保護犬は過去の経験から様々な感情や信頼に関する課題を抱えているため、しっかりとしたしつけとトレーニングが欠かせません。
この記事では、最初に様々な環境の下で育った保護犬の一般的なしつけについて、最後の章でトイレトレーニングに焦点を当て、信頼と絆を深めるための具体的な手順やアプローチを解説します。
是非最後まで読んで参考にしてくださいね。
1. 保護犬とショップ犬で異なるトレーニング
保護される前の環境が性格形成に大きな影響を及ぼしている保護犬とベストコンディションでショップに引き渡され大切にケアされたペットショップ犬では、育った環境も、その間に身についた性格も異なります。
保護犬を飼う難しさは、難なく育てられたショップ犬とは異なり過去の生活環境が様々ゆえに、しつけも育った背景まで考えて行う必要があるためと言えます。
1-1. 過去の経験とトラウマを考慮
保護犬を飼うと言っても、大切に育てられたブリーダー引退犬、ペットショップの売れ残りケース、ブリーダー崩壊ケースなど、その背景は様々。一概にひとくくりに説明することはできません。
保護犬の中には、過去に虐待されたことによるトラウマや不安な経験を持つ犬も含まれています。里親と信頼関係ができるまで保護犬が無駄吠えするのは、警戒心の現れとも言えます。
育った環境がケースバイケースで違う保護犬は、しつけ中でも行動や反応が異なる場合があります。
一方で、ペットショップから購入した犬は、通常は幼犬期から特定の環境で大切に育てられ成長しているので、恐怖体験からくるトラウマを持った犬は稀です。
1-2. 社交性や社会化レベルの到達度を考慮
保護犬は過去の経験により社交性に影響を受けることがあります。
ブリーダー崩壊と言いつつも、ブリーダーさんが直前まで兄弟一緒の環境にあり、社会性を育める環境で育てられた保護犬もいれば、飼い主さんが途中で飼育放棄し、大切に育てられることなく捨てられるケースもあります。
動物愛護センターで緊急保護される犬には、不適切飼育によって人に対すして不信感を持つ犬もいます。
一方、ペットショップからの犬は、限られた時間でも多少社会化された環境で成長し、他の犬や人との社交性が高い可能性があります。
とはいえ、ペットショップの限られたスタッフで十分な時間が社会化に掛けられているわけではありませんので、ペットショップの犬の社会化は新しい飼い主さんの役目であることを認識しなければなりません。
1-3. 信頼関係構築のしやすさを考慮
保護犬は、信頼関係の構築に時間と忍耐が必要です。
犬が新しい飼い主に対して信頼を築くまでには、過去の経験に基づく不安や警戒心を克服する必要があります。
ペットショップからの犬は、犬舎で育った時期から大切に育った犬も多く、保護犬と比較しても精神的にも安定していますので、早い段階で信頼関係を築くことができることが多いです。
ただし、保護犬もペットショップ犬も信頼構築に影響を与えるのは新しい飼い主さんの接し方といえます。
1-4.個別のニーズ
保護犬は、育った環境に左右されるだけではなく、犬種によって性格もまちまちであることも考慮して、お迎えすることをおすすめします。
例えば、チワワ。チワワの里親になるにはチワワは警戒心が強いということも心構えとして必要。以前に粗末な扱いを受けていると、心を開くまで時間がかかることもあります。
ラブラドールやゴールデンレトリーバーも里親として迎えたい人気の種類ですが、レトリーバー犬は穏やかである分臆病な場合も多いので、保護犬を動物保護センターから引き取るときには、背景や性格も良くヒアリングしておくことをおすすめします。
一般的に保護犬は、過去の経験や性格に応じて、トレーニング方法を調整する必要がありますが、ペットショップからの犬は比較的穏やかな性格な場合が多く、トレーニングがより標準化されることがあります。
当然、トレーニングの目標も違いがでます。保護犬のトレーニングの目標は、しばしば不安や信頼関係の構築に、ペットショップからの犬は、基本的な従順性訓練に焦点を当てることが一般的です。
2.しつけをしながらリーダーシップを発揮しよう
保護犬のしつけを開始するにあたり、最も大切なのは、飼い主さんの「リーダーシップ」。保護犬に対してしっかりリーダーシップを示すことは、安心感を与え、トレーニングの効果を高めることにつながります。
2-1. 指示を統一する
犬は一貫した命令やルールを求めます。保護犬のトレーニング、しつけには一定のルールを設け、統一・一貫した号令を出すようにます。
犬にどういう所作をしてほしいかを予測できるようにしましょう。
「座りなさい」と命令したい場合、家族メンバー全員が同じ言葉で号令することが重要です。
犬は、音で飼い主さんの意味を把握するといわれますので、しつけ中「おすわり」や「Sit」など異なる音(命令)が混在すると、犬は混乱しやすくなります。
きびきびとした指示によって、新たな里親に対しても従順性が養われ、きちんと言うことを聞いてくれる素直な性格に育てます。
2-2. スケジュールの一貫性
不安でいっぱいの保護犬たちにとって最も大切なのは、新しい里親の元でも毎日安心して暮らすことができること。心に傷を負っている可能性もある保護犬と日常生活を送るには配慮が不可欠です。
毎食事の時間を決めることは、食べ物の心配を無くし、心にもゆとりが生まれます。
散歩の時間や遊びの時間も同様です。犬にとって楽しみのひとつ、散歩の時間を予測できることでストレスの軽減につながります。
遊ぶ時間も脳が活性化し、目覚める時間。気分転換になります。
一貫性をキープするという意味では、食事や寝る場所を頻繁に変えるのはNG。不安の原因になりかねません。
保護犬にとっては、新しい環境ということだけでストレス。まずは、生活リズムを整えることが最優先であり、一貫した生活リズムは、特に不規則な生活を強いられてきた保護犬にとって、飼い主さんとの絆を深めるきっかけになります。
保護犬の里親になったら是非実践してくださいね。
3. 保護犬のしつけ: スケジュールと進捗管理
保護犬のトレーニングやしつけは、いつまでにやらなければならないといったルールは全くありませんので、里親になる方がご自身のペースで進めて問題ありません。
とはいえ、他の方がどのようなペースで進めているのか知っておくと、目標にもなりますし、しつけにも力が入りますよね。笑。
また、できてもできなくてもいいや、という気持ちでいると、だらだらトレーニングするようになり、リーダーシップのない飼い主さんに見えてしまう可能性があります。従順性を養うためにもきびきびトレーニングすべき。犬もしっかりついてきます。
ここに示した日程は、犬のしつけに取り組むスケジュールの目安です。皆さんが保護犬を迎えてしつけを始めるにあたり、参考になれば幸いです。
3-1. 第一週目(~2週目):基本中の基本のしつけ
まずは「お座り(Sit Down!)」「伏せ(Lie Down!)」「待て(Stay!)」を覚えさせましょう。保護犬だけではなく、犬を迎えたら必要な基本のしつけです。
・お座り
「お座り」は、犬を静かに待たせるとき、ほかのしつけやコマンドの前に取らせる基本的なポジショニング。
行儀よく待たせる訓練で、食事の前など、何かをする直前、飼い主さんの言うことを聞いて行動させる基本の訓練です。数秒間、ピシッとさせるコマンドは人でいうところの「気をつけ」の姿勢に近いかもしれません。
・伏せ
「伏せ」もまた犬をじっと待たせるときのコマンド。ですが、「伏せ」は、「お座り」よりも待たせる時間が長くなるときに有効な命令です。
「伏せ」はお腹を地面につける姿勢になるので足への負担がありません。犬にとっても楽な姿勢なので、長時間じっとさせるときに有効な手段です。
さらに言えば、「伏せ」は犬にとって最大の低姿勢で、飼い主さんへ服従を示すことなので、飼い主さんからの命令で毎回この姿勢が取れるようになれれば、保護犬が新しい飼い主さんに従うようになったと言えるかもしれません。
「伏せ」の命令前に「お座り」の姿勢をさせるのが一般的です。「お座り」から「伏せ」という流れですね。
・待て
最後は「待て」です。「待て」の命令は、一時的に動かないように指示するために必要なトレーニングで3つの中で最重要です。
飼い主さんが、じっとしていてほしいときに命じるしつけですが、我慢させることを覚えさせ、危険を避けたり、周りの安全を確認したり、愛犬が予期せぬ行動をとったときにすばやくコントロールするためには必須のコマンドです。
「待て」のコマンドを覚えさせるときには、終わりの合図も一緒に覚えさせることを忘れないでくださいね。「よし!」や「Go!(いいよ)」「オーケー!」など、動いていい短い合図を一緒に覚えさせて上手にコントロールしてくださいね。
その他、「ダメ!(Leave it)」は、禁止のコマンド。家の中でいたずらを止めるときに使えますが、いろいろなものが飛び込んでくる外の散歩には特に必要となる命令です。拾い食いや危険なものに触れさせないように覚えさせましょう。
毎日、短時間でいいので、これら3つのしつけを繰り返してくださいね。「待て」は、特に大変ですが根気よく。。苦笑。
3-2. 第一週目~第二週目:社会化の訓練
少しずつ周りの環境に慣れるようにすることが第一。
虐待などのトラウマを抱えている犬の場合、不安を払しょくするまでに時間を要します。
まずは、家の中の安全な環境で家族と触れ合うことから。
リラックスできるような関係・環境を作りましょう。
散歩は、人通りの少ない時間帯から。まずは、保護犬が興奮したり怯えたりしないように飼い主さんと2人でリラックスして回れるようなルートがおすすめです。
3-3. 第三週目:従順性の向上
三週目ぐらいになると、里親さんの新しい環境のもとで訓練にも慣れてくる時期。保護犬に対して基本的な訓練を継続し、飼い主さんとより強い絆を築き従順性を向上させることが目標になります。
「ヒール(Heel)」の訓練も覚えさせるとより安全にお散歩をさせることができるコマンドです。「ヒール」とは、飼い主さんのヨコについてピッタリ並んで歩行する訓練です。
ご存じの通り、犬は飼い主さんがコントロールしないと、自分のペースで動きまわります。飼い主さんがストップすれば、一緒に止まり、飼い主さんの歩むペースで歩けるようにする訓練です。
飼い主さんがリーダーシップをとるこの訓練はリーダーウォークとも呼ばれます。ヒールウォーク・リーダーウォークは、歩行時の制御を強化、人通りが多い場所などですぐに犬をコントロールするのに役立ちます。
「はい、おしまい」と言ってヒールウォークを終了し自由にしてあげてくださいね。
「おいで(Come!)」は、犬を呼び寄せる命令です。信頼関係ができれば、すぐに飼い主さんの元に戻ってきます。
飼い主さんの掛け声で、いつでも犬が戻ってくるようになれば、離れた場所から危険を回避することもできます。
ドッグランは、必ず「おいで」をマスターしてから。トレーニングの進捗に合わせて新しい命令を追加すれば、マンネリも防ぎトレーニングを多様化、継続的に進めることができますよね。
3-4. 第四週目:社交性の深化
第三週目までの訓練で環境にも慣れ、飼い主さんが保護犬にリーダーシップを示すことができるようになっている頃です。
後は、徐々に人社会に溶け込んでいけるような社会化の訓練になります。犬をコントロールしながら少しずつ公園など公共の場所で環境に慣らしくださいね。
3-5. 二カ月目:基本的な従順性訓練の進展と社交性の向上
犬を迎えてひと月経過すれば、信頼関係もできてきますよね。
従順性の訓練を継続しながら、絶対的なリーダーシップを意識させるのが2カ月目以降です。
飼い主さんの命令通りにすれば、なにかいいことがある、ということをひと月目からふた月目で覚えさせることが重要です。
他の犬や人との接触を楽しめるような環境で、楽しい時間を過ごしながらしつけるようにしてくださいね。
同じ犬種の飼い主さんと交流すれば、情報交換もでき、犬同士も触れ合う機会をもつことができるので、おすすめです。
3-6. 三カ月目以降:従順性の強化と社交性の維持
環境を変えながら、どのような状況でも飼い主さんへの服従ができるようにさせることが目標です。
基本の命令を全て理解し、社交性スキルを向上させることを心掛けてくださいね。
社交性の訓練とトレーニングを組み合わせることで、犬は他の犬や人との接触を学び、同時に基本的なトレーニングをすることができるようになります。
4. 保護犬の無駄吠え対策
保護犬の無駄吠えは、様々な要因に起因することがありますが、信頼関係や警戒心が影響を与えることがあります。
4-1. 無駄吠えの原因
特に、保護犬に特徴的な無駄吠えには4つの理由があるといわれます。
一つ目が過去の経験が関係している場合です。保護犬が過去に虐待や不安定な状況にさらされていると、新しい環境や人に対して警戒心を抱くことがあります。無駄吠えはその一環として表れることがあります。
ふたつ目が新しい環境への慣れないケース。新しい環境や新しい里親に適応する際に、保護犬は不安を感じていると、不安や適応期間中における過度な興奮から無駄吠えします。
三つ目が信頼関係の希薄さからくる無駄吠えです。信頼関係が十分に築かれていない場合、新しい里親にフラストレーションや不安を感じ、無駄吠えして自分自身を主張するためです。
四つ目がコミュニケーション不足に起因するもの。保護犬が里親と適切なコミュニケーションをとれていない場合、保護犬は自分を理解してもらえないことで無駄吠えし、コミュニケーションしようとするためです。
4-2. 保護犬の無駄吠え対策
無駄吠えをしている犬を放置すれば近所迷惑に。対策を講じなければなりません。
まずは、急かさずゆっくりとしたアプローチで。保護犬は保護された時点で飼い主さんが一度変わっています。保護犬の里親は三人~四人目ということ。環境がどんどん変わる中で、不安いっぱいの保護犬の気持ちを考え、まずは新しい家族に慣れさせることを最優先で。急がず、犬のペースに合わせて進めることが重要です。
既に、説明したように、ポジティブな(叱らずに誉める)しつけを継続して信頼関係の構築を目指すことは、保護犬が飼い主さんとの絆を深める鍵です。
望ましい行動に対してはハグしたりご褒美を与えたりすることで信頼関係を築きましょう。無駄吠え対策にとっても有効ですよ。
犬にしてほしい行動を学ばせ、反対に無駄吠えしてもかまってもらえないことを犬自身が学ぶ機会がしつけです。飼い主さんの態度で無駄吠えを減らしていきましょう。
ここで取り上げたのは、保護犬で無駄吠えに悩んでいる代表的なケースです。一般的な犬の無駄吠え対策についてより詳細に説明した記事もありますので、そちらも参考にしてくださいね。
5. 保護犬のトイレトレーニング
最後は保護犬のトイレトレーンングについてです。
保護犬のトイレトレーニングしつけは、重要なトレーニングの一部です。
保護犬もペットショップ犬もトイレのしつけには忍耐がつきもの。とはいえ、保護犬の場合、ペットショップから迎えた子とは異なり過去の生活環境によってもトイレのしつけ方に関連したいくつかの違いがあります。
ペットショップからの犬は比較的標準的な環境で育った可能性が高く、トイレのしつけにおいて特に問題が生じることは少ないです。(ただし、トイレトレーニングが簡単です、という意味ではありませんので、お間違えなく!)
一方、保護犬の場合、過去の経験によっては不安やトラウマの影響でトイレのトラブルが生じる可能性があります。
場合によってはしっかりトイレトレーニングを受けないまま保護された保護犬もいるということを認識してくださいね。
トイレを知らないまま育てられた保護犬(ブリーダー崩壊や野良犬など)はトイレという環境に適応するにもストレスを感じることもあります。ペットショップ犬より数段困難な場合があるということをふまえた上で、取り組んでくださいね。
保護犬のトイレトレーニングもペットショップ犬のトイレトレーニングも大きな違いはありません。おさらいの意味で簡単に説明します。ポイントは5つでしたね。
5-1. トイレの時間をスケジューリングにする
まずは、決まった時間に犬をトイレに連れて行くことを日課に。
たとえば、毎食後のあとにトイレの癖をつける、昼の散歩前にトイレに連れて行く、といったようにトイレ休憩の時間を設けて、その時間に排せつを促すようにすることが大切。
終わったら褒めることも忘れずに。
一緒に遊ぶなど、楽しい時間が待っていることも一緒に記憶させることでトイレを覚えるようになりますよ。
4-2. 監視する
在宅中は、犬が家の中で排泄しようとする兆候を見逃さないように監視しましょう。ウロウロ、かがむ、くるくる回る、床をクンクン、などが典型的なサインです。犬が留守番するときには、必ずシーツを全面に広げたケージに入れて粗相に備えるようにします。トイレができるようになったら。褒めることも忘れずに。
5-3. 「ワンツー」号令で排せつを促す
上記のような仕草は、犬の習性ですので、保護犬でも同様の仕草を見せます。もしもトイレに行きたがる様子を見せたら、すぐにトイレに誘導しましょう。
おしっこもウンチも「ワンツー、ワンツー」で大丈夫です。犬がトイレに入ったら「ワンツー」号令で排せつを促しましょう。犬がトイレにいる間、終わるまで言い続けることが、「ワンツー」の音とトイレを結び付け、犬は頭で排せつを連想するようになります。
掛け声でトイレが上手にできたらご褒美も忘れないでくださいね。ご褒美もトイレトレーニングでは重要な役割です。
5-4. 叱らずに粗相の始末を
万が一、トイレ以外で粗相をしてしまったら、一旦犬を家の外に出したりケージに入れたりしてお掃除の邪魔にならないようにし、速やかに粗相の処理を。
お掃除は、粗相の汚れやニオイをきれいに除去することが最優先です。においが残るとそこをトイレと勘違いする場合もあるので、しっかり消臭することも忘れないでくださいね。
粗相をしても不用意に叱らないことは覚えてくださいね。
粗相を叱ると、犬自身が排せつそのものを問題だと勘違いしかねず、その結果、排せつを我慢して体調を崩す原因になったり、飼い主さんのわからない場所に隠れて排せつしたりする原因になることがあるので、要注意です。
5-5. 排せつの記録をとる
最初に説明したように、定期的にトイレに連れて行くことがまずトイレトレーニングの基本です。
とはいえ、トイレの時間を記録しておくと、どの時間帯にトイレに行く傾向があるかを把握しやすくなりますので在宅中は、記録を取りトイレのリズムを把握しましょう。
粗相の時間もしっかり記録してくださいね。
トイレ間隔が把握できるようになったら、時間ごとにトイレに。トイレを済ませたらまた一緒に遊ぶといったようにしてトイレの癖をつけさせましょう。
それでも、保護犬の中にはなかなか覚えない子もいます。
過去の環境を全て追跡できない子の中には、もしかすると身体的な問題がある可能性も考えられます。
犬の年齢、過去の経験、性格などによって必要な処置も変わります。獣医師さんに相談してみましょう。
6. まとめ
保護犬のしつけとトレーニングは根気と一貫性が鍵です。
しつけやトレーニングでは、褒め言葉やおやつ、なでなでなど行動を褒めるととでその行動を繰り返すようになり、覚えていきます。良く出来たらご褒美で犬との信頼と絆を深めましょう。
動物保護センターから引き取る場合は、過去の生育環境をしっかりヒアリングすることが大切です。中には心に傷を負った保護犬もいます。飼い主さんがケアしながらトレーニングを調整することが成功の秘訣です。参考になれば幸いです。