一人暮らしで犬を飼う方が多くなっていますね。
一人暮らし世帯が犬を飼うためには、プラスアルファの広さといった表面的な必要条件だけを満たせばよいものではありません。この記事では、
一人暮らしで犬と暮らすための条件・心構え
一人暮らしで犬を飼うための事前準備
一人暮らしで犬を飼うための住環境
一人暮らしで悩みがちな犬の留守番方法
など、一人暮らしをする方が犬を飼うにはどうすべきか、留守番や日中の餌やりなどの疑問、心配事を事前に解決したい方に、室内飼いするポイントを解説しました。
一人暮らしの方で、犬を飼うことを検討している方は必読です。是非参考にしてくださいね。
1. 犬を飼うメリット
まず最初にサクッと犬を飼うメリットについて。
一人暮らし世帯にとっては、生活に潤いが生まれます。
一人暮らしならではの単調な生活に癒しを与え、規則正しい生活、からだを動かすきっかけを与えます。
さらに、一人暮らしが陥りがちな不安や寂しさを和らげ心の憂鬱を解消する手助けになったりと、精神的、肉体的にも多くの利点があるのです。
とはいえ、犬を飼うには、条件や心構えが重要。
一人暮らしで自分以外に世話をする人がいなければ、命を預かる分、人一倍の責任も生じてきます。
まず最初に、これから犬を飼うために必要な心構えについて説明します。
2. 犬を飼うための5つの条件・心構え
2-1. 一生を面倒見ること
まず最初は命を預かるという覚悟です。犬の寿命は、短命と言われる大型犬でも10年以上。
最近は、住生活環境の向上やドッグフードの栄養学の進歩により、ますます寿命が延びています。
今は一人暮らしでも、その間に生活環境の変化があるかもしれません。
一緒に住む家族が増えるときには、全員が犬と暮らすことに理解を示し最後の最後まで面倒見続ける覚悟が必要です。
2-2. 自分の時間を犠牲にできる
一人暮らしで犬を飼うとなると、家族のいる世帯とは異なり、犬の世話をほかのだれかに代わってもらうことができません。
散歩やトイレの始末など、一人暮らしで犬とは無縁だったころとは無縁のルーティンワークで自分の時間が犠牲になります。
2-3. 犬の養育費を惜しまない
犬を飼うのは猫以上にお金がかかります。
後ほど揃えるべきものをリストアップしますが、初期費用だけでもワクチン接種費用やケージ、トイレの購入費、散歩関連グッズ、キャリーケース、お手入れグッズなど多岐にわたります。
それ以外に、消耗品と言われるドッグフード代、トイレシーツなどが毎月かかります。
犬種によっては、養育費は猫の比ではありませんし、突発的な医療費がかかることがあることも念頭に入れておく必要がありますよ。
2-4. ちゃんとしつける
とにかく、一人暮らしの難点は代わりがいないということ。
トイレのしつけ、ハウスのトレーニング(飼い主の命令でケージの中に入ること)だけではなく、無駄吠えや噛み癖の防止といったしつけ、散歩を通して社会化のトレーニングを積むなど様々なしつけを一人でこなす必要があります。
2-5. 愛犬の健康まで気を配る
犬を飼うことになるということは、乳幼児の世話を10年以上することと同じと言っても大袈裟ではありません。
言語の違う異種コミュニケーションでは鳴き声やボディーランゲージが重要になります。
また排せつ物や食べ残しなどにも気を配り、いつもと異なる仕草や行動パターンが健康に影響を及ぼしていないか観察してくださいね。
吠えることだけがコミュニケーションではありません。からだをあちこち舐めていたら皮膚疾患を患っている可能性もあります。
愛犬が仕草で懸命に伝えていることをは、身近にいる飼い主さんだからこそ気づいてあげなければなりません。
トイレのウンチのチェックも欠かさないようにしましょう。
3. 犬を飼うための事前準備
一人暮らしに限りませんが、犬を飼うには、事前準備が不可欠です。
3-1. 住環境の確認
ワンルームで一人暮らしをしながら犬と一緒に済んでいる飼い主は大勢いますが、今お住いの部屋で犬を飼うことを許可されていますか。
マンションを所有しているなら、一度は管理規約を読んだことがあると思います。飼っても良いペットの種類やサイズなどを再度確認しておきましょう。犬の飼育が小型犬や中型犬までの場合もあります。
賃貸物件では、ペット飼育不可物件もありますので、まず、契約書や規約を確認しましょう。
3-2. 一緒に住める住環境を整える
ワンルームに、これから犬と一緒に生活することを考えるなら、犬だけのスペースを確保するだけではすみません。
ケージやトイレの置き場所も必要になり、運動するスペースもできれば確保したいところ。
今お住いの1Kやワンルームの部屋が丁度いい広さなら、断捨離をして場所を確保したり、犬用品を収納するスペースも空けなければなりませんよね。
場合によっては少し大きめの部屋に引っ越しも必要になります。
マンションのような集合住宅なら防音・震動対策も必要ですよね。
賃貸は言うまでもなく、持ち家の場合でもペットから生じるキズ対策、汚れ対策も必要。
とにかく犬を迎える前にすべきことは山ほどあります。
3-3. 飼い主としてのマナーを身に付ける
ワンルームのマンションなど集合住宅にお住いの場合、上記2つは不可欠なチェック事項です。
お隣と接する住環境では、飼い主としてのマナーも問われます。
中でも、犬を飼う世帯に対して無駄吠えと震動は2大クレーム。
一人暮らしで犬と住む飼い主は、日中仕事で犬が留守番し、どんな風に過ごしているか確認することができません。
犬が留守番中に無駄吠えしたり、走り回ったりしたときに近隣の迷惑にならないように対策が必要です。
3-4. 身の回りを片づける
一人暮らしをしていると、自分のもので部屋がいっぱいになっているはず。
これから犬と一緒に住むということは、トイレやケージなど犬用品を置く場所を確保しなければなりません。
さらに、片づけるということは犬にとって安全な住環境にすることを意味します。
中毒になる観葉植物(アニコム損保ページ)が家にあれば、入れ替えたり犬が触れない場所に移動する必要があります。
ベランダや庭の植物もチェック。気を付けてくださいね。
除菌スプレーなど置きっぱなしの物は収納し、ご自身の持ち物で噛まれてはいけないバッグや洋服、誤って飲み込んでしまうようなアクセサリー類も収納。
今クローゼットや引き出しがいっぱいなら事前に片づけておきましょう。
家電製品のコードなども噛まれないようにカーペットの下に隠すなども有効です。
3-5. 近くの獣医さんをリストアップ
犬を飼うと、ワクチン接種が必要になります。急な病気などで、通院することも出てきます。
となると、遠くにいる権威ある獣医さんより、近く動物病院をいくつかリストアップしておくのがおすすめです。
地域密着型の獣医さんなら、小さなクリニックで設備的にそこでの治療が困難な場合、高度医療病院に紹介状を書いてくれます。
かかりつけのお医者様から総合病院の紹介状を書いてもらう人間と同じですね。
3-6. 犬の飼い方を学習する
犬を飼うには、きちっとしたしつけが必要です。
トイレのしつけは一人暮らしの飼い主の住環境を守ります。
無駄吠えを防止するために社会化も学習しなければなりません。
暮らしの中で、寝室へのアクセスを制限したりソファに座らせないしつけも必要。
育てるうえでの健康管理、さらに栄養過多にならないためのドッグフードの成分についても学ばなければなりません。
3-7. 緊急事態への備え
一人暮らしで犬を飼っている場合、ご自身が急に犬の面倒を見れなくなるような緊急事態が発生したときのことまで考えなければなりません。
たとえば、急に泊りがけの出張に行かなければならなくなった、怪我で入院が必要になった、その他、家を空け無ければならなくなった時など、の対応は考えておきましょう。
すぐに愛犬を預けらられるように、近くの親戚(犬を飼っている、飼っていたことがある親戚)や犬友達に声をかけておく、ペットホテルを事前に調査・検討しておくと良いです。
「転ばぬ先の杖」的な考えですが、事前にの世話を頼める人を見つけておくことも忘れないでくださいね。
3.8. アレルギーの事前検査
犬だけに留まらず、ペットを飼い始める際にすすめたいのが、事前のアレルギー検査です。
特に犬の場合は、猫アレルギーと違い、まだ研究が進んでないことから治りにくいといわれます。
さらに、一緒に住み始めてもすぐに症状として表れず、6か月後や1年後にアレルギーの原因物質が徐々にからだに蓄積されて症状が出る場合があるのが犬アレルギーの特長です。
犬アレルギーかどうかの検査は、アレルギー科ですが、内科や耳鼻咽喉科でも受けることができます。
事前検査でご自身がアレルギー体質かどうかを事前に見極めておくことが大切です。
4. 一人暮らし世帯の方の悩み 犬の留守番のさせ方
一人暮らしをしながら犬を飼う場合、どのように対応すればよいのでしょうか。一人暮らしでも犬と一緒に住んでいる飼い主もいますので飼えないわけではない。でも、留守番についてどう対応しているのか気になる方も多いですよね。
ここからは、一人暮らしをしている犬の飼い主の対応について説明します。
飼い主は、犬が留守番している間は、怪我無く、いたずらせずに、おとなしく留守番してほしいと願います。犬を安全に留守番させるには、やはりケージの中が一番です。
4-1. 犬を安全に留守番させる方法
犬が留守番する場所はケージ!
一人暮らしをしていれば、フリーランスや自営業といった限られたお仕事以外、昼間は留守になりますよね。
何にでも興味を示す子犬は、留守中の無用ないたずらだけではなく、誤飲、誤食を避けるためにも、エリアを仕切り行動範囲を限定することが超重要です。
昼間に誰も面倒を見ることができない一人暮らしの場合、必ず犬をケージに入れて、留守番はケージの中と決めましょう。
4-2. 静かに犬を留守番させるための手段
犬が留守番している間、飼い主は、ケージで静かに過ごさせたいと思いますが、子犬にとって、新しい居場所は慣れない環境でストレスを溜めがち。
落ち着いて過ごすことは容易ではありません。
近隣に迷惑をかけず、犬をおとなしく留守番させるための方法は、犬が疲れてぐっすり休める状態を作ること。
そのためには、十分からだを動かしてあげることが一番です。
一人暮らしでも、出勤前に犬の散歩が日課になれば、体力を消耗させることができ、犬をケージの中でゆったり休ませることができますよ。
朝の散歩は飼い主さんにとってもいい運動。犬と一緒に健康が維持できますね。
4-3. 犬が留守番している間のトイレについて
もし、飼い主が、日中トイレの始末をしなければ、その間おしっこはトイレシーツに溜まります。
最初のうちは、昼間のおしっこ量を見極めるために、吸水力のあるペットシーツをすのこトレーにセットしましょう。
帰宅したら、トレーからウンチをとってトイレシーツを交換しましょう。
4-4. 犬が留守番している間の餌やりについて
子犬の餌は少量ずつ分けてあげる必要があります。
一人暮らしだからといって、留守番中に食べる量を一度に置いておくことはできません。
毎朝、出かける前に当日分のドッグフードをセットし、犬が留守番中に数回に分けて食事ができるように自動給餌器のタイマーをセットするのが基本です。
一人暮らしをしていると、餌やりは意外と大変なんです。
水も、毎朝、新鮮なものに交換することを忘れずに。
5. 犬を飼う時に必要な犬グッズ
最後は、犬と一緒に住むにあたあり、事前に準備しておくべき犬グッズについて。この章では、犬用品について大きく3つに分類し、必要な理由も合わせて説明します。
– 一人暮らしで犬を飼う時の必需品
– 一人暮らしで犬を飼う時に役立つ犬用品
– 一人暮らしで犬を飼う時に役立つ生活用品
最初のひとつは不可欠な犬グッズです。なければ犬を飼えないアイテムなので最優先に揃えましょう。
5-1. 一人暮らしで犬を飼う時の必需品
・ケージとトイレ
飼い主さんの中には、ケージ無しで育てている方もいますが、ケージは、拾い食いやいたずらを未然に防ぎ、ケガを防止する優秀なアイテム。長時間不在にする一人暮らしや共働きで犬を飼う場合、ケージは不可欠です。
ケージは、サイズ的にも金銭的にも大きな買い物ですが、昼間、誰もいなくなり犬が留守番する一人暮らし世帯では、犬に安心・安全を確保します。
飼い主が不在中、犬の居場所はケージの中。
からだを動かすスペースやトイレのスペース、餌の置き場所も考慮し、生活できる空間でなければなりませんよね。必然的にケージは、大きいものになります。
トイレについてはどうでしょうか。
トイレトレーニングの初期は、ペットシーツをケージ一面に敷き詰め徐々にシーツのエリアを狭めていきます。
たとえ愛犬がトイレを習得したとしても、100%安心するまでは、留守番中トイレをケージの中に置きます。となると、トイレはケージに収まるサイズでなければなりません。
今、一人暮らしでちょうどいいサイズの居住スペースでも、犬を飼うことで、今後どんどん飼い主の占有スペースが狭まります。
ケージと、今後トイレをケージの外に置くスペースを考慮すれば、小型犬でも一畳から一畳半のスペースを作り出す必要があります。
犬にとっても居心地の良い空間を創っていかなければなりませんし、なかなか大変な仕事です。
・キャリーバッグ
犬を飼い始めたら、まず、ワクチン接種があります。
突然体調を崩したり病気になれば、通院する必要があります。
獣医さんに通院するには、キャリーバッグは必需品です。
いざという時のために使用するのであれば、普段は省スペースペースに収納できるトートバッグタイプやリュックが便利です。
普段使いのトートバッグやショルダーバッグの場合、犬を運ぶほどマチ幅がないことが多いです。
さらに、口を開けた状態では、公共交通機関を利用できませんので、犬の移動には、犬用のキャリーを準備しましょう。
・クレート
ハウストレーニングという言葉を聞いたことがありますか。
ハウストレーニングは飼い主が「ハウス!」「おうち!」と命令して犬がクレートやキャリーの中に入る訓練です。
災害時など、いつもと違う場所で生活するとき、一緒に持ち出すハウス(クレート)。
住み慣れた場所以外の場所でも落ち着いて過ごせるようにトレーニングすることがとても大切なのです。
万が一に備えて、ハウストレーニングは欠かせません。もちろん通院にも使えますよ。
クレートは普段からケージと併用して使うことがおすすめ。丈夫なプラスチックやスチール製のクレートが理想です。
・散歩グッズ
犬を飼ったら運動は欠かせません。
散歩は、運動不足を解消するだけではなく、ストレスの軽減や社会化学習にも重要な役割を果たします。
散歩には、首輪やハーネス(胴輪)を利用しますので、迷子札と一緒に事前に揃えます。
更に、散歩中の給水器、おしりふき、おやつバッグも必要。
家に代用品があれば大丈夫。なければ揃えましょう。ウエットティッシュを使用するときは、アルコール成分が含まれてないものを選びます。
首輪やハーネスについては、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ここでは簡単に説明しますが、首輪のメリットは装着が簡単なこと、デメリットは首に負担がかかること。ハーネスは首輪に比べて装着が面倒ですが、からだ全体で支えるため首への負担がありません。
しつけには飼い主の意思がダイレクトに伝わる首輪が良いといわれますが、犬を思いやるならハーネスがおすすめです。面倒くささも慣れれば平気です。笑。
・ペットシーツ
最初にケージの中に敷き詰めるペットシーツは必需品。最初は大きいサイズのペットシーツを使用します。
とはいえ、一枚でケージの床をカバーできるわけではないので、重ねて敷き、下におしっこが漏れないようにして使用します。
・お手入れグッズ
シャンプーも準備しましょう。
シャンプーは、子犬を迎えて飼い主とのスキンシップが取れるようになってからをおすすめします。
新しい場所、新しい里親といった環境から時間と共に抵抗が薄れ、子犬は徐々に生活に慣れていきます。
飼い主さんともスキンシップが取れ、触られることに抵抗が薄れればシャンプーもしやすくなります。
とはいえ、シャンプーは体力のない子犬にとって、とてもストレス。全身をしっかり洗うより、少しずつ部分ごとに手短に洗うことをおすすめします。
ブラッシングは、毛艶を出すためだけではなく、散歩後ならばゴミや埃を除くことも目的。
くしやピンブラシも用途に合わせて揃えておくといいです。
からだに触れながらブラッシングすることで、思わぬ皮膚疾患やけがを発見することができます。
一人暮らしで犬を飼う場合だけではなく、ブラッシングで死毛を事前に処理することができれば、抜け毛で部屋が汚れずに済むため、お掃除が楽になりますよね。
ベランダや玄関前で毎日のブラッシングは欠かせません。
自動給餌器
一人暮らしの給餌で注意しなければならないことがあります。
子犬の場合、1日4、5回に分けて少しずつ給餌する必要があります。
というのは、、日中、犬が留守番する間の食料として、出かける前に1日分の量を出すと、一気に全部食べてしまい消化不良を起こすことがあるのです。
となると、一人暮らしで子犬が留守番するケースでは、餌を与えられるのは、仕事に行く前と帰宅後。
朝出かける前に1回、帰ってから就寝までに1回~2回なら、留守中のえさを給餌器で与えなければなりません。
自動給餌器・餌やり器は一人暮らしで犬を飼うには不可欠なアイテムなのです。
5-2. 一人暮らしで犬を飼う時に役立つ犬用品
・食器類
自動給餌器で全ての食事濱かなえませんので、フードボウルを揃えるのも検討して良いと思います。
その場合、鼻でぐいぐい食べる犬もいますので、重量があり安定感のあるものがおすすめです。
間口が広ければ食べやすいですよね。
プラスチック製は、キズが付きやすく軽くてひっくり返りやすいため、陶器がおすすめ。
食器棚に丁度いいサイズのボウルがあればそれでも大丈夫です。
高さが足りなければ食器台も揃えておきましょう。
消臭スプレー
トイレのしつけ中だけではなく、しつけが終わった後も、いつどこで粗相するかわかりません。
粗相をした後、そのままにしてにおいが残ると、その場所をトイレと勘違いするため、また同じ場所で粗相をしかねません。
トイレ以外で粗相をしてしまったとき、おしっこウンチの臭いを早めに消しましょう。
おしっこの臭いをきれいに消すことが同じ過ちを繰り返さないための対策です。
・おもちゃ
おもちゃは、飼い主と子犬が一緒に遊んだり、一人暮らしで日中犬が留守番する間に自分な理に遊ぶためのツールです。
子犬は歯の抜け代わり時期が来ると、ムズムズ感を解消するため、物をかじるようになります。
噛んで良いものとダメなものをしつける上でも噛むおもちゃは不可欠。
在宅中でも飼い主が見てない間に家財道具や貴重品を噛んだりしないように噛んで遊べるおもちゃを準備しましょう。
・犬用ベッド・クッション
犬専用のクッションやベッドはMUSTアイテムではありません。
それでもなお、利用するとメリットが多くおすすめです。
利点1:犬専用のくつろぎスペースを作ることは、部屋の動線をある程度固定することができ、抜け毛の場所をコントロール。
利点2:噛んでも良い場所、おもちゃを与えて、家具などが噛まれる被害を抑制することができる(専用ベッドで遊ばせる・噛み癖をしつけることができる)。
使っていないタオルケットや座布団などもカバーを掛ければ、愛犬用用の簡易ベッドになるので、しまいっぱなしのものがあれば利用してみてはいかがでしょうか。
5-3. 一人暮らしで犬を飼う時に役立つ生活用品
今まで一人暮らしだった生活から犬を飼うことになると、多方面に気を配る必要性が出てきます。愛犬への気遣いも必要ですが、愛犬以外に、近隣への気遣いも必要。賃貸なら物件をきれいに使うマナーも必要です。
・カーペット
犬は、成長が早く、からだが急速に大きくなります。
いつの間にか大きくなった子が、走ったときやベッドから飛び降りたときの震動は、想像以上に響き渡るため、細心の注意が必要です。
ペット可の物件に住んでいる常識ある飼い主は皆、近隣とのトラブルを避けるために防音マットなどの遮音対策を施していると思ってください。
走るときやブレーキを掛けるときに滑り止めの役割をするのは爪なので、どんなに気を付けても床には爪でキズが付いてしまうもの。
一人暮らし用の賃貸物件で犬の爪キズを防止するためにもカーペットを敷きましょう。持ち家でも床を保護するならカーペットは必需品です。
ペットと一緒に住む飼い主が、カーペット使うメリットは、ほかにもたくさんあります。詳しくは「犬猫用滑らないカーペットに必要な防音、防水機能。選び方のポイントとは」の中で解説していますので、興味があれば読んで下さいね。
・排水口対策
お散歩デビューをする頃には、お風呂でのシャンプーが必要になっています。
その際に忘れがちなのが、排水口の詰まりです。
犬は死毛(抜け毛)が多く出ます。厄介なのは、人の髪の毛よりも柔らかく撥水能力がある脂でコーティングされた犬の死毛はパイプに詰まりやすいです。
一人暮らしのマンションではお風呂に犬の毛もキャッチできる細かい目のヘアキャッチャーがついているかを事前に確認してくださいね。
購入時は、ヘアキャッチャーの形状とサイズをよく調べてからですよ。
・遮像カーテン
犬の無駄吠えは、社会化のしつけが上手くいかなかった犬に多いと言われます。
犬は、縄張り意識が強いため、自分のテリトリーに侵入した見知らぬ人を警告するために無駄吠えします。
しつけがまだ終わらない子犬が一緒なら、遮像カーテンを取り付けることををおすすめします。
遮像なら、外の景色をシャットダウンしますので、気配感じるようになることも少なくなり、結果的に無駄吠えを抑えることができますよ。
6. まとめ
一人暮らしだからこそ犬を飼う難しさがありますが、多くの方が一人暮らしをしながら犬を飼いドッグライフを満喫しています。
ここで述べた通り、犬を飼う前にすべきことはたくさんありますが、どれも難しい内容ではありません。
一人暮らしで不健康な生活を送っている方も、犬を飼うことで健康的なライフスタイルに変わっていくというデータもあります。
一つひとつクリアし、是非、愛犬との潤いのある生活を叶えてください。