おしゃれな犬用キャリーの代表格といえば、軽くてコーデがしやすいトートバッグや犬用リュック。お散歩で疲れた時のお休み処として、安全な移動手段として愛犬との外出には欠かせません。
おしゃれで気軽に持ち歩ける犬用キャリーバッグですが、安全な移動手段として利用するのであればデザインだけで選べません。
年々使いやすくなっている犬用トートバッグやショルダーバッグですが、今回は、最新仕様や、選ぶポイントなど、街中でコーデを楽しむための機能性にもこだわった愛犬キャリーについて解説、おすすめも一緒にご紹介します。
是非、最後まで読んで参考にしてくださいね。
1. おしゃれにもこだわりたい犬用キャリーバッグ
犬用キャリーバッグをコーディネートする時、一番問題になるのがサイズ。
犬連れでおしゃれに外出したいと思えば、移動中のキャリーも上品な犬用のショルダーバッグ・トートバッグやリュックで決めたいところですよね。
品のあるコーデに仕上げたいと思っても、愛犬の居心地も優先されるペットキャリーは普段のショルダーバッグやトートバッグと比較して大振りのため、荷物を担いだような格好になってしまいます。
コーデにおいて、バッグだけがアンバランスに主張してしまいがちな犬用キャリーですが、大人エレガントや大人可愛いおしゃれ感がある犬用トートバッグやショルダーバッグも一定数存在するのです。
早速おしゃれに欠かせないキャリーバッグのポイントを見ていきましょう。
おしゃれポイント1
大きさを感じさせないサイズ感
犬用のキャリーバッグは、小物を収納する一般的なタウンバッグに比べ大振りになるのは仕方なし。
パーフェクトコーデしか考えないようなオーナーの身勝手さで愛犬を窮屈にはできませんよね。
そこで、大きめのサイズ感を視覚効果やデザインで小さく見せるショルダーバッグやトートバッグをお勧めします。
しっかりマチを確保し、快適性をキープしながら、やわらかな曲線、パターンや柄、色などでやさしさを強調することで、バッグのイメージをサイズから形状へ変え、よりコンパクトな印象に見せることができます。
おしゃれポイント2
デザイン
一般的な犬用キャリーは、犬の快適性を優先しデザインされているため、不格好になりがち。
一方で、ペット用ながら休日のお出かけバッグのようにおしゃれなデザインに仕上がっているペットキャリーもいくつかあるのはご存じですか?。
もちろん、中で愛犬が安心して休むためには、内部も快適な環境をキープしなければなりません。
おしゃれな犬用のキャリーは、機能性を維持しながら安全性や快適性まで考えられていながらも、見た目は、身に付ける飼い主さんもエアリーを感じさせる軽やかなデザインです。
おしゃれポイント3
素 材
ペット用キャリーのおしゃれ感はバッグの素材によって全く違った表情を見せます。
どの素材が良いというのではなく、目指すものがベーシックシンプルなのか、華やぎなのか、大人フェミニンを求めているのか、着こなしによって小物も変わるように似合う素材も変わります。
本革や型押し合皮の素材からはフォーマル、引き締まった表情が楽しめ、大人エレガントコーデに向く一方、キャンバスやデニムのドッグキャリーなら上品ながらもカジュアルで自由なイメージも。
最近のキャリーには、ミリタリーでも使用される丈夫な素材もあり、生地色や織りもワイルドなカーキやキャメルなどラフティブ(ラフ+アクティブ)なコーデに。
おしゃれ以外に丈夫さも求められる犬用キャリーで微光沢を持ったコーデュラは最近増えてきた上質な素材です。
素材を生かしたデザインは犬用キャリーに関わらずおしゃれの決め手です。
愛犬との外出をおしゃれに楽しみたいと思えば、コーデもしやすいトートバッグやショルダーバッグ。皆さんは、どのように活用したいと考えていますか
2. 最新犬用バッグの選び方をマスターしよう
一般的なショルダーバッグにも機能性とデザイン性が求められるように、ペット用ショルダーバッグも、デザインだけではなく、犬の移動に適した機能性が求められます。
ここからは、犬用キャリーの選び方のポイントを解説します。
2-1. 安全性
一般用とペット用のショルダーバッグやトートバッグの最大の違いはその安全性です。
中に犬を入れて運ぶ犬用ショルダーバッグは、バッグが何かにぶつかったときに側面に衝撃をやわらげる十分な厚み(パッド)が入っている必要があります。
予期せぬ行動をするのも犬の特徴です。
急に大きな音を聞いたり震動がバッグにダイレクトに伝わるなど周囲にただならぬ変化が起こると、平常心だったメンタルに影響を及ぼすことがあります。
特に身の危険を感じると外に飛び出そうとするため、飼い主様が咄嗟に押さえることが出来なくなっても安全が保たれるバッグなら安心ですよね。
飛び出し防止のストラップやネット付きは、装備されて当たり前。
通気口メッシュを開け閉めする最新のジッパーには、入り口が広がらないようなロック付きが広まっています。ロック付きなら力がかかってもジッパーが滑りません。
2-2. 耐久性
耐久性はペットキャリーの要検討項目です。特に通気口のメッシュ部分は、爪が引っ掛かり最も傷みが生じやすい場所。
メッシュ部分は、表面に耐摩耗コーティングが施されたバッグが良いでしょう。
最近では、キャンプ用リュックやテントなどにも使われる化学繊維で、軽さと丈夫さを兼ね備えた耐久性抜群のペット用ショルダーバッグも出ています。
摩擦や引張りに対しても抵抗力が強く、撥水性も兼ね備えたアウトドア用の生地はペット用品にも適した素材といえます。
普段、ショルダーバッグを持ち歩いている方は入り口を開けてお持ち歩くことが多いのではないでしょうか。
一般のショルダーバッグとは異なり、入り口の開け閉めが頻繁になる犬用キャリーバッグでは、ジッパーの耐久性も必要です。
素材的には、スチール製のほうが丈夫だと考えますが、最近のプラスチック製ジッパーは、動きもスムーズ、強度がアップして錆びずに長持ちすると言われます。
さらに、犬用キャリーバッグは、一般のショルダーバッグよりよだれや汗が染みこんで汚れやすいのが特徴です。
定期的な洗濯も欠かせなくなりますので、洗える素材であることも重要です。
おしゃれなトートやショルダーバッグには内側だけ外して洗えるものも出ています。
お気に入りのショルダーバッグにインナーが付かない場合は、飼い主さんが交換できるハンドメードのインナーを作ってあげるのもいいですね。
2-3. 居住性
愛犬を長時間にわたりキャリーバッグの中で過ごさせることは、おすすめできません。
クレートの様にしっかりしたスペースが確保された環境とは異なり、ソフト素材でできているショルダーバッグは左右からの圧に弱く快適さに劣ります。
少しでも心地良く過ごせる場所にするために、内部はできるだけすっきりした空間になっているバッグを検討しましょう。
ショルダーバッグでもバッグの内側に段差ができるポケットついたキャリーよりも外に収納スペースが確保され、内側がフラットで快適に過ごせる仕様がペット想いです。
底面は考えられていますか?愛犬が長時間「お座り」や「伏せ」の状態で過ごしやすいのは体重がかかっても湾曲しない硬い底面です。愛犬が乗っても歪まないショルダーキャリーバッグを選びましょう。体長や体高に加えてメーカーの推奨体重も合わせてチェックするようにします。(参考犬種はあてにならないので要注意です。)
最近のペット用ショルダーバッグなどには中敷きはポケット付きが増えています。
ちょっとした改良ですが、冬はカイロ、夏は保冷剤を入れることで、愛犬がより快適に過ごせるように考えられています。
ただし、熱くなりすぎたり、冷たくなり過ぎないようにカイロや保冷剤を使用するときには、タオルで調整することも忘れないようにしてくださいね。
2-4. お手入れのしやすさ
おしゃれなショルダーバッグは、側面のデザインが重視され、通気性が失われがちです。
通気性が失われるとニオイの元となる脂汗がバッグに付着するため、使用後は裏返しにして風に当てるなどの工夫が必要になります。
特に、一緒に外出する機会が増えると、愛犬がバッグの中で過ごす頻度も増えるため定期的なお洗濯が欠かせません。可能ならば、丸洗いできる(少なくともインナーが取り外して洗える)素材を選びます。
最近ではニオイが付きにくい防臭機能や抗菌機能が備わった素材で作られたペットキャリー、ショルダーバッグも販売されています。
お手入れとは違いますが、地面に触れて汚れないように底鋲のあるショルダーバッグも出ています。ユーザー想いの仕様ですね。
2-5. 使いやすさ
電車やバスで移動する場合、5~6キロの荷物を肩にかけて運ぶ労力も必要です、
肩掛けベルトは肩に負担が少ない幅広のベルトを採用したタイプや、ベルトに厚めのパッド入ったペットキャリーから選びましょう。
おしゃれなペット用のショルダーでも手提げバッグのように握りやすい丸みを帯びた肩ベルトは、肩も疲れやすく要注意です。
では早速おしゃれな機能性バツグンの犬用キャリーバッグをご紹介します。
3. おしゃれな犬用キャリー11選
3-① Toto & Pal トトパル AWパラフィンキャリーバッグ(ダックス)
- トトパル AWパラフィンキャリーバッグ(ダックス)
サファリバッグの雰囲気を出しているペット用ショルダーバッグは、キャンバス地にロウを塗ったパラフィン加工を施したバッグです。
パラフィン加工は撥水性があるだけではなく、ビンテージ加工にも使われますので、使い込むごとに風合いの変化も楽しめるおしゃれなショルダーバッグです。
もちろんペットを安全に運ぶ機能も充実しています!
3-② CITYDOGパイピングトートキャリーlf-c-picarry-set
- CITYDOGパイピングトートキャリーlf-c-picarry-set
ファッション雑誌に取り上げられたペット用に見えないおしゃれなペット用トートバッグ。
デザインだけではなく、硬めの底板や飛び出し防止の仕組みなど飼い主様が安心して使えるように工夫されています。
3-③ Free-Stitchバルコディ キャリー S サイズ
- Free-Stitchバルコディ キャリー S サイズ
アウトドア商品に多用されるコーデュラ素材を使用した丈夫なバッグです。
説明を読むと米軍の装備品にも使われているバリスティックナイロンの文字も。
これだけで耐久性は証明されますね。
内側の生地は制菌・抗菌防臭生地を利用。おしゃれで高機能、長く愛用したいショルダーバッグです。
3-④ LIP1008 ユーズドスタイルトート L ナチュラル×カモフラカーキ
- LIP1008 ユーズドスタイルトート L ナチュラル×カモフラカーキ
脇(側面)が甘くなりがちなこの手のショルダーバッグですが、このペット用バッグは側面にもしっかりウレタンパッドが入り、ヨコからの衝撃を吸収します。
硬い底板とウレタンクッションで居住性も確保されていますよ。
シンプル+おしゃれなおすすめのショルダーペットキャリーです。
3-⑤ ペーパートートバッグ 撥水 新素材バッグ 83r007
- ペーパートートバッグ 撥水 新素材バッグ 83r007
一見、紙素材の様に見えて、紙より丈夫!お洗濯も可能な新素材のペット用トートバッグがこちら。
高密度のポリエチレン素材を利用し表面をリンクル加工したバッグはとってもおしゃれ!もちろん、脱走防止のメッシュネットとベルトは完全装備。
グレーとベージュの2色展開でコーデスタイルによってチョイス可能。エコな感じも◎です。
3-⑥ 2.8duepuntoOtto(ドゥエプントオット)ハンドメイドペットバッグ
- 2.8duepuntoOtto(ドゥエプントオット)ハンドメイドペットバッグ
こちらのバッグ本体も、新素材の紙を主原料にしたセルロースファイバー製。
丈夫で断熱効果のある素材なので、冬は暖かい素材を夏はひんやり素材を内側に敷くことで快適に過ごせるところが良いですよね。
このペット用キャリートートは、僅か700gと軽量ながら、10Kgのワンちゃんまでキャリーできます。
3-⑦ マンダリンブラザーズ BIG POCKET CARRY BAG
- マンダリンブラザーズ BIG POCKET CARRY BAG
犬のアパレルメーカー「マンダリンブラザーズ」のロングセラー定番品は、おしゃれな犬用ショルダーバッグです。
ビッグポケットと名付けられているように、収納力抜群のショルダーバッグ。
愛犬の居住性や飼い主さんの使いやすさにも配慮したキャリーです。
3-⑧ ANZUDOG デニム キャリーバック
- ANZUDOG デニム キャリーバック
ビンテージ加工でこなれ感を演出したい人向けには、デニム製のペットキャリーがおすすめ。
風合いもさることながら、ペットを安心して運べる機能が満載!丈夫な底板で安定感もあり、顔出し用のラウンドカット構造でわんちゃんも飼い主さんもお互いの様子を確認できますね。
デニムトートバッグはインディゴ、ブラックと共に3色展開。
飛び出し防止のネット、ストラップで愛犬の安全にも配慮した犬用ショルダーバッグです。
3-⑨ トートキャリー レディースライク [5521]
- トートキャリー レディースライク
黒の合皮にエンボス型押し加工が施され高級感もあるペット用ショルダーバッグです。
とはいえ、軽さを追求したこのバッグは側面のからの衝撃が若干心配になる仕様なので、両側面にある大きなポケットに薄いパットを入れてあげると安心かもしれませんね。
可愛くしたいときには、ピンクもありますよ。
3-⑩ free stitch オリジナル スクエア トート S サイズ
- free stitch オリジナル スクエア トート S サイズ
コットン100%厚手のキャンバスでできたペット用キャリーは丈夫で長持ち。
自然素材は風合いが楽しめるペット用キャンバストートバッグですが、一方でニオイが付きやすい面がデメリット。使ったら裏返しにして、マメに陰干ししてあげましょう。
コットンキャンバスは丸洗いが可能です。どうしても気になる汚れができたらお洗濯してあげましょう。
シンプルな飽きの来ないデザインは男性にも女性にも使っていただけるおしゃれな犬用トートバッグです。
3-⑪ CITYDOG シティ バックパック キャリー
- CITYDOG シティ バックパック キャリー
今回のメインアイテム、ペット用ショルダーバッグではないのですが、おしゃれな犬用リュックということで番外編でご紹介。
ペット用リュックで300件以上のレビューを集めて評価は、☆4.5以上!ユーザーも口コミをしてしまうペット用キャリーです。
おしゃれだけではなく、機能やペット用としての使い勝手が充実しているからこその評価です。
4. バッグなら愛犬もスルーパス
公共交通機関での移動で活躍
愛犬と一緒に電車やバスを利用するときには、犬が全て隠れるキャリーバッグが必要です。
JR東日本の場合も、ペットを乗せるルールがあり、ペットカートはサイズ面で不可、スリングも不可、クレートはサイズ次第など、厳しい条件が並びます。
一方、犬用リュックやショルダーバッグは、電車での移動も比較的スムーズ。仕様やサイズをクリアしたショルダーバッグなら電車を使った小旅行も可能です。
公共交通機関のルールは事前に確認、マナーを守って利用してくださいね。
5. まとめ
愛犬もコーデの一部、ショルダーバッグもコーデの一部なら合わせやすいペットキャリーを揃えたいですよね。
今回はおしゃれなショルダーバッグの特集として、移動中も快適に過ごせる機能を揃えたおすすめのキャリーをご紹介しました。ショルダーバッグ以外のおすすめキャリーについての記事もありますので興味があれば読んでみてください。
スタイリッシュなキャリーならお散歩の楽しみが増えます。ぜひ、お気に入りのアイテムを見つけて愛犬との外出をおしゃれに演出してくださいね。