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【初心者向け】クレートトレーニングの全て。愛犬が嫌がるサインも一緒に覚えよう!

投稿日: カテゴリー 犬 ケージ

犬が自主的にケージに入るためのトレーニングを、専門家の間ではクレートトレーニングと呼びます。

クレートトレーニングは、犬がケージを苦にせず、安心して過ごせる場所として機能するための大切なしつけです。これから犬を飼い始めるご家族や、飼い始めて間もないご家族が、クレートのしつけ方について学ぶためにまとめました。

  • クレートトレーニングの詳細
  • 見逃してはいけないトレーニング中の拒否サイン
  • 据え置きケージの中にクレートを置くスマート用法
  • ケージの使用期間
  • 間違ったケージの使い方

初心者でも分かるように、クレートトレーニングの要点について丁寧に説明しています。

これからクレートトレーニングを開始する方は、最初から最後まで読んでしっかり理解してくださいね。

1. クレートトレーニングとは

犬を飼い始めたらハウスを準備する

開始前の準備事項、ステップ by ステップのトレーニング方法、そしてクレートトレーニング中に発する見逃してはいけない愛犬の拒絶サイン。
この章でクレートトレーニングに必要なすべてを解説します。

トイレを覚えてくれないのも困りますが、是非、クレートのしつけにも取り組んで、安心して過ごせる環境にしてくださいね。

クレートトレーニングの説明後は、クレートのスマートな活用方法について解説します。

1-1. クレートトレーニングに必要な環境

最初に犬にクレートを覚えてもらうためには、入りやすくするための環境づくりが大切です。クレートエリアの環境を整えましょう。

持ち運びケージでハウストレーニング
クレートトレーニングではケージに抵抗なく入ってくれることが目標 出典:アイリスプラザ
  • クリーンな環境。新品でもニオイがある場合は、使用前にニオイを除去。
  • 心地よく過ごせる環境づくりとして、ケージ内にクッションやタオルを敷く。
  • トレーニングの気分転換用として、おもちゃを準備。
  • ケージ近くで遊びを心掛け、ゲージを身近に感じさせる。

クレートトレーニングは、犬が拒絶感を感じないように進めるのがコツ。

最終的に、飼い主が「はい、ハウス!」のコマンドで、さらに、休憩するときに自らすすんでケージに入るようにしていくのがクレートトレーニングです。

お出かけの際、指示をしたら直ぐにケージに入ってくれること、ケージに入った後も、犬がストレスを溜めないようにトレーニングされていれば、飼い主は安心して家を空けることができますよね。

いつ起こるかわからない災害で、自宅を離れることになっても、ハウストレーニングがマスターされケージの中が安全だと思ってくれれば、避難所生活になっても落ち着いて過ごすことができるわけですね。

ハウストレーニングは時間をかけて
クレートトレーニングに適した広い入り口 sources: 楽天市場

1-2. クレートトレーニングのし方

ステップ1: 掛け声と行動を紐づける

クレートトレーニングでは、飼い主の掛け声で、準備したケージに入れるように訓練します。

特に子犬の場合、まして子犬を迎えたばかりの環境では、飼い主さんの言葉を100%理解するわけではないです。

犬は音やトーンを理解して行動すると言われるので、クレートしつけの際は、一定の呼び方、同じようなトーンの掛け声で統一しておきましょう。

しつけでは、なるべく短い言葉で伝わるような、「ハウス!」や「おうち!」といった言葉が良いかもしれません。

最初のステップは、子犬用のおやつをケージの中に準備して誘導、ケージに入ればおやつがゲットできると条件反射させること。

つまり、ケージ内で食べ物にありつけることをモチベーションにして、ケージに慣れさせるわけです。

ステップ2: ケージに留まれるようになること

上手にできたらおやつ!
ハウストレーニングはおやつでモチベーションアップ! sources: irisplaza.co.jp

短時間でもケージに入れるようになったら、次はケージに留まれることを目指します。

フードボウルをケージの中に入れ、なるべくケージの中、より奥の方で食べさせるようにして、長く滞在させるように仕掛けます。

クレートトレーニング中は、犬が餌を食べ始めたら扉を閉めて、食べ終わるころに扉を開ける、という動作を何度か繰り返してみてください。

クレートトレーニングのポイントは、安心感。飼い主さんが様子を必ず見守るようにして、犬が扉を閉めても安心してもらう意識で接します。

たとえケージは閉まっても、食べ物を得る場所であることを体験し、食事後には飼い主がケージの外に出してあげることで、信頼関係も築くのが次のステップです。

すぐにクレートトレーニングをマスターさせようと、焦りは禁物!「3歩進んで2歩下がる♪」的なトレーニングをしてみてください。

少し、我慢ができるようになったら、「待て」のトレーニングも合わせて。

「待て」ができたら、入り口でご褒美のおやつです。そうすることで飼い主さんのコマンドでクレートから出すしつけになります。

ステップ3: 飼い主が離れても長時間の滞在できる

クレートトレーニング中の中型犬
離れてクレート内の犬の様子を確認 sources: amazon.co.jp

クレートの扉を閉めることで不安にならないことが確認できたら、トレーニングとして扉を閉めてケージのそばで5分~10分様子を見ましょう。

繰り返しトレーニングして、問題なければ、その場を離れて様子を見ます。
最初は離れても飼い主さんが犬の視界に入る位置で見守ります。

ここも焦りは禁物ですよ。

クレートトレーニングで、長時間、落ち着いて過ごすことが出来たら、ケージから出して一緒に遊んであげでください。

長い間ケージにいても、最後はちゃんと出してもらえると思わせるのが第三段階です。

ステップ4: 飼い主がその場にいなくても不安なく過ごせる

長時間ケージにいることが慣れてきたら、いよいよクレートトレーニングの仕上げです。このステップでは、食事中、ドアを閉めて別の部屋で数分間過ごします。

食べ終わったころを見計らって戻る、というトレーニングを繰り返し、徐々にいない状態を長くすることで犬が留守番できる状態に近づけていきましょう。

クレートトレーニングのヒント

ケージの外では飼い主が遊びに付き合いますよね。

クレートトレーニングではおもちゃも活躍
長時間のクレートトレーニングでは、犬の留守番を想定し、おもちゃを与える sources: amazon.co.jp

クレートトレーニングでは、トレーニング中もトレーニング後も、ケージには、飼い主さんが一緒に遊んでいるおもちゃで遊べるように置いておきましょう。

おもちゃは、ケージにいる間、自分で楽しみを見つけストレスを軽減し、退屈させないアイテムです。

トレーニングをスタートするときには、あくまでも「ハウス!」という掛け声で自主的にケージに入ることを目指します。

飼い主が抱っしてケージにいれたら、クレートトレーニングになりませんので、自主的に入るように誘導ししつけてくださいね。

ハウストレーニングは、ハウスが住環境に馴染んでいることが重要。同じ場所に固定して、扉も開けた状態で設置しておくことが、慣れさせる近道です。

1-3. クレートトレーニング中の拒否サインを見逃すな!

クレートトレーニングは必ずしも順調に進むとは限りません。

トレーニング中に、犬が不安に怯えたり、不快な気分になっていたり、ストレスを抱えた時に発するサインも見逃さないように。

ケージで分かる場合もあれば、ケージから出てわかる場合もあります。

1-3-1. 尻尾を観察

犬の機嫌が良いときは、尻尾は左右に元気よく振りますよね。

ところが、不安に感じたり怯えたりしたときには、尻尾が垂れた状態になります。顔の表情も曇っていたら直ぐにケージから出して気分転換させてください。

クレートトレーニング中
クレートトレーニング中は不安要素を見逃さないこと!

1-3-2. からだの状態を観察

からだを丸めてうずくまった状態、うつむき加減で顔を合わせないような状態をみせたら居心地が良くないと感じているサインです。

いったん休憩し、ケージの外に出して自由にさせてあげてください。

1-3-3. 耳を観察

耳が後ろに倒れていませんか?耳が倒れた状態は、一般的に、相手に対して敵意がない、甘えたい時に出るカーミングサインです。(カーミング=Calming: 静かにする、落ち着くという意味)

一方、恐怖を感じた時にも耳を後ろに倒すことがありますが、その場合は尻尾も垂れています。

犬にとっては「何も悪いことをしていないのに、どうして閉じ込めるの?」といったような気持ちです。両方の症状が現れたときには、直ぐにケージから出してあげましょう。

1-3-4. ケージから出て逃げ回る

ケージの中でおとなしくしていたと思っても、ケージから出た瞬間に逃げ回ったり、物陰に隠れることがあります。

耐えられなくなったときに生じる行動なので、しばらく自由にさせてあげることが大切です。

飼い主に戻ってくるようになったら、改めて機嫌を直すため一緒にあそんであげましょう。

このような不安要素を魅せたら、クレートトレーニングでも時間を短くしたり前の段階に戻ってトレーニングをやり直すようにしましょう。

同じやり方では、また繰り返しになります。時短にした時もパターンを替えて慣らすようにしてみてください。

注意事項

クレートトレーニング中に無理やりクレートやケージにに押し込むことが続くと、その場所は犬にとって居心地の良い場所というイメージから遠ざかってしまいます。

無理強いはしない、毎日少しずつトレーニングしましょう。

クレートトレーニングは休憩をしながら
子犬のクレートトレーニングは休憩しながら実施 sources: amazon.co.jp

時折、ケージを購入してすぐに中に入ってくれた、というような投稿を見かけますが、すぐに慣れないことが普通だと思って大丈夫!

1回あたりのクレートトレーニングは、短く。

特に子犬は、長時間にわたりトレーニングが続くと、慣れない環境で疲れてしまいます。

15分ぐらい集中してクレートトレーニングをした後は、部屋で遊んであげるなど、気分転換が必要ですよ。

1-4. 効率的なクレートトレーニングについて

残念ながら効率的なトレーニングというのは開発されていません。生まれながらの理解力や犬の性格により習得するスピードも変わります。

使役犬は従順と言われますが、すべて子犬の時のしつけ次第。クレートトレーニングも時間をかけ、慣れるまで根気よく続けることが重要。

ケージに入ることが生活の一部になるまでがトレーニングです。

2. ケージの中にクレートを置くスマート用法!

ケージの中にクレートを設置

室内飼いの犬がいる家庭では、据え置きケージと携帯用ケージになるクレートを併用するケースもあります。

いわば、大きめの犬用ケージの中にクレートを入れる使い方。

これは、理にかなったスマートな使用方法でした。

2-1. ケージとクレート併用の理由

一般的なケージは前後左右が柵で囲われているタイプです。
飼い主さんとしては、中の犬の様子がよくわかり、ペットショップでも見慣れているため設置後のイメージが想像しやすく、最もポピュラーなタイプといえます。

見通しの利く格子状のケージは、犬や家族双方にとってコミュニケーションがしやすく、犬も自分のテリトリーとして意識しやすい作りです。

使い慣れるまでは大変でも、メリットを理解しているからこそ、ハウスとしてスチール格子のケージがよく使われるのです。

一方、携帯用ケージの代表格「クレート」は、側面が覆われている分、犬のプライバシーが確保されています。

クレートは、神経質な犬やゆったり過ごしてほしいと願う飼い主にとっても好都合のケージ。さらに、キャリーとして持ち運びに便利な工夫がされているのが携帯タイプとして活躍するクレートです。

2-2. ハウスとして犬用ケージの中にクレート設置

大きめのケージを準備し、その中にクレートを入れておけば、犬が、居場所を選択できることを意味します。

クレートの中が蒸し暑いと思ったり、家族と一緒に過ごしたいと思えばクレートの外で休憩しますし、反対に、静かに過ごしたいと思えばクレートに入って休むことができます。スマートな方法ですよね。

犬の選択肢が増える!ケージの中にクレートを置く利用方法

普段の生活で、ケージとクレートを使い慣れれば、飼い主にとってこれほどありがたいことはありません。

用途を考えれば、ケージは、普段、広々としたハウスとして、クレートは、通院時や旅行・外泊時に、そのままペットキャリーとして使うことができます。

クレートなら災害時の避難所生活では、住み慣れたハウスとしてそのまま活用することができますので、好都合です。

さらに、ケージの中に携帯用ケージ(クレート)を入れておく限り、二重にスペースを取らないこともサークルとクレートを併用する飼い主がたくさんいる理由です。

繰り返しになりますが、まずはケージで過ごせるようにトレーニング。

上手に入れるようになったらケージの中のクレートにはインセンティブ(動機付け)として心地よいタオルやクッションを準備するなどより落ち着いてお休みできる環境を作ってあげましょう。


太古の時代には狭い隠れ家のような場所を「ねぐら」にしていたといわれるように、犬は狭い場所が苦になる訳ではありませんが、生まれてから狭い場所に入った経験がない犬に対してケージが最初からうまくいくとも限りません。

ハウストレーニングという言葉があるように、まずはケージに慣れさせることが大切。ケージ、サークルやクレートが安心できる環境であることが学習できれば、犬自らがすすんで利用するようになります。

3. ケージは就寝時にも活躍

犬も就寝時は飼い主と一緒もし、普段からクレートをハウスとして利用しているのであれば、日中、ファミリールームに置いてあるクレートを、夜は寝室に移動して一緒に就寝できるようにするのもアイディア。

ですので、ファミリールームにある住み処が据え置き用のケージであれば、もう一つ寝室に設置する、あるいは移動の容易なキャスター付きケージを準備するのも手です。

先ほど書いたように、据え置きケージの中にクレートのような携帯ケージを一緒に使っている場合は、携帯用ケージだけを移動することができますね。

ケージの中で使用しているクレートを移動させるには、屋根が開閉式のケージや、屋根のないケージ、一般的に「サークル」と呼ばれるタイプが扱いやすいでしょう。

就寝中は予期せぬ行動でけがをしないように必ずケージやクレートに入れて飼い主さんの近くで一緒に休めるようにすることをおすすめします。

犬にとっては、夜も飼い主さんと一緒であることが安心材料であり、飼い主さんも犬がそばにいれば、就寝中、何かを訴えたときに即座に気づくことができます。

4. ハウスの使用期間

室内犬ハウストレーニング

ハウスはいつまで?

普段から分別のある行動がとれ、そつなく留守番をこなし、飼い主側も犬を全面的に信頼できるようになれば、しつけとしてのケージの役割は終了したといえます。

一方、長年使い続けていたハウスであれば、犬も居心地が良いと感じ、強制しなくても自ら使い続けます。

頑丈なケージは、突発的な地震発生時にも犬を守ってくれます。

加えて、常に使用できる環境にあれば、ケージの中で長期間過ごすような避難生活時でも不安におびえることなく過ごすことができますので、そのまま置いておきましょう。

ケージの扉を開けて好きな時に出入りできる環境にしてあげることで、犬は、飼い主と同じ自由なライフスタイルを楽しむことができます。

同じ環境で生活できるようになることで、より緊密な信頼関係ができたことを実感します。

5. 間違ったハウスの役割

反対にハウスを使ってはいけないケースもありますので、この機会に是非知っておきましょう。使うべきではない主な理由は、大きく3つあります。

5-1. 心理的なケース

恐怖感

全ての犬がケージに対応できるとは限りません。閉じ込められることで閉所恐怖症のように恐怖を感じる犬もいます。

隔離されたケージの中で怯えたり、表情からも不安が見られたら、購入したケージは合ってないかもしれません。

クレートなら、ケージに変えることを検討してよいかもしれません。ハウスの使い方としてケージの中にクレートを置く方法もありますので、ケージ購入後もクレートは役立ちます。

ケージを購入して合わない場合は、部屋のコーナーをフェンスで仕切るといった方法もあります。

まずは居場所を限定し、フェンス生活に慣れた後、ケージに移すこともアイディアのひとつです。

閉塞感が問題だと思われたら、大切なのはより広いスペースを提供し、飼い主が見守れる場所に設置することも対処法になります。

是非トライしてみてください。

隔離感

sources: free stitch

ケージに入れられたままの状態が長く続くと、気質によっては、孤独に感じたり精神的に不安定になる場合もあります。

精神的に不安定になると、ケージを噛んだり暴れたりすることもあり、犬自身が怪我をすることも。

長時間の隔離が問題だと考える場合、見守る時間を延ばす、ケージの滞在時間に一緒に遊ぶなど、モチベーションを上げるようにします。

焦らずに少しずつ進めてくださいね。子犬の時のしつけがとっても重要です。

5-2. 罰として閉じ込めるケース

長時間吠えるのを止めさせるため、また、いたずらなどの問題行動をやめさせるために閉じ込めたりすることも間違ったしつけの方法です。

吠えるのは、自分の訴えを聞いてほしいからかもしれないですし、犬にとって理由もわからずケージに閉じ込められることは、楽しい時間を取り上げられたと認識しかねません。

5-3. 治療の弊害になるケース

老犬など運動がリハビリになる場合もお勧めできません。動きが制限されたケージ内では運動になりませんよね。

獣医さんから適度な運動を指示されている場合は、獣医さんの指示に従うのが最優先。自由に動き回れるようにしてあげてください。

6. ハウストレーニング用ケージとクレートおすすめ

6-1. ケージの中にクレートを置く場合

クレートのスペースに外で休憩するスペースを考慮して、大きめのケージを準備します。

ケージのサイズの目安は、購入予定のクレートの幅の2倍以上です。

ケージやクレートも、出入り口は大きい方がハウストレーニングはしやすいです。

① アイリスオーヤマ 前面扉取り外し可能! 木製風 OPWS-960 ペット サークル

前側が全てオープンになるケージがアイリスオーヤマから出ていますね。

前が全部開いた状態ならわんちゃんも入りやすく、ハウストレーニングでも飼い主さんとの距離は近いままです。

今ケージの中にクッションが置いてありますが、そこにクレートが置かれるイメージです。

なお、ケージの中にクレートを置く場合は、クレートの扉は取り付けなくても大丈夫です。

② インテリアサークル WOODY L ナチュラル 天井ネット付き ペットサークル

幅120cmのゆったりケージ。こちらもハウストレーニングをしやすい大きな入り口は、50cmで出入りが楽な構造です。

ケージの中にクレートを置く場合は、横向きで。奥行60cm程度のクレートなら十分収まりそうです。

ハウストレーニングで大切なのは、入りやすくしてあげること。ハウスの扉の開け閉めはクレートではなく、ゲージで行います

③ リッチェル 木製スライドペットサークル ワイド / ナチュラル(ベージュ) ダークブラウン(茶) / 本体+底面トレー+仕切り+屋根

ハウストレーニングをするうえではオーナーのケージの扱いやすさも決め手になります。

このケージは90cmから150cm超の幅で調節可能。成長サイズに合わせてケージのサイズ調整ができる点がおすすめポイント。

ケージの中にクレートとトイレを置いてもサイズ調整ができますね。

さらに、トイレを横から出し入れできる点がユーザーフレンドリーで、2番目のおすすめポイントです。

奥行きも79cmあり、お部屋に余裕がなければなかなかこのサイズはおけませんが、クレートなら余裕で入ります。
もし、クレートを使用しないのであれば、中型犬のハウスとして活躍しますね。

犬によっては広すぎて落ち着かないケースもあるので、置き場所に工夫しましょう。

④ CITYDOG シンプル モダン ケージ 小型・中型犬用

こちらはスタイリッシュなCITYDOGのアイアンケージです。

ブラックとホワイトのケージは、モダンなリビングのインテリアにもマッチ。

ハウストレーニングの観点で言うと、特筆すべき点はありませんが、形を6角形にすると広く使えるのはメリットかもしれません。

このモデルはトレーが付属していませんので、床をプロテクトするためにはマットを準備する必要があります。

Citydogでもサイズに合わせた透明なマット を購入できますが、汚れても丸洗いできるラグやマットを敷いてもおしゃれになりそうです。

⑤ トムキャット トムクレイト6000

形を気にせず、シンプルなケージをお好みの場合は、このトムキャットがおすすめです。

前面と側面が開くので、使い方もフレキシブル!

ケージの中にクレートを入れる場合は側面の扉を開けてハウスのトレーニングができますし、中型犬などケージをそのままハウスとして使う場合は、正面の扉でハウスの練習ができますね。

クレートを中に入れる場合は、トレーの引き出し式はそれほどメリットではありませんが、ケージそのものがハウスになるような場合は、お手入れも楽です。

⑦ プチリュバン ペットケージ スリードア XLサイズ 折りたたみ式

トムキャットの進化系がこちら。扉が上にもついています。サイドの扉はほぼ全面開放型でハウストレーニングにはぴったりです。

プチリュバンのモデルは、ワイヤーネットのすのこ付き。

もし、シンプルケージの中にクレートを置いて、食べこぼし、飲みこぼしなどの汚れも手軽にしたい場合は、やはりこちらがおすすめです。

カタログ上は大型犬でとなっていますが、これは、ケージにクレートを入れない場合です。

プチリュバンにはすのこ無しタイプ もありますので、トムキャット同様の使い方も可能です。

6-2. クレートをハウスとして利用する場合

続いては、クレートをハウス兼キャリーとして使用する場合です。

ケージの中にクレートを入れても入れなくても、クレートをハウスとして使用する場合、クレートは大きすぎず、小さすぎない適性サイズを選びましょう。

⑧ ペット用キャリー ダブルドア Sサイズ

クレートそのもののお手入れのし易さを考えるのであれば、中がシンプル構造のこちらがおすすめです。丸洗いも簡単です。

扉は、組み立て後は外せるタイプではありませんのでケージの中に入れる場合は、工夫が必要。このキャリーケージは、ケージの中へ入れて住まいとして使用するより単独のクレートとして使用するのにおすすめです。

繰り返し話しているように、クレートをケージとして使用する場合は、犬のサイズに合わせて購入するようにしてください。

ちょうどいいサイスは、クレートの中で普通に立つことができ、展開できる余裕があることです。

ペットスイートのこのモデルはキャリーケースとしても活躍しますよ。

⑨ アイリスオーヤマ エアトラベルキャリー ペットキャリー ATC-530

ハウストレーニングの側面から見たエアトラベルキャリーのメリットは、左右どちらでも開閉できる点。つまり、正面扉が簡単に外せるところです。

ケージの中にクレートを入れるときには、扉を外して置いておけます。もちろんケージを使わないときには、扉を付けてハウスを学習させてくださいね。

キャリーとしても給水トレーが設置できるので、普段からハウスで慣らしておけば、移動や外泊も安心ですね。

⑩ ペットメイト ウルトラバリケンネルML トープ ブラック

バリケンの愛称で世界中のドッグオーナーから親しまれているウルトラバリケンのクレートは言うまでもなく、ハウスにピッタリ。

ケージの中に入れて使用するというよりはクレート単体でハウスとして使います。

耐久性もあるバリケンネルのクレートはハウス用のケージとして全く問題ありませんし、移動用としても大活躍です。

小型犬用として小さ目のサイズもあります。

⑪ アイリスオーヤマ 折りたたみペットキャリー FC-670

本文中に紹介したアイリスオーヤマの折りたたみクレートもハウストレーニングに活躍します!

ほぼ直方体で、庫内も広々。入り口も全面開放できる点は、ポイント高いです。

奥行きがたっぷり70cmあるので、一般のケージの中に入れるクレートとしては長め。丈夫なクレートなので、ケージ無しでも立派なハウスになります。

もし、ケージの中にこのクレートを入れる場合は、トレーニング時だけケージ内縦置き、トレーニング終了後は、ヨコ向きに置いてあげるといいかもしれません。

上から向きを変えられるように、屋根のないタイプ(サークルとも言います)が使い勝手がいいです。

⑫ ソフクレート n2 S 小型犬

クレートは、心地よいお休み処としてケージの中に入れるのであれば、ソフトクレートも検討する余地ありです。

ソフトクレートの良い点は、軽いこと。一般的にハードタイプのフレートより通気性が良く蒸れにくいため、良いと考える飼い主さんも多いのです。

ハウストレーニングは、ハードでもソフトでも欠かせませんが、愛犬の休む場所として設置したり、携帯用のキャリーとして十分生かすことができます。

大き目なサイズは幅46×奥行66×高さ53cmです。

6-3. ペットゲートやパーティションを利用する場合

中には、どうしてもハウスができない子がいるかもしれません。

とはいえ、安心して外出したり家事をしたりするには、安全・安心が確保された場所だけが行動範囲になるようにエリアを限定したいですよね。

そんな時に利用できるのが、ペットゲートやパーティションです。

⑬ スチールゲート ペットゲート多機能で使いやすい、ペットゲート!

狭い入り口をふさぐことができるパーティションは、キッチンへの侵入を防いだり、部屋を開放しながら出入りを制限します。

扉を閉めてしまうと、ハウスに慣れない子たちは、隔離されたような気持になることもありますが、扉を開けた状態なら犬も落ち着き、家族も、程よい距離感で愛犬を見守ることができます。

このゲートは、自動で閉じる機能がついているため開けっ放しを防ぐことができるパーティションです。

⑭ リッチェル 木製おくだけドア付ゲート Lサイズ / 扉つき 犬用

リッチェルのパーティションは一般的な日本のファミリールームに設置しやすく、馴染みやすいデザイン。高さが60cmのローサイズなら気になるほどではありません。

シンプルですが、木製で温かみがあり、洋室や和室にも溶け込みやすく設計されています。幅は、角度で調整し、部屋の一部を隔離するためのフェンスです。

もし、高さが欲しい場合は、81cmのハイサイズ もあります。

⑮ 北欧 アイアンゲート スカンジナビアンペットフェンス プレミア 

ペットゲートにもこだわりたい!と思ったら、ちょっとお高いですが、スタイリッシュなデンマークのベビーサークルメーカーの老舗、BabyDan社プロデュースのペットゲートをお勧めします。

デザインもさることながら、突っ張りタイプのペットゲートは、賃貸のお住まいや、壁に穴をあけたくない飼い主様にもお勧めできます。

このモデルは高さが74cm。大型犬なら、もう少し高さのあるフェンス をチェックしてみましょう。

ここに紹介したペット用フェンスは、犬用です!猫の脱走防止に使うフェンスは、隙間の間隔は5cm以下、高さは、できれば1.5m欲しいところです。

7. まとめ

犬は、習性上も狭い場所は嫌いではありません。安全・安心であることが分かれば自然にねぐらになります。

私たちにとって、ハウスは怪我を避ける有効な手段。場合によっては命に係わる可能性さえあります。

愛犬が、ケージやクレートを安心して過ごせる場所として認識させることがハウストレーニングであり、犬を迎えたらすぐに実施!最初が肝心なトレーニングです。

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