犬用ケージカバーは、愛犬にとって快適なプライベート空間を作るのに欠かせないアイテムです。
通気性があり暑い季節でも使いやすいものから、断熱効果が高く寒い冬をあたたかく過ごせるものまで、様々な商品が発売されていますよ。
今回は、犬用ケージカバーについてご紹介します。
1.ケージカバーって必要?役割とは
ケージカバーを利用する目的は飼い主さんによっても様々。
周囲の目線を気にすることなく、ゆったりと過ごせる空間を作ってあげたいと思う方もいれば、冬の寒さを和らげるためにカバーを検討する方もいます。
ケージカバーは、犬にとっても重要なアイテムです。
オオカミの習性を引き継ぐといわれる犬は、狭くて覆われた場所を「安全な隠れ家」と認識し、外敵から身を守るための本能的な安心感を得られると言われます。
適度な遮光によるリラックス効果が生まれ、さらに気が散るような周囲の動きや窓の外の景色といった視覚的な刺激を遮断するケージカバー。犬がケージ内でより安らげる空間になるというのも納得ですね。
ついでに言えば、犬用ケージカバーには、毛やごみがケージ外に飛び散ちることを防いでくれるメリットもあります。何気に、ケージ周りが汚れにくくなるため、掃除の手間も減ります。
よって、犬用ケージカバーは、犬だけではなく、飼い主さんにとっても役立つアイテムと言えます。
2.犬用ケージカバー選びのポイントは4つ
2-1.素材
犬用ケージカバーを選ぶときの大切なポイントは素材です。素材は、季節も考慮したうえで検討することをおすすめします。
詳細は、次の章で詳しく説明しますが、ケージカバーが夏用の場合は、まず通気性です。一方で、カバーを冬用で探す場合は、防寒・防風ですので、目的に応じた素材かを判断することが必要になります。
2-2.機能性
ケージカバーを選ぶときには、機能性も考慮しましょう。
正面や側面にファスナーが付いている商品なら、カバーを外さなくても、ファスナーを開けるだけで愛犬の様子が確認できますよ。
両サイドに開閉できる小窓が設けられていれば、前面の入り口を広げずに空気の流れを作ることができますので、便利ですよね。
ケージカバーには、ロールアップして上部で固定できる仕様が備わっているモデルがほとんど。
通常は巻き上げた状態でケージを自由に出入りさせ、落ち着いて休ませたいときに閉じる、といった使い方ができます。
2-3.インテリア性・デザイン性
家の中でもかなりのスペースを占める犬用ケージ。
素材と機能性は検討時の外せないポイントに間違いありませんが、できれば部屋になじむものを選びたいですよね。


多くのケージカバーがファブリックのためデザイン性に優れたもの、レース製ケージカバーでかわいいものも多く、ケージの無機質な存在を適度にコーディネートしてくれます。
部屋の雰囲気も左右するカバーは、コーデ次第でおしゃれに変身しますよ。
ファブリックだからこそデザインパターンも豊富なケージカバー。お気に入りも見つけやすいのではないでしょうか。
2-4.サイズ
そして、忘れてはならないのが、サイズです。一般的に、ケージのサイズ表には、内寸と外寸がありますが、カバーサイズは外寸。
とはいえ、キャスター付きや屋根がオプションでつくようなサークルタイプでは、サイズが正確に反映されません。
カバーは余裕を持ったサイズで作られたものが多いので、被せるサイズ(幅と奥行き)に関しては問題なくても、稀に、丈が、寸足らずで短いことがあります。
ハンドクラフトもあり!!
もし、ちょうどいいサイズが見つからない場合は、「自作する」という選択肢も。と言ってもミシンを使わない方法です。

ミシンなどを使わなくてもテープや糊で各パーツを接着するDIYバージョン、ケージカバーの作り方も(犬の寒さ対策のページ中ほどに)紹介しています。興味があれば読んでくださいね。
DIYですので、気に入った柄、コーディネートを考えて部屋の雰囲気に合ったお気に入りの布を購入してハンドクラフトしてはいかがでしょう?
3. シーズンごとのケージカバーの選び方
前章で説明した通り、ケージカバーは夏用・冬用で、用途が異なります。まずは、その特徴と、失敗しないためのポイントを説明しますね。
3-1. 冬のケージカバーの特徴
冬用ケージカバーは、冷気を遮断しつつ適度な暖かさを保つことが目的です。厚手の素材が使われることが多く、防寒・防風性能が高いものが好まれます。ただし、完全に密閉してしまうと湿気がこもり、カビや結露の原因に。適度な通気性も重要です。
3-2. 冬用カバーを選ぶ際のポイント
まずは、保温性と通気性のバランスから。断熱効果が高いものを選びつつ、湿気を逃がせるよう開閉できる部分があるものだと、中に熱気がこもり過ぎないです。また、薄い布製より、目の詰まった厚手の帆布やポリエステル、キルトやフリースといった素材であれば、繊維の間からのすきま風を防ぎ、防寒効果が上がります。
冬用のケージカバーは防風・防寒機能をチェックしましょう。
もう一つ考慮すべき点は、メンテナンス性です。冬場は、静電気で毛やほこりが付着し易い環境になります。汚れたら洗濯が可能で清潔に保つことができる素材を選びたいところです。
設置時は、防寒に気を取られ過ぎて、熱がこもり過ぎないように。
空気の流れを調整できれば、ケージ内が快適になります。特にヒーターや電気毛布を使う場合は、熱がこもりすぎないようにしましょう。
3-3. 夏のケージカバーの特徴
夏用ケージカバーは、直射日光を防ぎつつ、風通しを良くすることが目的です。熱がケージ内にこもらないよう、軽量で通気性の高い素材が使われることが多く、メッシュタイプや遮熱加工が施されたものが夏向けケージカバーでは人気です。ただし、遮熱加工にこだわり過ぎて風通しが悪くなると熱中症のリスクが高まるため、使い方に注意が必要です。
3-4. 夏用カバーを選ぶ際のポイント
何といっても日本の夏は湿気が多いので蒸し暑くなります。夏用のカバーを選ぶ際には通気性が重要。素材もメッシュ素材やリネン生地など、風が通りやすいものがおすすめです。
直射日光が当たる場所で使用するような場合、また用途としてヒートアップを抑えるような目的では、まず、遮熱・UVカット機能を確認しましょう。特に屋外のケージに利用する際は、日陰にケージを設置するのはもちろん、ケージカバーの遮熱機能はケージ内の温度上昇を防ぐことができます。
メンテナンスのしやすさの点でいえば、速乾性・防カビ性に優れたものが最適。
夏は湿気が多く、洗濯後すぐ乾く素材、さらにカビが発生しにくい抗菌・防カビ加工が施された素材をおすすめします。
3-5. 夏・冬ケージカバーの使用環境について
室内で使用する場合、エアコンや扇風機の風を直接を当てない場所にケージを設置しますが、カバーを使用することで風通しが悪くならないよう、部屋の風が循環できる環境を整えることが大切。
そして、使用するシーズンでカバーの役割も変わりますので、季節に応じて適したカバーに交換することがコンディション作りに必要です。
4.おすすめの犬用ケージカバー秋冬用 4選
※ 製品名下の数字は、それぞれ、幅 x 奥行 x 高さの順番で記載しています。
① ケージカバー XS~XL 選べる5サイズサイズ
- ケージカバー XS~XL 選べる5サイズサイズ
- XS: 64.5 x 48 50 ~ XL: 124 x 79 x 84
来客時、エアコンの風、冬の寒さ対策に最適なサークルカバーです。
雨具のような素材で、メーカーは撥水を特徴のひとつに挙げていますが、なにより、風を遮るため防寒にはぴったりのケージカバーです。
軽くて扱いやすい点もプラス。、汚れたときは水拭きできますので、きれいに使えます。(洗濯は控えたほうが良いです。)
落ち着いたアースカラーの3色展開なので、部屋に置いてもコーディネートしやすいです。
愛犬がケージで休んでいるときは、サイドの小窓から確認できますよ。
② mollymutt クレートカバー バリケンネルケージ カバー
- mollymutt クレートカバー バリケンネルケージ カバー
- S: 61 x 46 x 54 ~ L: 91 x 61 x 68
おしゃれなテキスタイルが人気のクレートカバーです。厚手で丈夫なコットンキャンパス生地を使用。
カバーをかけることで個室感がでるので、愛犬がより安心してくつろげる空間になります。
。ちょっとした物音で吠えてしまう子の防音効果も期待できますし素材が比較的厚手で目が詰まった素材のため、隙間風対策にも。これなら寒い冬もカバーをかければ暖かく過ごすことができますね。
さらに、抜け毛の飛び散りでお困りの方にも最適です。
③ペットケージ 専用カバー サークルカバー 防水 防寒 遮光
- ペットケージ 専用カバー サークルカバー 防水 防寒 遮光
- 94 x 61 x 63.5 ~ 124.5 x 79 x 84
シルバー銀塗りつきの防水・遮光生地を採用、4層構造の丈夫なケージカバーです。
シルバーの素材は、耐UV性能も。対候性に優れているので、屋外設置で効果を発揮します。晴雨に関わらずカバーをしていれば、腐食や経年劣化を遅らせ、ケージを長持ちさせることができますよ。
部屋の中で使用しても遮光性が高く、防音性が優れているため、室内飼いの犬にとっても落ち着いて過ごすことができるケージ環境になります。
防寒や保温効果も抜群。UV遮熱も高性能ですが、寒い時期も暖かく過ごすことができるため、冬も活躍するカバーです。
夏の暑い時期に利用するときには通気性に注意しながら。ロールアップのカバーで風通しを良くしましょう。
④ あったか~い フリースケージカバー
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- あったか~い フリースケージカバー 93 x 63 x 55
冬に大活躍。こちらのケージカバーはフリース素材です!防寒はばっちりですが、通気性が気になるので、そこは注意して使用する必要があります。
デザインは、4種類、落ち着いたチェック柄、そしてブラウンとピンクのポーカダッツ柄ケージカバーはかわいいです。ケージの存在を主張したい飼い主さんには、カラフルなボーン柄かバーもおすすめ。それぞれインテリアに合わせて選べます。
また、このケージカバーは、サイズがフレキシブルに伸びますので、明日程度のサイズ違いにも対応するので、一度購入時にお店に相談してみてください。
側面のパーツに天面のパーツを被せて使用するタイプです。
5.おすすめの犬用ケージカバー夏用 4選
※ 製品名下の数字は、それぞれ、幅 x 奥行 x 高さの順番で記載しています。
①リッチェル ペット サークルカバー 120
- リッチェル ペット サークルカバー 120 x 60 x 59
来客時、エアコンの風対策に最適なサークルカバーです。
サークルに被せて、4カ所のファスナーを閉じるだけで取付けは簡単。
色はブラウンとピンクの2パターン展開。
ピンク水玉模様は夏向きとはいえ好みが分かれますが、ブラウンカラーは、ベージュに近いブラウン。夏でも重苦しくなく、明るい部屋にも違和感なくなじむカラーです。
入口面を巻き上げて固定することができ、中も見えて安心なデザインとなっています。
水洗いできるので、清潔に保てます。
リッチェルのケージカバーは寒さ対策にも有効。オールシーズン対応です!
②ケージカバー 防蚊
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- サークルカバー 防蚊 星柄レース
- 60 x 42 x 50 ~ 130 x 60 x 70
春夏向けのレース素材ゲージカバーです。
レース生地で程よくエアコンや扇風機の風除けになってくれます。蚊帳として夏場のカバーで活躍しますよ。
天井部分は、丈夫なオックスフォード素材で防水仕様。適度な陰ができてパーソナルスペースを確保できるので、愛犬もリラックスできます。
③ゲージカバー ギンガム クーラー対策 防蚊
- ゲージカバー ギンガム クーラー対策 防蚊
- 94 x 63 x 60
可愛らしいギンガムチェックのケージカバーです。
前面オープンで使用も可能です。内側は防水生地を使用しています。
④ペットサークルカバー ケージカバー蚊帳
- ペットサークルカバー ケージカバー蚊帳
- 90 x 58 x 61
四方がメッシュ状の蚊帳タイプケージカバーは夏用です。
夏用のカバーとしては、これ以上ない通気性。虫よけとして機能すべく、微細な網目仕様。屋外でも使えるように、天井には、対候性優れたポリエステル素材を採用しています。
とはいえ、全面がメッシュ構造なので、室内用としておすすめです。
遮光性、防音、防風機能はありませんので、愛犬の安眠用として利用する場合は、遮光性カバーや、もう一枚通常タイプのケージカバーを取り付けることをおすすめします。
前面はロールアップ、カバーを固定することができます。
番外 – たためて 洗える ペットサークル専用トップ カバー
- たためて 洗える ペットサークル専用トップ カバー
- 133 x 117
たためて洗えるペットサークル専用カバーです。
元気な愛犬の飛び出し防止にも最適です。
ひっかきに強い強化メッシュとなっています。
メッシュ加工の製品について
伝統的な蚊帳に代表されるメッシュは自然素材そのまま。樹脂などで補強がされていません。ペットの虫よけに使用するメッシュ素材は、補強なしでは爪でひっかいたときに網が破けることがあります。
特に、虫を見て飛び掛かる犬、猫の場合、虫を追って簡単に裂けてしまいます。
ケージカバーに使うメッシュは耐摩耗性のあるポリエステル製などアウトドアで使用されているようなメッシュが必要です。
6.犬用ケージカバーの代用品

ケージカバーを購入するところまで気持ちが固まらない、あるいは、家にあるものをケージカバーで利用したいと思うかたに代用品のご提案です。
・ブランケット
ケージカバーの代用品として活躍するのはブランケットです。防寒性に優れており、保温効果に期待できるので、愛犬もケージ内で心地よく過ごすことができますよ。
ただし、通気性の良くないブランケットには注意が必要です。ケージ全体に被せてしまうと、酸素不足になったり、夏場は暑い空気がこもりして熱中症の原因になっります。
通気性を良くするために、ブランケットは少し隙間を開けて被せるようにしてくださいね。定期的なお洗濯も欠かさずに!

・ダンボール
インテリア性は低いですが、ダンボールは保温性に優れた素材なので、犬用ケージカバーの代用品として使用可能です。
ダンボールでケージ全体を包むのはなかなか難しいですが、例えば側面だけにケージを囲うように段ボールを貼ると、ほどよい目隠しになります。
ある程度、風除けにもなるので、何もしていないケージよりは保温力がアップします。
また、ダンボールをケージカバーの代用品にする一番のメリットは、汚れたらすぐに捨てられる点です。定期的に新しいものに張り替えることにより、清潔な状態をキープすることができます。
また、コストがかからずお財布にも優しいので、本格的なケージカバーの購入前にお試しとしておすすめですよ。
- クレートについて
クレートは日本ではキャリーケースとも呼ばれるため、移動用と考える飼い主さんが多いですが、しっかりしたクレートはカバーをかけたケージと同じ立派なハウスになるのです。
ハウスとして利用するクレートについては「犬用ケージとクレートの各メリットとデメリット 、 用途別完全解説 」に詳しく説明していますので参考にしてください。
7.まとめ
犬用ケージカバーをすると、室温の変化に合わせて愛犬の体調を管理することができます。また、外部刺激からの犬のストレスを減らしてあげられることもできます。
ひとつだけ注意点をあげるとすれば、初めての使用時。一般的に犬は、暗がりの環境では、心が落ち着くことがほとんどですが、稀に暗い場所を不安に思う犬もいますので、まずは様子を見ながら。一気にカバーをせず、徐々にケージカバーに慣れさせていってくださいね。
素材や機能性を考えて、愛犬に適したカバーを選んでみましょう。