チョーカーといえば迷子札を探している飼い主さんはアクセサリーチョーカー、しつけ用を探している飼い主さんはトレーニング用チョーカーを思い浮かべますが、この記事はアクセサリーチョーカーについて説明になります。
本来は、迷子札や首飾りとして使うアクセサリーチョーカーですが、誤った使用方法を続けている飼い主さんも一定数いるようです。
ということで、この機会にチョーカーの役割や首輪との違い、注意点について記事にしましたので学んでくださいね。よくわからずに使用している飼い主さんには新たな発見があるかもしれません。
1. チョーカーと首輪の違い
室内犬を飼われている飼い主さんに
とってチョーカーはなじみがあるアイテム。とはいえ、犬を飼い始めた飼い主さんにとってはチョーカーが必需品なのか、首輪の仲間なら首輪でも大丈夫では?と思う方もいますよね。まずは、チョーカーや首輪の枠割について説明します。
1-1. チョーカーとは
チョーカーとは、そもそも首元をオシャレにドレスアップするもの。いわゆる首飾りです。エジプトのクレオパトラを想像して思い浮かぶ首飾り、あれが、チョーカーです。(ネックレスに近いですが、ネックレスは、もっとゆるゆるなので、首飾りであり、胸元のアクセサリーといえます)
犬に取り付けるチョーカーもまた、首輪のように身に付けますが、アクセサリーチョーカーは、犬が普段から身に付けることができる首輪です。ファッションアイテムとして、さらに付加価値として犬の安全と保護を考えられて作られているのが数多くあります。
常時着用をイメージしているため首輪より軽量、さらに着用中も犬の負担にならないようにやわらかな素材を使用していることが多いのも特徴。首輪を外してリラックスさせてあげたいときに活躍するのがチョーカーです。
種類によっては、外で使用できるもの(というか外用)も。例えば、LEDチョーカーなどはその一つです。キラキラ発発光するアイテムで、安全性を高めたチョーカーは暗い道のお散歩コースにおすすめです。


1-2. 首輪
チョーカーも首輪も呼び方の境界は曖昧かもしれませんが、きっちり締めて使用するのが首輪といったイメージです。
犬用で首輪といえば、リードと一緒に考えるのが一般的です。外出時、リードを取り付けて犬の動きをコントロールする役割がメインになる実用性の高いアイテムが首輪。ですので、アクセサリーというよりも耐久性のある素材で作られており、引っ張られる力にも耐えられる構造になっているものを首輪と呼びます。
首輪をつけていれば、サッとリードを取り付けてお出かけや散歩でも手間が省ける反面、がっちりした素材でできており長時間の着用は負担になるものもあります。


首輪の中には、軽量素材で作られチョーカーと呼んでいる首輪もありますが、おしゃれなチョーカーのイメージを販売に生かすために、あるいは、迷子札付きの首輪をチョーカーと呼んでいるようです。
2. チョーカーの素材
チョーカーは、細い布やナイロン、柔らかい革などで作られているものが多く、軽量かつおしゃれなデザインが特徴。着用中も快適に過ごせるよう、柔らかさとフィット感が重視されており犬が身に付けていても気にならない重さです。


最近では、飼い主さんが愛犬をさらにかわいく演出する「ファッションアイテム」としてもチョーカーは人気。シンプルなデザインからカラフルで個性的なものまで、豊富な選択肢があり、愛犬の毛色や性格にぴったりなものを選ぶ楽しみも広がります。
例えば、リボンや小さなチャームが付いたかわいいデザインのチョーカーを身に着けるだけで、愛犬の雰囲気が一層キュートに!飼い主さんのセンスを表現できるため、ちょっとしたお出かけや写真撮影にもぴったりです。

さらに、迷子札が付けば、万が一に備えた「安全性」もあり、「おしゃれ」を同時に叶えることができるため、見た目と実用性を両立したい飼い主さんに特におすすめです。
3. チョーカー使用時の注意点
これらのことから、チョーカーの装着するシチュエーションも限られてきます。
アクセサリーチョーカーは、犬にとっては着用感が薄く負担が少ないのがメリット。


また、アクセサリーチョーカーは迷子札と兼ねるケースが一般的で、迷子になった際に飼い主とペットをつなぐためのアイテム。軽量、柔らか素材で日常的な使用にピッタリです。
注意点としては、見かけ上首輪のようなデザインであっても迷子札用として販売されているものもあるということ。常時装着可能ですが、耐久性に欠けるので過信は禁物です。
アクセサリーチョーカーは、強度に欠けるので、外出時はチョーカー着用の状態で、さらに首輪をつけるのが正しい使用法です。


4. しつけのトレーニング用チョーカーとは
トレーニング用のチョーカーは、犬の引っ張り癖や特定の行動を矯正するために用いられるツールです。多くの場合、金属チェーンや強度の高い素材で作られており、飼い主が引くことで犬に軽い刺激を与え、注意を促す仕組みになっています。トレーニングの補助具として活躍するチョーカーは、正しい使い方を知らないまま使用すると犬に負担をかける可能性もあります。
トレーニング用の場合は、専門家の指導を受けて使用することが重要です。
チョーカーといっても、しつけ用の丈夫なチョーカーもあれば、この記事で紹介した迷子札アクセサリーチョーカーもあり、これらは異なる全く別のアイテム。日常的な使用には迷子札用チョーカーが適しています。
5. まとめ
迷子札用チョーカーと首輪は、それぞれ異なる場面で活躍します。
チョーカーは軽量。主に室内用で長時間着用しても快適に過ごせることやおしゃれなデザインも多いので映えの演出、可愛さの惹きたてもチョーカーならではの特長です。
首輪の役割は愛犬の安全確保。首輪はより実用性を追求し耐久性が求められる外出用のアイテムといえます。愛犬の性格や生活スタイルに合わせて使い分けることで、ペットの安全と快適さを両立することができます。チョーカーは室内猫の首輪としてもピッタリです。