この記事でわかること
愛犬と過ごす毎日は幸せいっぱい。でも、「うっかり粗相」からのにおい問題に悩まされていませんか? 特に初めて室内で犬を飼い始めたばかりの方にとって、ソファや床、カーペットに染みつくおしっこのにおいは厄介ですよね。この記事では、犬のおしっこのにおいの原因から、素材別の消臭方法、さらにリピートを防ぐための予防策やおすすめアイテムまで、すぐに実践できる情報を網羅。SNSや口コミでも人気の方法や失敗しないコツもご紹介します。「部屋全体がクサくなる前に、何とかしたい!」という方、ぜひ最後まで読んでくださいね。
1. 犬のおしっこのにおいが部屋に残る理由と放置するリスク
1-1. おしっこに含まれる成分とにおいの強さの関係
犬のおしっこにはアンモニアや尿素、タンパク質などの有機物が含まれており、時間が経つほど強烈なにおいになります。これらが空気中のバクテリアと反応し、ツンと鼻につく刺激臭へ変化していくんです。特に室温が高い夏場は、においの広がりが早くなります。
さらに見逃せないのがフェロモンの影響。犬のおしっこには、自分の存在や感情を示すためのフェロモンが含まれていて、これが布や木などに染み込むと、他の動物や自分自身にとって“マーキングポイント”になってしまうんです。
つまり、「においを放置しておくこと」=「ここはおしっこしていい場所だ」と犬に勘違いされてしまう可能性もあるんです。だからこそ、においの元からしっかり消すことが重要なんです。
1-2. 放置によるにおいの染みつきと健康リスク
「ちょっとだけだから」と放置すると、ソファや床に染み込んで消臭が困難に。さらに、アンモニア臭は人間の呼吸器にも刺激を与えることがあり、小さな子どもや高齢者がいる家庭では特に注意が必要ですよ。気づいたときには「部屋中がなんかクッサ~…」なんてことも。
2. 素材別: おしっこのにおい消し方法
犬のおしっこのにおい対策、実は素材によってやり方を変えないと効果が出ないってご存じでしたか?
たとえば、木の床に水を大量に使ってしまうとにおいが染み込んで悪化することもありますし、ソファのような布製品では表面を拭くだけでは臭いが取れないことも。
「ちゃんと拭いたのに、まだ臭うかも…」というお悩みは、間違ったやり方が原因かもしれません。
この章では、床・カーペット・ソファなど素材ごとに効果的なにおい消しの方法をわかりやすく紹介していきます。「もう繰り返さない!」そんな安心感が得られるように、素材別の正しい対処法を押さえておきましょう!
2-1. フローリングや木製の床のにおいを消す方法
木材は液体を吸収しやすく、においが奥まで染み込みやすい素材です。まずはキッチンペーパーでおしっこをしっかり吸収し、クエン酸スプレーを使って拭き取りましょう。クエン酸はアンモニアと中和反応を起こして、においを元から断つ効果があります。

ポイント:
漂白剤の使用はNG! フローリングの塗装を傷めたり、ペットの体に害を与える可能性もあるので注意です。
2-2. ソファやクッションなど布製品の場合の対処法
ソファは「においの温床」になりがち。すぐにできるのは、重曹と酢の合わせ技です。まず重曹をまんべんなく振りかけて1時間ほど放置し(消臭)、掃除機で吸い取る。その後、酢を薄めたスプレーで処置(除菌・消臭)、布用クリーナーで仕上げましょう。
ポイント:
消臭機能だけでは不十分。 においの元まで分解するバイオ系・酵素系の消臭スプレーで、繊維の奥にしみ込んだタンパク質やアンモニア臭をしっかり分解します。
2-3. カーペットやラグに染み込んだにおいの消し方
カーペットは繊維の奥まで尿が染み込みやすいため、放置すると悪臭が再発します。ペット用の酵素系消臭クリーナーを使うのがベスト。においの元になるたんぱく質を分解してくれるので、根本的な消臭が可能ですよ。
ポイント:
カーペットやラグは表面が乾いても内部に尿成分が残っていると再びにおいが発生。酵素系のクリーナーで奥まで浸透させ、仕上げにしっかり乾燥させるのがコツ。
2-4. 畳についた犬のおしっこのにおいを消す方法
畳は繊維の奥まで水分を吸いやすく、においが残りやすい素材です。まずは乾いたタオルやペットシーツで、しっかりおしっこを吸収。その後に、薄めた中性洗剤で硬く絞った布を使い、畳の目に沿ってやさしく拭き取ります。さらに、クエン酸スプレーを全体に吹きかけてにおいの元を中和すると効果的です。
におい残りが気になったら重曹をふりかけ、しばらく放置した後、掃除機で吸い取ります。
ポイント:
水分が残るとカビの原因に! 最後はしっかり乾かすことが超重要。扇風機やドライヤー風をあてて乾燥させるのがおすすめです。
3. 実際に試してよかった!おすすめの犬用おしっこにおい消しアイテム
3-1. バイオ系スプレー
消臭家族: ペット用消臭スプレー|バイオの力でニオイを根本から分解
米国発の消臭スプレー「消臭家族」は、善玉菌(微生物)の働きでニオイの原因を分解するバイオ系スプレー。
ペットの尿臭・体臭・生活臭に対応し、ニオイを香りで隠すのではなく、元から消すことが特長です。スプレー直後はほのかな石鹸の香りで時間と共に無臭に。ペットが舐めても安心。
ソファやカーペット、ケージ、トイレ周りなど幅広く使え、毎日の消臭ケアにぴったりの一本です。
【ここが便利】善玉菌の力で分解!安全性も高く、場所を選ばず使える!
3-2. 天然植物成分系クリーナー
シュシュット オシッコ・ウンチ専用(ライオン)|ペットの粗相に即効アプローチ
お馴染み、ライオンの「シュシュット オシッコ・ウンチ専用」は、天然消臭成分と植物由来除菌成分を配合した、オシッコ・ウンチ専用スプレー。
トイレ後すぐの消臭はもちろん、染み込んだニオイや菌も除去してくれるから、床やトイレ周りの掃除にも活躍、清潔空間をキープできます。
微香性でさわやかなグリーンハーブが香るスプレーは、ニオイをごまかさず自然にリセットできるのがうれしいポイント。
汚れの拭き取りにも使えるから、軽いお掃除ついでにニオイケアができて時短にも◎。
【ここが便利】粗相直後にすぐ使える即効性と爽やかな香りが魅力!


3-3. 重曹ベースの消臭パウダー
重曹とクエン酸のペアボトル(ARES Health Care)|ナチュラル派にうれしい粉タイプの本格セット
脂汚れ落としや消臭に最適な粉末タイプの重曹と除菌効果もあるクエン酸がセットになったアイテム。
だからおしっこ汚れに酸性のクエン酸、おしっこの臭いを吸着、消臭するのは重曹の役割。
消臭だけに限定するならお掃除用の重曹が安く入手出来てて経済的ですが、どちらも食品グレードの品質なので、ペットまわりのお掃除はもちろん料理や炭酸水づくりにも使える多用途さがうれしい!常備して間違いない頼りになるセットです。(注意:お掃除用の重曹は、不純物が混じっていますので、お掃除限定です。)
【ここが便利】掃除、料理、炭酸水づくりまで!一家に一組の万能セット!
3-4. お掃除兼用タイプ
ペットといっしょクリーナー(オーブ・テック)|プロ仕様の多機能洗剤でニオイも汚れも一掃!
シュシュっとほどの知名度は有りませんが、もう一つ検討に値するのが「ペットといっしょクリーナー」。
犬のおしっこ臭や汚れを落としながら除菌・抗菌までできる多機能性が売りの天然成分100%洗剤。
ヤシ油由来の洗浄成分+天然バイオ成分で、フローリング、カーペット、ケージ、トイレ周りなど家じゅう使えるのが魅力です。
プロの現場でも使われており、掃除しながらニオイ対策もできる優秀アイテムです。
【ここが便利】汚れもニオイも丸ごと解決!プロ品質で安心の仕上がり!
4. 犬のおしっこトラブルを防ぐための予防策と習慣づけのコツ
4-1. トイレの場所を見直す&常に清潔に保つ
粗相の原因の多くは、「トイレの場所が気に入らない、清潔じゃない」という犬なりの理由。
トイレシートの場所は静かで落ち着ける空間に設置し、使用後はすぐに取り替える習慣をつけましょう。
もし、粗相してしまった場所がトイレじゃなかったら、、、?おそらく、半数ぐらいの方は同じ所へまた粗相された経験をお持ちになっているかもしれません。
これは、先程説明した通り、フェロモンのにおいが残っていると、犬は“またここでしていい”と思ってしまうからなんです。
だからこそ、トイレをしくじってしまったら、その場所をしっかり消臭しておくことが、粗相の予防にもつながるんですよ。
4-2. おしっこ直後に叱らず冷静に対応

粗相を見て思わず怒ってしまう…そんなときもありますよね。でも犬は時間が経った後の叱責を理解できないため、逆効果になることも。
冷静に後始末をして、次に成功したときにしっかり褒めてあげるのが基本です。
4-3. マーキング癖がある子には環境づくりが重要
特にオス犬で多いのが「マーキング行動」。
これは縄張り意識やストレスが原因の場合もあります。家具の配置や遮蔽アイテムを工夫して、「ここにはしたくない」と思わせる環境を作るのがポイントです。
トイレのしつけが終わっているにもかかわらず、最近、粗相が頻発するようになった、と感じたら、精神的、あるいは機能性疾患も疑う必要があります。
かかりつけの獣医さんで診てもらい今の生活リズムや行動パターンについて相談してみることをおすすめします。精神的な問題なのか、病気を疑うことがないか、など確認してもらいましょう。
5. まとめ
犬のおしっこのにおい問題は、放置すると部屋中に広がり、掃除もストレスになりますよね。でも、正しい知識とアイテムを使えば驚くほどスッキリ解決できます。フローリング、ソファ、カーペットなど素材に合わせてしっかり対処し、愛犬にも優しい環境を整えてあげましょう。
毎日のちょっとした予防と、におったときの即対応がカギです。これからは、「またクサい…」と落ち込む日々にサヨナラして、清潔で快適な暮らしを目指しませんか?