大切な愛犬の「マイホーム」ともいえる犬用ケージ。ケージ内で遊んだり、眠ったりとワンちゃんが一日の大半を過ごすスペースにもなります。
そんな犬用ケージですが、小型犬用ケージは、単にコンパクトというだけではありません。機能性を兼ね備えたおしゃれなケージやサークルが多数!様々な小型犬用ケージから選りすぐりケージを選ぶポイントやおすすめの犬用ケージを目的別に8タイプご紹介します。
小型犬のケージ選びで迷っている飼い主さんも生活スタイルは様々。今回の記事を参考に検討してみてくださいね。
1.ケージの役割とは?
それではさっそく、犬用ケージの役割について確認しておきましょう。
そもそもケージとは、横と上を柵で覆った箱型の犬用ハウスのことです。
上部分がなく開放的なサークルと比べると、ケージは「狭そう」「閉じ込めている感じがする…」という飼い主さんも少なくありません。
まして、広範囲にわたって覆われるクレートはケージ以上に監禁するイメージがあり、解放感ではサークルに遠く及びません。
ですが、犬にとってはケージもサークルも、クレートも安心する場所の一つなのです。
犬の祖先であるオオカミは縄張り意識を強く持ち、天敵から身を守るために狭い巣穴に潜んでいた生き物です。
このことから犬もオオカミと同様に狭い場所を本能的に好む傾向があります。
大型犬と違って小型犬は臆病な性格が多いので、狭い場所は自分を落ち着けるのに最適なのです。
愛犬にとって安心できるハウスを与えるのも飼い主の大切な務めなので、積極的にケージやサークル、クレートを利用しましょう。購入前に3タイプの違い、メリット、デメリットも理解しご自身の生活スタイルに合ったケージを選んでくださいね。
サークルとも異なり、クレートにない楽しさを与えてくれるケージ愛好家のために、今回は、ケージを実際に選ぶときのポイントについて解説します。
2.小型犬用のケージを選ぶポイント
今度は小型犬用のケージを選ぶポイントをご紹介します。
大切なポイントは全部で5つ。
ここのポイントをしっかりと抑えておき、愛犬が安心して過ごせるケージを見つけましょう。
2-1.大きさに合うサイズを選ぶ
ゲージ選びのポイントは、まずは愛犬のサイズに合ったケージを選ぶことです。
リラックススペースとしての設置であれば、愛犬が身体の向きを変えられる程度のサイズで問題ありません。
反対に、共働きや一人暮らしなど犬が日中留守番するなど、ケージで過ごす時間が長い場合は、愛犬が窮屈だと感じない広さがあると良いでしょう。
2-2.材質を確認
シンプルなデザインで頑丈さを重視するなら鉄やステンレスなどの金網製がおすすめです。
インテリア性に優れているものを選ぶなら木製ケージが◎
ただし、愛犬が噛んでしまう恐れがあるので注意が必要です。
旅行や病院などの持ち運びのしやすさを重視するなら、キャリーも兼ねるケージがおすすめ。
耐久性は欠けますが簡易的に使いたい方にぴったりです。
それぞれの特徴を比較しながら、愛犬の性格や置き場所のスペースに最適の素材を選びましょう。
2-3.掃除しやすい仕様のものがおすすめ
掃除のしやすさも重要なポイントです。
愛犬の排せつ物や毛などですぐに汚れてしまうケージ内は、こまめなメンテナンスが必要となります。
床面のトレーが簡単に外せるタイプだと、毎日の掃除が楽にこなせるでしょう。
また、出入り口から手が届きにくい部分は、屋根が取り外せる仕様だと掃除がしやすいですよ。
屋根が取り外せないものだとしても、出入り口が大きく開くタイプであれば掃除の負担も減ります。
2-4.しつけにも注目
トイレシートを設置するスペースがあると、小型犬のしつけにも役立ちます。
また、トイレスペースと愛犬が過ごす居住スペースが仕切られていると衛生面でも安心です。
愛犬にとってもトイレの場所が確認しやすくなるため一石二鳥です。
2-5.折りたたみは用途に合わせて
折りたたみタイプのケージは使う用途を考えるのがポイントとなります。
愛犬を外に連れ出すことが多い場合は、持ち運びのしやすさを重視しましょう。
布製の小型犬用ケージは軽くて持ち運びに便利ですし、キャスターが付いているものもおすすめ。
飼い主が外出して愛犬が留守番する時だけ使いたい場合は、工具不要で簡単に設置できるタイプを選びましょう。
折りたたんだ時のコンパクトさも忘れずにチェックを。
3.機能性を備えたデザインで選ぶ。目的別犬用ケージおすすめ8選
それではここからは、目的別におすすめの犬用ケージを全8選ご紹介します。
先ほどお伝えした選び方のポイントを踏まえながら、飼い主も愛犬にとっても快適に過ごせるようなケージを選んであげましょう。
3-1. コンパクトでリビングの景観を邪魔しないケージを探している
アイリスオーヤマ 木目調 インテリアウッディサークル PIWS-960
コンパクトモデルは、どうしても入り口が狭くなりがちですよね。
このモデルは、天井が外せるので、大物のクッションの出し入れも楽にできる構造です。
ロックをつまんでスライドするだけで開閉が簡単にでき、愛犬のいたずら防止にも役立ちます。
プラスチック製のトレーは普段のメンテナンスが楽、さらに、樹脂製の天板もキズや汚れに強い点もおすすめポイントです。
小型犬にジャストフィットなサイズなので、普段家にいる飼い主さん向け。時々ケージの外へ解放してあげてくださいね。
3-2. ケージのサイズに迷っている、広めのケージを探している
拡張できる!アイリスオーヤマ コンビネーションサークル P-CS-1400V
落ち着いたブラウンカラーで周囲のインテリアと調和するデザインが特徴。
拡張できるタイプで多頭飼いにもおすすめです。
移動に便利なキャスター付きで、ケージ下の床掃除も楽にできます。
お話しした通り、飼い始めからお留守番する子には、トイレスペースもケージに取り込めるサイズとして広めのケージがおすすめです。
3-3. 普段は収納、必要時にパッと出して使用できる簡単設置型を探している
アイリスオーヤマ ペットサークル CI-604E W/D
組み立て簡単なジョイントタイプのケージです。
サッと組み立てできる上、使わないときはコンパクトにたたんで収納が可能な優れもの。
普段家にいる飼い主さんでも、家事の間だけなど目を離すときだけにケージを広げたい場合、設置と撤去が楽なケージがおすすめ。このジョイントタイプなら手間が省けます。
3-4. おしゃれで、和室にも洋室にもさりげなく設置できるケージ。(天版スペースも使用できる付加価値)
アイリスオーヤマ ペットゲージ ナチュラルファニチャーサークル NFPC-1200
側面と天井をオシャレな木目にした家具調の犬用ケージです。天井が丈夫にできているため、インテリアを飾ったり、もちろん、犬用の資材置き場にも使えます。
対、出しっぱなしにして汚くならないように注意してくださいね。
正面が観音扉のように左右に開くタイプでお掃除がしやすいのもポイントです。
本体は、ダークブラウンとライトブラウン、共にマット調の格子線材がシックな感じ。部屋に溶け込みやすいデザインです。
3-5. 愛犬のリラックス環境を最優先で検討している
リラックスケージ RLC-660 布カバー付き アイリスオーヤマ
愛犬がリラックスできる専用カバー付きの犬用ケージです。
専用カバーは来客時に怯えたり、興奮状態のときにリラックスさせたりと幅広く活用できます。買ったその日からカバーが活用できますので、そっと休ませたい飼い主さんには重宝するモデルです。
また、専用カバーは消臭・抗菌加工が施されている上、丸洗いできるのも嬉しいポイントです。
3-6. お掃除の大変さを考え、楽にお手入れできる大きめのケージを探している
リッチェル もっとお掃除簡単ペットサークル 120-60
メンテナンスが楽なケージを探している飼い主さんなら、「もっとお掃除簡単ペットサークル」そのまんまですね。笑。
前面の扉が全開するモデルで、お掃除も超楽ちん、隅々まで手が楽に届きますよね。トレーも前方に引き出してお掃除できます。
このモデルは、リッチェルの専用のカバーもあります。(ただし別売です、苦笑)。自分で生地を買ってすぐ作れる人なら慌てて購入する必要はないです。
飼い主さんでも夜更かししがちな方、愛犬が落ちついて休むことができるる環境を作りたい、冬の寒さが気になるなどで、対策したいなら、リッチェルのこのケージでほぼ決まりです。
中にトイレなどをくことを考えると、小型犬でもこれぐらいの広さは必要です。
3-7. おしゃれなケージで犬と一緒に生活していることを実感したい
Wan cage 犬用ゲージ ゲージ サークル 天然木 Lサイズ
おしゃれな天然木のケージをリビングにさりげなく設置するのはどうでしょうか。
他の犬用ケージと異なり、格子部分も木製で横向きのルーバータイプ。バーがスチール製ではないだけに、ぬくもりのある家具調ケージに仕上がっています。
明るいフローリングタイプのリビングに置きたくなるケージですよね。(天井がないので、サークルと言ったほうが良いかもしれませんね)
3-8. サークルの中にもリラックススペースを確保したい
アイリスオーヤマ 折りたたみ ペットキャリー FC-670
第三の選択肢としてクレートがあります。
クレートの良い点は、キャリーケースとしても活用できる点。とはいえ、サークルと併用、サークルの中に設置し、プライベートな落ち着ける場所を提供するといった使い方も。
この折りたたみケージは、一般的な布製ではなくスチール線材を併用したハードケース仕様。普段は、サークル内のプライベート確保場所のクレートとして、お出かけの際はキャリーケースとして活用できます。耐久性もバツグンですよ。
普段からクレートとして使い慣れておけば、病院や旅行などの外出時でも犬はクレートの中で落ち着いて過ごすことができますね。
3-8. とにかく、トイレのしつけ第一優先でケージを選びたい
ペット 折りたたみ ケージ ペットケージ 猫 小型犬
迎えたばかりの子犬にトイレのしつけは必須です。
そんな迎えたばかりの子犬の粗相や部屋のおしっこの飛び散り二悩む飼い主さんには、トイレ時の汚れの飛び散りを防止するハーフカバー付きのケージをおすすめします。
カバーの高さも高いのでトイレのしつけに困っている方におすすめです。
出入りが簡単なスロープドア仕様で、段差を怖がる愛犬に優しい作りとなっています。
4.まとめ
今回は小型犬用のケージを選ぶ際のポイントや、目的別ケージのおすすめ8種類をご紹介しました。
小型犬にとってケージやサークルは、ともに安心できる場所を確保し落ち着ける居住スペース。
サイズを確認するのはもちろんのこと、性格や特徴なども考慮しながら愛犬が快適に過ごせるケージを見つけてあげてくださいね。