてください。
1. 少し遠くの公園まで、風を切って愛犬とお出かけ!
中型犬とのお出かけ、いつも徒歩だけじゃもったいない、ですよね。
暑いアスファルトの上を歩かせずに済む自転車移動なら、夏場も安心。飼い主の横で揺れる風に耳を傾けたり、いつもと違う景色を眺めたり…。
愛犬にとっても、自転車での外出はちょっとした冒険になります。移動手段を変えるだけで、気分はぐんと爽快に。
今日はどこまで行ってみよう?そんな気分にさせてくれるのが、自転車キャリーの魅力です。
とはいえ、中型犬を自転車に乗せるには、いくつか確認しておきたいことがあります。まずは「そもそも自転車に乗せて大丈夫?」という前提と注意点から見ていきましょう。
2. 中型犬を自転車に乗せても大丈夫?【前提と注意点】
中型犬を自転車で運ぶ際、気になるのは「安全性」と「ルール」。道路交通法では、犬を自転車に乗せることは禁止されていませんが、あくまで安全運転できることが大前提。
片手でペットを乗せたカゴを押さえたりしながら運転するのは危険運転に。言うまでもなくリードを片手に持っての走行は、傘さし運転と同じは禁止行為で罰金対象です。
ルールを知らなかったばかりに愛犬とのお出かけが台無しにならないようなお役立ちサイクリングアイテムが “自転車+犬用キャリー” という組み合わせです。
小型犬向けの製品は多く見かけますが、中型犬となると「サイズや重さ的に本当に乗せても大丈夫?」と不安に感じる方も多いですよね。
小型犬よりも体重が重く、動きも大きい中型犬は、バスケットの耐荷重や取り付け位置、犬の固定方法などに特に注意が必要。また、犬が飛び出さないようにリードやハーネスでしっかり固定し、急ブレーキや段差の衝撃にも耐えられる装備が必要です。
この記事では、中型犬を安全かつ快適に自転車に乗せるためのポイントや、自転車に取り付けられる犬用キャリーのおすすめ商品を厳選して紹介します。愛犬との外出をもっと身近に、もっと楽しくするために、ぜひ参考にしてください。
3. 自転車キャリーの種類と選び方【中型犬向け】
犬用キャリーには、いくつかのタイプがあります。サイクリング用として中型犬向けキャリーを検討する場合は、次のような選択肢があります
• 前カゴタイプ:
視界が良く、飼い主の顔が見える安心感があります。ただし、ハンドル操作が不安定になりやすく、中型犬の重さにはやや不向きなことも。
• 後カゴ(リアキャリー)タイプ:
安定感があり、中型犬に向いている定番の形。自転車の荷台にしっかり固定できるタイプを選ぶのがポイントです。場合によっては、安定性向上のために荷台の交換も視野に。
• トレーラー(リアカー)タイプ:
後ろに台車のように引くタイプで、大型犬にも対応可能。長距離移動やキャンプにも便利ですが、自転車側の対応や保管スペースが必要です。
• リュック・バックパック型:
前抱き・背負い型があり、通勤や近距離移動向け。ただし中型犬にはサイズ・重さ的に不向きなケースが多めです。
中型犬用には、「耐荷重」「安定性」「固定のしやすさ」が選定ポイントになります。商品の表記だけでなく、実際の口コミや使用事例を確認するのが安心です。
4. 中型犬におすすめの自転車キャリー5選
中型犬を自転車に乗せるには、しっかりとした構造と安定性のあるキャリーを選ぶことが重要です。ここでは、15kg前後の中型犬に対応し、自転車での移動に適したキャリーやペット仕様の自転車を5つご紹介します。
商品画像 (出典:楽天市場) | 商品名 | 耐荷重 | 安全性・快適性のおすすめポイント |
---|---|---|---|
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イビヤヤ チャンピオン ラージドッグキャリア ![]() |
~12kg | 小さ目中型犬対応の3WAY(リュック・前抱えキャリー)タイプ。 メッシュ構造で通気性がよく、夏のお出かけにも安心です。 |
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NOGUCHI ペットバスケット(リア用) ![]() |
~15kg | 中敷クッション付き、飛び出し防止リード付き。屋根付きワイヤーカバー |
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大型ペット用自転車トレーラー ![]() |
~40kg | 大型犬対応キャリー、アウトドアテントに使用される防水生地仕様、4面メッシュ構造で通気性抜群 |
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マンマ ペット乗せ自転車 ![]() |
~15kg | 非電動シティサイクル。シマノ製6段変速器、ハンドルロック、幅広スタンドなど、安全機能充実。 |
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丸石サイクル ペットポーター アシスト ![]() |
~15kg | 電動アシスト機能付きで坂道や長距離移動も快適。通勤にもおすすめ。専用バッグは、ペットキャリー機能充実 |
なお、各タイプ(前カゴ・後カゴ・トレーラー・リュック)をじっくり比較したい方は、こちらの記事も参考になりますよ「4タイプのキャリー徹底比較はこちら」
5. 安全に使うためのポイント
中型犬との自転車移動では、キャリー選びだけでなく安全に使うための配慮も欠かせません。まず確認したいのは耐荷重と固定方法。犬の体重に余裕を持って対応できる仕様か、キャリーやバッグがしっかり車体に固定できる設計かを使用前に必ずチェックしましょう。
また、乗車中は犬が身を乗り出さないよう、飛び出し防止リードの装着が必須です。内部にフックがない場合はハーネスと別途つなぐ工夫を。風よけ・日差し対策としてメッシュカバー付きのモデルや日除けグッズの併用も安心です。


さらに、リュックタイプやトレーラータイプを使う場合の注意点も押さえておきましょう。
リュック型は飼い主の背負い心地やバランスに影響しやすいため、低重心でしっかり体に固定できるもの、チェストストラップやウエストストラップのあるモデルが安定感の理想。背負った状態で犬が中で暴れないよう事前に慣らし運転を。
トレーラー型は視界から外れるため、反射板や安全旗などで対向車や追い抜き車に存在をアピールするのが基本です。また、ご自身も幅広になるトレーラーがどういう軌道で走るか、交差点で曲がるときに生じる内輪差を把握するなど、感覚的に慣れておく必要があります。
どんなタイプでも慣らし運転は有効!
小型犬以上に注意が必要な中型犬の自転車移動。未経験なことにチャレンジする場合は、まず慣れること。道路状況や交通量によっては無理をせず、人通りの少ないルートや公園沿いの道を選んでの慣らし運転が安全策。愛犬との自転車移動は、徐々に慣らしながら、「楽しいお出かけ」になるよう安全第一で行いましょう。
6. まとめ
中型犬との自転車移動には「乗せ方」「使うキャリーのタイプ」「交通環境への配慮」など、いくつかの工夫と準備が必要です。犬の体重や性格、移動距離に応じて、前カゴ・後ろカゴ・トレーラー・リュックの中から最適な方法を選びましょう。
また、製品ごとの使い勝手や安全性の違いも重要なポイント。自転車にしっかり取り付けられるか、飛び出し防止や日除けの工夫がされているかなど、「愛犬と安全に出かけられるか」を第一に考えて選ぶことが大切です。
本記事で紹介したアイテムや比較表を参考にしながら、あなたと愛犬にぴったりのキャリーを見つけてください。
最初は短距離の練習から始め、「楽しい移動体験」になるよう無理せず少しずつ慣らすことが成功のコツです。
自転車だからこそ行ける場所や風景もたくさんあります。中型犬との毎日のお出かけが、もっと自由で、もっと快適なものになりますように。