室内で猫を飼っていると、かわいい反面においなどいろいろ気になることはありませんか。
毎日のことなのでできれば快適に過ごせるようにしたいですよね。
快適に過ごすためのポイントの1つとなるのは、猫のトイレ事情です。
今回は、代用品を含めた猫用トイレシートの選び方やおすすめ10選など詳しく紹介しますので、気になる人ぜひチェックしてみてください!
1.猫用トイレシートって必要なの?
猫用トイレシートとはそもそもどんなものなのでしょうか。
その役割やメリットについてみてみましょう。
1-1.猫用トイレシートとは(役割)
猫用トイレシートは吸水性と脱臭性のあるシートで、猫砂の代用として使うものです。システムトイレ(すのこ付きの二層構造)で、砂の下に敷いて、おしっこをキャッチする役割があります。
水分を瞬時に固めて閉じ込め、すのこ下のトレーを常に清潔に保つ役割があります。
最近のトイレシートは、単に水分を吸収するだけではなく、除菌やにおいを抑える機能性付きがほとんどです。
1-2.猫用トイレシートのメリット
使用後はシートを丸めて捨てるだけなので、衛生的で片付けが楽なのが特徴です。
ベントナイト系や固まる砂とは異なり、吸水力のあるポリマーがしっかりおしっこを吸収。砂場をサラサラに保ち、猫砂に消臭効果がある場合は、砂とシートのダブル消臭で臭いを閉じ込めますよ。
また、トイレシートは、おしっこだけをキャッチ。おしっこの色を確認できるため、猫の体調もチェックできます。
2.猫用トイレシート代用問題
猫用トイレシートは犬用で代用できる?
代用はできます。
多くのメーカーのトイレシートは犬の飼い主をメインユーザーとして想定しています。実際に、今使用しているペットシーツのラベルには犬のイラストが。
とはいえ、用途としては「犬・猫」用ペットシーツとなっており、実際我が家でも、犬のイラストのトイレシートを猫のシステムトイレに使っていますが、まったく問題ありません。
3. 汎用トイレシートの代用問題
ここで、わたくし事ですが、自宅に猫がいるので、我が家の猫のトイレ事情を少しだけお話ししたいと思います。
筆者のいまの猫(二代目)のおしっこは、規則的に1日に1回のペース。健康的に毎日利用するためトイレ掃除は日々欠かせません。
回数も決まっているので、健康管理はしやすいです。
3-1. 「ニャンとも清潔猫トイレ」の代用品と純正品
「ニャンとも清潔猫トイレ」の純正品シートの良い所(メリット)は、次のとおり。
・消臭効果が優れている。代用品は、消臭効果がない、少ないものが多い。
・長持ちする。代用品に比べてふかふか感があり、吸収力が高いことは明白です。
・サイズがピッタリ!(意外と重要です)
一方、「ニャンとも清潔猫トイレ」代用品の良い所は、
・安い
・コスパが良い
この2つは、猫の飼い主が重視するポイントですよね。
自宅にいて、おしっこ臭がどれだけ漂うか。どれだけ我慢することができるかも、純正品か代用品かの決め手かもしれません。純製品は、使った直後こそ臭いますが、トイレに近づいた時には、臭わない、という意味で問題なしです。
今の猫は、1日に1回の割合でおしっこします。我が家では、一時期不規則な排せつを繰り返していた時期がありました。
ただ、それがストレスからくることがわかり、対策を実施。今は、量の多少はありますが、毎日規則正しくトイレを使用しています。
以前は、一度に大量のオシッコを処理できる厚手タイプの代用品を使用していましたが、今は、薄手シーツを毎日交換する生活です。
猫トイレのシーツは小さいサイズても我慢できるか、も代用品を使用するうえでポイントです。
特に一回り大きいニャンともトイレの場合、今までジャストサイズのペットシーツに出会えていません。
現在使用中の代用品は、純正と比較すると、吸収部分は長さが5mm、幅が15mm短かく、実際はトイレの平らな部分をすべてカバーしていません。
ですが、そこは智恵でカバー!周りのひらひら(前後左右が25mm~30mmある)も一部として一緒にカバー。サイズこそ小さ目ですが、きちんと使えています。
後ほど、小さいペットシーツをピシっとセットする方法を説明しますね。
3-2. 「デオトイレ」の代用品と純正品
一方、「デオトイレ」は、「ニャンとも清潔猫トイレ」に比較してサイズが少し小さめ。「ニャンとも清潔猫トイレ」用シートは、約45cm x 35cm(外寸)に対して、「デオトイレ」用シートは、約44cmx32cm。
デオトイレの純正品もまた、消臭機能はとても優れており、たっぷりの吸収力。トイレ掃除を頻繁にしなくても、ちゃんとおしっこをキャッチし、においを外に漏らしません。
だからと言って、猫トイレの掃除がなくなるわけではありませんよ。3、4日に一度は、おしっこの溜まり具合を確認しましょう。 デオトイレの代用品に限ったことではありませんが、ブランドトイレシート代用として販売されている汎用品は、トイレシートも厚みが少ないという点は要注意! 吸収ポリマーの量が少ない分、コストをセーブしているのですね。
とはいえ、代用品のデメリットをメリットと捉えるとすれば、薄さは収納時の省スペースにつながります。
小まめに取り換えが可能な飼い主なら、薄めの代用品でも問題ないとも言えます。
(ノーブランド品でも厚型、超厚型があり、純正品と同じタイプとの比較では、価格差は小さくなります)
ニャンとも清潔猫トイレとデオトイレのノーブランド代用トイレシートを考えている飼い主は、少しでも大きめサイズのトイレシートをおすすめします。
ニャンともトイレやデオトイレシートの代用品は正規品に比べて、値段がお手頃。大きめサイズの代用品は価格が多少高くなるかもしれませんが、少額をケチって失敗しないようにしてくださいね。
猫にとって、トイレの使い心地を気にするほどの違いではありませんが、代用品を検討する飼い主にとって大きな違いです。
「純正品」か「代用品」かの決め手は、出費を抑えるか、ニオイを抑えるか、笑。さらにトイレ掃除をマメにできるかもポイントになりそうです。
3-3.トイレシート代用品の交換方法
さて、デオトイレの専用シートやニャンとも清潔トイレの純正シートは代用品に比較して一回り大きいことを説明しました。
正規品に比べてサイズが小さい代用品は、シーツを敷く時に慎重に置かなければなりません。
万が一、手前や横にずれたまま敷いていると、交換時、トレーが洪水状態になりかねません。(経験者です。悲)
これを避けるための方法は2つです。
3-3-1. トイレシート代用品をテープで固定する
一つ目は、メンディングテープでトイレシートの奥をトレーに固定してセット。微妙なサイズでもズレることなくセットすることができます。
3-3-2. トイレシート代用品の先をトレーの下に折り曲げる
もう一つの方法は、少し練習する必要がありますが、すぐに慣れます。
まず、トイレシーツのひらひら部分(ポリマーの入ってないシーツの縁部分)をトレーの奥に出して下向きに折り曲げます。
このあと、下向きに折り曲げます。
そのときポリマーをトレーと床に挟むように引きずって、そのまますのこの下へ。(写真参照)
そのままグッと押し込みます。
押し込むときには、下向きに力を加えて押し込めるところまで押し込みます。
押し込めるところまで押し込んだら、ゆっくり手前のひらひら部分を手前に戻します。
ゆっくりです!慌てずに。折り返した分だけ手前に引っ張ります。
この時、手前のトレーの縁に合わせようとすると、奥が足りなくなるので、笑、ぎりぎりの感覚でトイレ本体に挟み込みます。
最初からうまく人も多いと思いますが、万一、引っ張り過ぎかな?と思ったら、トレーを引っ張り出して確認してみましょう。
毎回テープ止めをするのが面倒な人にとっては、やっているうちに慣れる作業なのでおすすめします。
ちょっとのサイズ違いを間違えて購入してしまった場合、使い切れないともったいないですよね。
工夫して使うか、メルカリで売るか、笑。ちょっとのサイズ違いなら工夫して使うことで無駄にしませんよね。
4.猫用トイレシート選びのポイント
では、実際どんなトイレシートを選べばよいのでしょうか。
4-1.トイレに合ったサイズを選ぶ
トイレの大きさは各社さまざまなので、使用しているトイレに合ったサイズを選びましょう。
純正タイプならピッタリサイズ。もし、代用品を検討する場合は、周りのひらひら部分でカバーする必要がありますが、おしっこが下まで通過しないためには縁のガードが高いほど安全です。
吸収部分が小さい場合は、縁ガード(ひらひら部分)で底面と縁をカバーすることになるので、慎重に選びましょう。
4-2.数日続けて使うなら、脱臭・抗菌成分があるもの
毎日おしっこシートを取り換えるのが苦にならなければ、薄手のトイレシートを毎日交換するのが衛生的。
もし数日続けて使いたいという人は、においが強くなってくるので脱臭・抗菌成分入りの商品を選びましょう。厚手タイプのトイレシートから選べば、吸収量的にも安心です。
4-3.体調の変化が分かりやすい白色シーツがおすすめ
シートの色は青と白の2種類あります。
おしっこの色がわかりやすい白を選べば、体調管理もできます。
4-4.コスパも重要
いろいろ選び方はあるのですが、毎日のこととなるとコストもかかります。
なるべくコストを抑えたい人は、コスパ重視で選びましょう。
コスパで代用品を選ぶときには消臭能力が犠牲になることもあります。吸収材に消臭機能がある場合は、薄型と厚型でも消臭力が違います。
また、薄型シーツで効果的な消臭を求める場合は、すのこに敷く猫砂で消臭機能の高い製品を選ぶようにするのはいかがでしょうか。
5.ニャンとも清潔トイレとデオトイレ代用シーツおすすめ5選
それではいよいよ、猫用トイレシートの人気商品5選を紹介します。
①スターセレクト ペットシーツ レギュラー 100枚(45cm×34cm)
- スターセレクト ペットシーツ レギュラー 100枚(45cm×34cm)
ご存じ、「ライフ」「ヤオコー」の共同開発ブランドスターセレクト。このブランドペットシーツも他のOEMペットシーツと比較して一回り大きく、「ニャンとも清潔猫トイレ」や「デオトイレ」にも使用可能なアイテムです。
消臭機能も備わっていますので、おしっこのニオイは気になりません。コスパで選ぶなら「ニャンとも清潔猫トイレ」オーナーにおすすめのトイレシートです。
どの代用品にも言えますが、初めて代用品を使用する場合、ポリマーの量が少ない分、厚み(薄さ)が気になります。
そこは普通の猫ちゃんなら問題ないことをメーカーも検証して製造していますので心配不要かと。大切なのは、ちゃんと機能するかどうかです。
②コーチョー ネオシーツカーボンDXレギュラー88枚 ペットシーツ
- コーチョー ネオシーツカーボンDXレギュラー88枚 ペットシーツ
こちらもレギュラーサイズで、「ニャンとも…」のトイレにフィットする大きめのおすすめサイズです。
トイレシート代用品すべてにいえますが、小さいというのがどの程度なのかを実際に見てから、という飼い主は、まず1袋を購入して実感することが賢明です。
サイズ感に納得がいけば、小さいサイズに慣れない飼い主もひと袋終わる時期には(88回交換すれば)慣れるでしょう。笑。
①との違いは、こちらの製品が炭入りであること。最初の製品も消臭は問題ありませんが、より消臭にこだわりたい、消臭で絶対失敗したくない飼い主様には、こちらをおすすめします。
③トイレシーツ【厚型】レギュラーサイズ 108枚入(45×34cm)
- トイレシーツ【厚型】レギュラーサイズ 108枚入(45×34cm)
ユニ・チャームのデオトイレ、花王のニャンとも清潔トイレの代用として両方に使えるペットシーツです。
厚型で1袋100枚以上シーツが入っているコスパ抜群のペットシーツ。
厚型でポリマーもしっかり入っているので、1日2回ぐらいのトイレ回数なら十分間に合う吸収力です。消臭も気になりません。
帰宅が遅くなりがちな一人暮らし、共働きで、猫の留守番用シートに丁度いいです。
④コーチョー ネオシーツ クエン酸GX レギュラー 92枚
- コーチョー ネオシーツ クエン酸GX レギュラー 92枚
猫砂ではよく見かけるクエン酸パワーですが、こちらは、ペットシーツにクエン酸を配合して消臭するタイプ。厚型ですので、クエン酸含有量も豊富です。
ご存じの通り、人間用のトイレ掃除洗剤にはクエン酸パワーが生かされていますので消臭については説明不要ですよね。
一番臭いを感じやすいのは、トイレ掃除のとき。吸収力も厚型、クエン酸も豊富でですので、トイレお掃除でもニオイは気になりません。
⑤ニコペット ヒノキの香り付き 厚型ペットシーツ レギュラー 34cm×45cm 88枚入×4パック
- ニコペット ヒノキの香り付き 厚型ペットシーツ レギュラー 34cm×45cm 88枚入×4パック
ほんのりヒノキが香るペットシーツ。
直接シーツの上におしっこをする犬の足濡れを防止する機能は、ポリマーの高速吸収と吸収後の逆流防止が特長の成せる業です。
さらに、逆流しないということは、においも表面に漏れないことを意味しますので優れたた消臭効果もこの高機能からきています。
6.まとめ
一般的な猫用のシステムトイレ用シーツサイズは、33cm x 44cm。
既に気づいた方もいらっしゃるかもしれませんがデオトイレやニャンとも清潔トイレの代用として使用する場合、少し小さいのです。
メジャー2大ブランドであるデオトイレ代用として、あるいはニャンとも清潔トイレ代用として使用するためには、幅34cm、長さは最低45cm 必要になります。
これから代用品を試す予定の方は、まず、一袋から。試した結果、小さいトイレシートでは不安を感じる方は、純正シートをおすすめします。
トイレシートは消耗品ですので、少しでも安く済ませたい猫飼い主さん向けに参考になればと思います。